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保育園の担任の先生に「推しバレ」した話。

推しの芸人とは


唐突に告白して申し訳ないが、私の推しの芸人さんは、ハブシセンちゃんねる小田島太郎さんだ。ちなみに泣く子も黙る吉本興業所属だ。お顔は神が大切に細部まで緻密にお創りになられたことが分かるので是非ググってって欲しい。私が付き合ってきた歴代の彼氏たちのいいところだけをつまみ食いし、凝縮したようなイケメンがそこにはいる。

そしてyoutubeではチャンネル登録してほしい。動いている小田島太郎さんは宣材写真よりもずっともっとイケメンだ。いつか500万人の登録者を抱えてカリスマになるまで私は推し続ける。

ヒミツのライブ

つい最近のことである。
はっちゃんねるのはつださんとハブシセンちゃんねるの小田島さんが中心となって行ったリアルイベントが東京であった。
ゲストはなんとあのターシーさおぴかちゃんねるのターシーさんとつぼみ大革命の岡本りんちゃんが出る豪華な布陣だった。

そのためにクラウドファンディングを行い、私も微力ではあるが1口応援させてもらった。その返礼品がお2人のポケモンGOにおける名言が書かれているTシャツだった。背中には出資者の名前(HN)が入れられていて文化祭を思い出してしまう。文化祭にはいい思い出もヤバい思い出もある。それはまた今度書きたい。

私はそのTシャツを普段着のように当たり前に着ている。
あの日はそれを着て息子を迎えに行った。
普段は他の保護者がいるので、掲示板をチェックしたり最低限のことしか話さないが、珍しく私だけが迎え待ちをしていた。

息子の通う保育園の先生にyoutubeのHNがバレた日

担任の先生が、その日の息子の様子を一通り話してくれて、耳元に口を添えて小声で「…ところでお母さんってもしかして、クワッスのカナさんですか?」と聞かれた。全身からブワッと変な汗が出た。スマホにはクワッスのシールと小田島さんとの2ショットの写真を入れている。

しかも首から下げていて丸出しだった。完全にネタは上がっていた。
「…はい。クワッスのカナです。」白状するしかなった。悪いことをしている訳ではない。しかも息子の保育園の用品はポケモン柄でほぼ揃っている。食事の時のお箸ケースからお昼寝布団に至るまでピカチュウ柄。靴下も日替わりでポケモン、お昼寝パジャマはリオルとルカリオ。水着もゼニガメ。言い逃れ出来ない程の物的証拠、よくぞここまで揃えたなと思うほどだ。

「ここの保育園ポケスト入りますよね」と笑う。
「ちょっと前にコレクレーの動画でお母さんらしき人見かけてもしや…?」「しかも小田島さん推しでしょ!」うんうんと頷くと、「そうと思ってたんです」と笑う。聞けば先生はTL50のガチ勢だった。

先生ははっちゃんねるの方をメインに視聴されていて、コミュディの日にはチューハイとビールを交互に飲みながらチーズとカルパスをツマミに家でおこうポケ活するのが好きだと言っていた。なんだか知ってはいけない一面を知ってしまった気がする。
保育士さんだって人間だ、家でも絵本や手遊びばかりしているわけがないとは分かっていたにも関わらず、突然の飲酒ゲーム宣言には一瞬たじろいだ。でもこの一件で先生との絆は強固なものになった気がする。

小田島太郎さんのことを推している自分がいる

学生時代に好きな人がいたらつまらない学校生活も楽しくなった経験は誰しもあるはずだ、だが私はもう既婚者だ。恋やましてや浮気は断罪される。でも推しは犯罪に抵触しないと宣言したい。めっちゃピュアな気持ちでうちわを振るジャニオタの気持ちが分かった。

とにかく私の推しは小田島太郎さんだ。
激推しだ。夕食の片づけをしている時に、ゲーム生配信が始まろうもんなら、家事している時はせめて耳だけでもと思い、すぐにワイヤレスイヤホンをつなぐ。コメントも時々するし名前を呼んでもらえるだけで幸せだ。ちなみにハブシセンちゃんねるでは最近、スーパーチャットのことはお布施と呼んでいる。クワッスのカナと認知されているだけで嬉しい。

私はゲームが下手くそでswitchを息子に奪われろくにプレイ出来ないのに、小田島さんがやっているからという理由でモンハンライズを買っちゃうほどだ。

まだお布施(スーパーチャット)をしたことはない。やり方が分からない。調べてやってみたいと思うが、ハマりそうで怖いので調べないでいている。
無職からのお布施はさすがに小田島さん(神)も困惑するだろう。

