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胃の痛みが消えるまで⑴

高校生の頃から、雪が降る前になると胃が痛くなることに気がつきました。母もそうだったので体質なんだなと思っていました。

大学生になると天気に関係なく胃痛がおきることが増えました。大学1年生の12月、胃の痛みで眠れなくなりしばらく我慢していたものの、ますます痛みが増していったので、当時住んでいた学生寮の寮長先生にお願いをして、救急車を呼んでもらいました。

病院に到着してから、痛み止めの注射をしたようでしたが、一向に収まりません。首をかしげる医師や看護師。再度、注射をされました。痛み止めのおかげで、その夜はなんとか眠ることができました。でも原因はわかりませんでした。

就職してからも度々胃の痛みに悩まされました。胃のレントゲンを見ても異常がなく、わけがわからない状態でした。大○漢方胃腸薬やキャ○ジンをのんでしのいでいましたが、原因や正しい対処療法がわからないままで不安な日々を送っていました。

結婚して下の子どもが幼稚園に入った頃、ママ友に鍼灸院を紹介されました。子どもの長引く滲出性中耳炎に悩んでいることを打ち明けたら、「今から鍼灸院に行くけど、一緒に行ってみる?」と誘われました。鍼灸院の先生は、今、カラダがどんな状態か、カラダがどのような方向に回復して行くか、日常生活で心がけたいポイント、どの食べ物がカラダにどう作用するか、など丁寧に解説してくださいました。耳鼻科に通い続けてもなかなか治らなった中耳炎が、その鍼灸院に数回通ったら治りました。

突然やってくる胃痛に怯えていた私も、先生の治療を受けてみることに。すると治療を受けている最中に、胃が動き出す様子がわかるのです。施術後は、カラダが軽くなり、お腹が空く感覚が気持ちよかった。ご飯を美味しく食べることができる感覚に救われた気持ちになりました。

次の不安要素は、胃痛がおきた時に、予約が取れるとは限らないということでした。定休日もあれば、天候が悪くて行けないこともある。先生の自宅兼治療院は、自転車で行くのがいちばん楽な場所にあるのです。予約が取れない日もあると、自力でカラダを立て直す術を身につけないと、ずっと他人任せになってしいます。これまでの人生で、誰かに治してもらえるからと、自分のカラダの傾向を知ろうともしていなかったし、なんとかしたいと思いつつ、どこに私が望むやり方があるのかを本気で調べていなかったのでした。

ここからカラダを立て直すことができた講座に辿り着くまで、何年もの時間がかかりました。子どもたちが学校との関わりで心に傷を負って、二人とも抑うつ状態になり、下の子は学校に行くことをやめてしまいました。

子どもたちの状態をなんとかしたい一心で、スクールカウンセラーの元に通ったり、メンタルクリニックに通院して相談をしましたが、根本的じゃないなと感じでいました。その頃になると、私もようやくスマホで検索することに慣れてきたので、いろんな人のブロブを読み漁りました。その時に私のココロを掴んだのが、潜在意識の世界観のブログでした。「親と子は潜在意識で繋がっている。子どもを変えようとするのではなく変わるのはお母さん自身。お母さん自身の我慢を手放そう。自分がどう思って、どう感じるのかを一緒にみて行きましょう。」やってみたい。震える手でまずはお茶会に申し込みました。これが私の自立への第一歩でした。

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