りょう。

30代既婚女性 誰にも言えないような話を堂々と…書き残そう。

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4回生春。性被害その後。

春が来て私たちは4回生になった この期間は授業がない もう勧誘活動などはほぼ下級生に任せていい 射場で射っているのを見せればいい * 2週間に1度の通院へ行く 薬を変えてもらった 睡眠薬を少し深く眠れて長く効くものを 安定剤も頓服が増えた カバンに入れてバイクで下宿先へ戻った 体調は前よりは安定している バイトも普通に行けている …あとは夜眠れるようになればよかった 不眠がこんなに辛いとは思わなかった * 「ただいま〜」 「おかえり」 「薬変わった。ちょっと

    • バイクで転倒して小指の骨が見えた

      私は毎年団体戦の時期には 碌に弓を引ける状態になかった 個人戦では何とか結果が出ている それがなかったら救いようがない * 大学3回生の春前(ギリ2回生) ちょうどこれくらいの時期になると思いだす バイクで転倒して指の骨が見えた 私は今も左手の小指が少し歪なカタチをしている 爪は綺麗に治らなかった 斜めになっている あと少し感覚が鈍い 左手ではよく物を落としてしまう 10年経ってもこんなもんかと思う 最近よく思うのだ 再建手術って大切だと言うことと 親に隠し事をしない

      • 性被害②その後の話。

        あの地獄のような話合いから数日間 私は少しの休みをもらった 持病の悪化という事で後輩たちには説明された 体調を見ながら自主練には出れる時に出ることになっていた 睡眠薬と安定剤のせいかいつもボーッとしていた Hくんは「何も考えないで過ごせ」と言ってくれた 昼間授業がある時だけは一緒に行った 少人数のゼミでもウトウトしてしまう 教授に「どうしましたか?」と聞かれて 「すみません、昨日急にアルバイトが夜勤になってしまってそのまま来ました。失礼しました、気をつけます。」とシレっと

        • 3月、いつも通りが愛おしい

          3月は去る。 言葉通りにあっという間に終わった 雛祭りを息子の保育園で思い出す 紙で作ったお雛様を大切そうに抱えていた 見せてと言うと誇らしげに差し出された お雛様の目元が特徴的な睫毛で描かれていた そして隣のお内裏様の方を向いている 「これ、パパとママ」 私がよく夫を見ているのを感じているようだ 夫は基本的に無口で観察している * 息子の紙ヒコーキブームが終わったらしい 半年くらい続いた 捨てるのが忍びなくて開いては再利用していた 毎日3つくらい持って帰ってきていたの

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          幸せな空間

          先日、また同級生同士が結婚した 新郎も新婦も友達だ 新婦側から招待をしてもらった コロナ禍を乗り越えて会場で行えるのは 本当に久しぶりだ 大学時代の友人で友人席はほとんど顔見知り 新婦の方に至っては実家が近所のため 幼馴染と言ってもいい 学校は高校以外は同じだ * 三十路を越えてみんな大人になっている あちらこちらで思い出話が聞こえる なんかシュッとして見える 私はみんなから丸くなったと言われる 「性格が?シルエット?笑」と言える時点で丸い 新郎側もほとんど顔見知り

          幸せな空間

          私と夫の役割、家庭を回すのは大変だと

          我が家の家事分担は少し不思議だ お互いに出来ることと苦手なことを補い合う 今日できることを明日しないせっかちな私と 明日できることを今日しないのんびりやの夫 以前はフルタイム夫婦2人で不規則勤務の私 それでも家事は10割私が担っていた 当初夫は本当に何も出来なかった 40年近く実家で暮らして仕事一筋の男で姑も家事をさせることがなかったからだ その関係性に変化があったのは長男を妊娠した時だ つわりも重く仕事も辞めることになった 1日中ベッドに転がって3日ごとに産院に点滴を打

          私と夫の役割、家庭を回すのは大変だと

          夏合宿(3回生)ミロのヴィーナスの誕生

          ※今年もバス酔いして倒れてます。苦手な人は読み飛ばしてください。 今年は私たちがしおりを作り民宿に予約し、練習場を貸切にして、練習メニューを組むことになった。千本射ちをしたいというなかなか根性のある下級生がいた。 もちろん夜行バスの手配もする。 今まで先輩に甘えていた分、想像以上に各方面に連絡するのが大変だった 加えて私は満足に身体が動く状態じゃなかったので、事務面とお金の管理面はほぼ任されていた。こんな時くらいは役に立ちたい * 私は合宿に不満が少しだけあった。 男

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          ロビンフットの真実

          ロビンフットのことは都市伝説だと思っていた 先輩が達成した時、あ、ホントに出来るんだ。 それが第一印象。 3回生の春頃のことだった ソレは全体練習も終えて自主練の時に起きた 前触れもなく突然に 自主練は歩いて矢取りに行くので私もみんなと歩く 50mを射っていた 前後に後輩を挟んで頼まれた時には、射形を見ながらの練習だった 私は数週間前に矢を全替えしたばかりで何となく機嫌が良かった 矢羽は相変わらず赤を一枚入れたものの残り2枚は黄色にした 黄色は的に当たった時見えやす

          ロビンフットの真実

          かぼちゃの茶巾絞りの秘密

          私が同棲していた彼に口癖のように 「野菜を食べなさい」と言うようになったのは ちゃんとした訳がある 彼がまだ1回生の頃、栄養失調で倒れたからだ 授業の空き時間の練習で彼と同じ学部の部員から聞いて知った 偏りすぎた食事をしていたら倒れたそうだ 気になって電話をかけた 「体調どう?」 「病院でビタミン剤とかもらったから大丈夫」 「まだしんどい?」 「動けない」 「分かった、困ったら連絡して」 「ありがとう」 短い会話だったがとても弱っていて 心配でならなかった その日