はっちゃんねるのロケ動画から見つけた

そもそもなんでこんなにハマったのか。
小田島沼にはまりもう3年くらい経つ。
推しを見つけたのははっちゃんねるのロケ動画だった。

妊娠を気に仕事を辞め、産科医の指示の元「歩こう」とポケモンGOをインストールしていたことを思い出し、私は復帰勢となった。
そしてはっちゃんねるを妊娠中に見ることで、家でポツーンと一人でいる孤独感を癒してくれた。仕事を辞め、子どもを腹の中で育てている時、ちゃんと産めるのだろうか…?と、日に日に大きくなるお腹を見てはふと不安に襲われることも多かった。
そんな中、毎日12時頃動画がUPされるのが楽しみだった。そうするうちにポケモン友達が増えて行ってレイドアワーでいつも顔を会す近所の人とも交流が持てるようになった。

動画の中でひときわ明るくて「エイエイ、エイパムー !!」とポケモンに関するネタを飛ばす小田島さんに夢中になった。その時近くにいた小学生がバッと振り返ったらしい。そうなるわな。
あの頃はまだ、ハリーさんとニキさんといってらっしゃいBOYさんも出ていた。リアルイベントの動画も少しだけだが、残っている。関西で開催されていた、行きたかったなぁと今でも思う。

確かポケモンのここが好き!を語るというコーナーがあり、小田島さんの番が来て「ポケモンの映画で、ルカリオが(中略)…」とあらすじと結末まで語っている時に、突然言葉に詰まりうつむき泣いてしまった。思い出し泣きしている姿を見て、本当に純粋な人なんだと思った。キュンとなった。多分会場の半数以上がキュンとしたと思う。みんなのアイドル小田島太郎さん。

今回のクラウドファンディングの中の返礼品に、「30万円ではつださんと小田島さんと一緒に全国どこでもポケ活出来る券」があった。とんでもない話だが、ダメ元で夫に相談しようかと思ったが、いよいよ妻の気があちら側に逝ってしまわれたと思われたくなくてグッと堪えた。1万円のTシャツ+当日のライブ視聴券(オンライン)をGETするにとどめた。10万ならギリ相談したかもしれん。

Tシャツの件も、昼間に確認した時には無かったのに、夕方の集配で集合ポストに押し込まれていたため、夫に見つかった。「なんか吉本興業から届いてたよ、またラジオの懸賞かなんか当たったん?」と何の疑いもなく手渡してくれる。

私はラジオとポットキャストでよく懸賞に当たる。先週は1本300円する野菜ジュースが8本届いた。夫婦で分け分けする。その前の週はオーバーザ・サンから1万円のトップス(よそ行きの綺麗めな感じ)を引き当てた。毎週のようにステッカーも届く、謎に運がいい。思い当たる節としては、息子が怪我をして救急搬送された時神頼みをしてから、なんとなく習慣になってしまったのだが、月に一度家から一番近い大きな神社を参拝している。それくらいだ。

話は戻って、はじめは自分のクラウドファンディングは私の隠し口座から支払うので、シラを切りとおすつもりだったが、「ううん、買ったの。応援してる芸人さんのライブの視聴券とTシャツがセットだった」と正直に報告した。そうなんや~で済んだ。値段は聞かれなかった。ホッ。クレカの明細書は私が管理しているので大丈夫だぁ。

コレクレーの箱お配り会in大阪城公園噴水広場


それにも理由があった。
大阪城公園の噴水広場前でコレクレーの箱のお配り会と称してはつださんと小田島さんに会う千載一遇のチャンスがあったのだ。
頼む~!!それに行きたいよぉ~!!と夫に懇願した。
「アンタ、大概なこと言ってまっせ」と最初は電車で1人で行けよと言っていたのにも関わらず、当日は息子も連れて高速道路をぶっ飛ばしてくれた。

「調べたら森ノ宮のキューズモールが近くにあるから、そこで息子遊ばせて待ってるわ」と言い、キューズモールから会場に向かう足取りは軽かった。幹線道路が通っているため、ナビよりも距離がある。若干迷子になりながらも、道行く人にスマホの地図を見せたら「ここの地下道びゃーっと言ってスッと上に上がったら噴水見えてきますわ」大阪の人は優しかった。住んでいたこともあるくらい好きな都市だ。ちなみに住んでいたのは天六と天満の間、天神橋筋六丁目商店街が徒歩圏にありセンベロな居酒屋の密集地。国家試験を控えていたのに辛い立地だった。

夕暮れの中、いつもスマホの画面の中にいる大好きな芸人さん2人の声が聞こえてきた。声がおっきい。存在感がすごい。
しかも近づくにつれて、小田島さんが私に気づいてくれ近づいてきてくれた。
緊張して何も話せなくなると思ったが、割と話をした。当日着て行ったのははつださんが昔撮影の時によく着ていたグラニフのジャケットだった。
小田島さんもはつださんも気さくでエネルギーがすごかった。吉本の芸人さんはこんなに強いのか。戦闘力がヤバかった。DBのフリーザーは1億2000万くらいだったっけ?それを超えていた。多分5億くらいあった、桁違いやん。