          かぼちゃの茶巾絞りの秘密

          夫と映画と私。

          夫の趣味は映画だ 月に2度程行っている その日行く前にタイトルを聞くものの私は秒で忘れる。洋画のタイトルは覚えられない。 もちろんキャストは同じ顔に見える。イイハゲと悪いハゲの見分けもつかない。たまにイイハゲが裏切ったりするからさらに分からない。 ちゃんと判別できるのはハリーポッターくらいだ。それでも後半になってくると怪しい。双子の見分けは不可能だ。ハリーとハーマイオニーは分かる。ロンは変化しすぎて驚いた。 * 夫が映画に出かけている間は、私はその間アマプラでアニメや

          夫と映画と私。

          知り合いからの性被害。あの判断が正しかったかは分からない。だけど精一杯もがいた当時の記録。

          ① 私は性犯罪のニュースを聞くたびに心底 嫌悪感を抱く 今もそれは変わらない 子どもの頃から道を聞くふりをして股間を見せつける露出狂にたびたび遭遇し、性液をかけられ車で連れ去られそうになったこともある。 幼い頃、親が異常なまでに心配し私の髪は男子のように短く切られ、スカートは禁止。 ピンクの衣類も捨てられてしまった。 そして父も通う空手と柔道と剣道を習う訓練所のような場所で兄と共に本格的に鍛えることになった。 内気でおとなしかった性格は、みるみる変化し元々良かった運動

          知り合いからの性被害。あの判断が正しかったかは分からない。だけど精一杯もがいた当時の記録。

          公式戦【シングルラウンド】

          平和な日々が終わる前に遠距離の大会(2回目)に出た 今年は今後のためにも女子の後輩を2人くらい出場させたくて外部の練習場に一緒に行き少し練習したが、力が足りずポンド数をあまり上げられなかった。長距離には不安定の為、断念した。 私は基本筋肉ゴリラなので2回生から40ポンドを引いていた。男子がポンドアップする前より少し重い具合だ。 なので選手は圧倒的に男子が多い大会でもある。 * とにかく矢取りに行く距離が長い。 看的で他校の選手と点を相互に記録し合う。 70m.60m

          公式戦【シングルラウンド】

          新人戦終了後、飲み会で全てバラされる話。

          今年も秋の新人戦が終わった 誰も入賞できなかったがみんなよく頑張っていた 2年前の私はあれだけ真っ直ぐに頑張れていたのか。今年の新入生は眩しかった。 終わりのミーティングで上級生全員が話しをする。話す人の方をジッと見つめてくる、それだけでもう胸が苦しい。そんな澄んだ目で見ないでと思う。 学年の若い順からなので私は最後から2番目だ。 「それぞれよく頑張ったと思います。しんどいこともたくさんあったと思うけどみんな偉かったです。怪我もなくこの日を迎えられて何よりです。今日を境に

          新人戦終了後、飲み会で全てバラされる話。

          3回生春。新入生には怒らない、とゆうか誰に対しても怒りという感情がなくなった。

          バス通学にもかなり慣れてきた いつも通り待ち合わせをして隣に座ってくれる 毎朝「体調大丈夫か?」と過剰なほど心配される 「大丈夫よ。ありがとう。」 「最近酔い止め飲んでんの?」 「実は飲んでないんだよね」 一応酔ってからも効くものは常備している 「あと、的を見ても、視界がぐにゃぐにゃしないようになったんだよね」 薬があってなかったのかもしれない 確実に良くなってる 「久しぶりに全体練も出れそうやな」 「うん、やっと行けそう。 気になってたんだよ。新入生」 「あ〜…見

          3回生春。新入生には怒らない、とゆうか誰に対しても怒りという感情がなくなった。

          些細なことからすれ違ってぶつかり合う(1年の夏の終わり頃)

          3回生になり諸事情あって毎日一緒にバス通学する彼と1回生の時に大喧嘩した。 すごく子どもだった 些細なことで思いきり喧嘩して 怒られて呆れられて泣いて仲直りして 思ってた以上に大学生って幼かったと思う あの日のことは今も残る傷跡に触れれば わりと鮮明に思い出せる * 1年は用具の管理を覚えると言う意味も込めて 定期的に弓具検査をされる そのあとに備品の補修をやるために 雨風を凌げる建物の下で集合した 的の補修は1回生の仕事だ だから男子と女子合同で弓具に不備がないか

          些細なことからすれ違ってぶつかり合う(1年の夏の終わり頃)

          地獄のバス通学と痴漢と腹痛。とにかく身体のあちこちがおかしくなった時。頼りになるのはやっぱり同期のアイツ。

          ※めっちゃ吐いたりしてます。 苦手な人はブラウザバック推奨。 3年の春 無茶苦茶体調が悪い 常に吐き気がする 別キャンパスで休んでいると もうすぐ付き合うseason2に話しかけられる 「おっ!久しぶりやん」 「時間割みたら俺と結構被ってるのにキャンパスにもバス乗り場にいないからどうしたんかなー?って気になってさ」 「なぁ、なんか痩せた?顔色悪いよ、チョコ食べな〜」 「食べれない」 「なんで?」 「食べると、しんどくなるから」 「どういうこと?」 * 時間割

          地獄のバス通学と痴漢と腹痛。とにかく身体のあちこちがおかしくなった時。頼りになるのはやっぱり同期のアイツ。