小田島さんを前にして「実は私SV持ってて、コレクレーの箱持ってるからただ2人に会いに来たくてました。」と伝えることが出来た。震える手でお2人にファンレターを渡し、めちゃ可愛いマネージャーさんに何枚も写真を撮ってもらった。これこそわたしにとっての宝箱だった。

こんな素晴らしい企画を思いついてくれて本当にありがとうございました。会いに行けるアイドルならぬ、連携してくれる芸人、はつださんと小田島さん。SVにこの連携機能を付けてくれたポケモンを作ってくれた人にも感謝していた。

大阪万博のあの、みゃくみゃくのマンホールのポケストを5回くらいまわしてお別れした。名残惜しいが、長居すると帰り道で息子がおねむになってしまう。

キューズモールでの息子と私と夫。都会に大興奮。

キューズモールに着いた時、ふわふわのドームで、裸足でボインボインとはしゃぎまわる息子がいた。「帰るでぇ~」と言って駐車場に向かおうとすると、夫が「1Fにカルディあるやん!」と指を指し興奮する。
「よし!籠を2つ持てぇ!なんでも好きなもの入れろぉ~!!気になるやつを右から左まで全部入れちまえ~!今日は特別や、なんでも買ってヨシ!」と推しに会った直後の興奮状態のままの妻が言う。息子もママの推しーズハイの雰囲気を察したようで子供向けの海外のお菓子を胸いっぱいに抱えて持ってきた。いい趣味してんな、素晴らしい。支払いはカードを切った。

いつでもだれとでも連携するようにswitch持参していた時期

話はポケモンに戻るが、私は当時、近所のプレイヤーにコレクレーの箱配りおばちゃんをしていた。友人はもちろんのこと、レイドで出会った初対面のおばちゃんやおじさん、コミュディで話した人、みんぽけで黄金ルアーの会の時にも、switchを持っていき子どもには親に聞いてから連携して宝箱を開けられるようにしていた。そのため、どんな機種でも設定から連携まで出来るようになっていた。

毎朝いちで出る伝説タマゴに集まるグループがある。そのメンバーにも連携しまくった。機種が古いAndroidとは、なぜかうまくいかない、出来る日と出来ない日もあった。みんな大人なので出来たらラッキーくらいに思っていくれていたので全員個体値100が出るまで連携しようを合言葉に頑張っていた。キラにはなるのだが、100はなかなか出ないのだ。最近は朝が早くなりすぎて、逆にその時間には帰宅していてなかなか参加できていない。

あの時、こんなに頑張れたのははつださんと小田島さんのおかげだと思っている。
芸人さんは笑いという強い感情を揺さぶってくれて力をくれる。
ずっと応援していたい。

これからのこと

これからもゲーム配信やロケ動画で活躍する姿をみるのが楽しみだ。
だけど、10年後の8月もyoutubeでまた出会えるだろうか。(元ネタ分かる人同世代)
ハリーさんはご結婚を機にはっちゃんねるへの出演がパタリとなくなってしまった。寂しいかぎりだった。
でも最近はモンハン配信の時に小田島さんのちゃんねるに出てくれる。
ニキさんは一般企業に就職してそれ以来その話題に触れることは出来なくなったが、はつださんが一度だけ何かのコミュディの日に「〇〇の番組の編集のクレジットに載っていた」と話されていて、頑張っていることが分かって嬉しかった。

考えたくないが、もしも小田島さんがyoutubeを卒業してしまったら…?
年齢的にも同棲している彼女さんとご結婚する日が近いかもしれない。
もしかしたら一児の父になるかもしれない。
バチクソ可愛い赤ちゃんが産まれるに違いない。リアル小田島KIDSが爆誕するかもしれない。

はつださんも数年前に父になっている。(息子と1歳違いだったはず)でも毎日更新してくれている。そこに希望を持てる。だけど確実に時は流れている。終わりの日を考えるだけで気持ちが沈んでしまう。ずっとずっと推していたい

私は某アイドルグループが活動休止する度に、抜け殻のようになり仕事も手が付かない友人たちの姿を見てきた。「解散」というと今でも「違う!休止なのよ!」と言う。熱量がすさまじいが時がすべてを癒し、別のアイドルに推し変することで生き返る姿を何度も見てきた。

あなたの推しの芸人さんは誰ですか?
そしてその人はあなたに元気をくれていますか?
きっと幸せをくれていると思います。いつまでも推させますように。
心からそう願っている。

#推しの芸人

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推しの芸人

無印良品のポチ菓子で書く気力を養っています。 お気に入りはブールドネージュです。