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悩んだとき、絶望したときに思い出す。沼津でコーチングをする彼のこと。

あなたは、困った時すぐに人に悩みを打ち明けられますか?
私は、できません。


困れば困るほど、抱え込んでしまう。よくないですよね……。軽いうちに吐き出したほうがいいし、解消する手段を見つけないといけない。そんなこと、頭ではもう十分にわかっているのに、それが上手にできなくて。

そうして誰にも何も言わないまま勝手に耐えてしまい、膨らんだ風船が破裂するかのように、絶望したり、怒ったり。そういう自分が嫌いです。でも、人というのは、自分であってもそう簡単には変われなくて。

……という感じで、めんどくさい側面を持つ私ですが、どうしても困った時、誰に相談する? 


と考えたら、頭に浮かぶ数少ない友人の一人が「もんさん」こと「赤松もんざえもん(本名は赤松翔さん)です。


この記事は、私のように人に悩みを打ち明けるのが下手な人に贈ります。


少し長いのですが、どうか時間をください。もしよかったら最後まで読んでみてください。この記事を通して、「もんさん」のいい意味での馴れ馴れしさ、居心地の良さが伝わると嬉しいです。




私と「もんさん」

もんさんは、サイボウズで働くかたわら、静岡の沼津にてコーチング活動も行っています。

私がもんさんに最初に会ったのは、2018年。大阪のとあるセミナーにて。私も彼も、ライティングを学びに来ていました。

もんさんは「僕は阪急沿線の上新庄に住んでいるので、阪急電車と同じあずき色の服で来ました!」と自己紹介で微妙な(失礼!)笑いを生み、セミナーの休憩時間では、私含め全員に挨拶してました。

近しい人にはバレていますが、私もよく喋るけど、そこまでフレンドリーではない。だから、全員に挨拶して回るもんさんがすごく印象的でした。

堂々としてハキハキ喋るし、フレンドリーな人。それが第一印象でした。



少し月日が流れて、2018年、私がコミュニティマネージャーを務める、クリエイターコミュニティ前田デザイン室(現:マエデ)のメンバーとして再会しました。

マエデメンバーとして、グッと距離が縮まったのは、私が編集長を務めた雑誌『マエボン』の制作にて。

『マエボン』販促イベントにて、左から2番目が私、一番右がもんさん


吾輩はどうしても紙の本を作ってみたいのである。でも経験は無い! と、言わんばかりに熱意のみで突っ走っる癖のある、危なっかしい私を強力にサポートしてくれました。もんさんは、編集プロダクションで働いていたことがあるし、その頃は印刷会社で働いていたから、雑誌制作のノウハウがあったんです。

マエボン制作を振り返って、サイボウズ式の記事にて

マエデに入って日が浅かった頃のもんさんは、最初のセミナーで会ったときよりも堅苦しいというか、仕事っぽいと言うか、緊張してて。打ち合わせでもめちゃくちゃ会議してる! って感じだった。

それが変わったきっかけはマエデの室長であり、私の上司でもあるデザイナーの前田さんが「赤松さんって、いつも結論から申すよね」とボソッと言ったとき、チームメンバーがどっと笑った。前田さんは、そういう人の癖とか本質を見抜いて面白く伝えるのがうまい。関西人特有の「いじり」にも近いかもしれない。


もう少し距離が縮まったとき、前田さんは、さらに踏み込みます。マエデは、もともとあだ名で呼び合う文化があるんですが……、

「赤松翔」って名前なんだ。翔っていうか、“もんざえもん”ぽいといよね……。

左:私、真ん中:前田さん、右:元マエデメンバーの土田マミさん(マミさんのnoteより画像お借りしました)

ここでまた笑いが起きる。冒頭から「もんざえもん」だの「もんさん」だのと呼んでいたり、彼のビジネスネームが「もんざえもん」なのはこのやりとりがきっかけなのです。

繰り返しますが、マエデには、あだ名で呼び合う文化があることと、愛のあるいじりなのです。それが前田さんらしさであり、それを美味しいと思って受け入れて生かすのがもんさんなのです。

そこから先は、クリエイティブ面というより、チームビルディングにおいて彼を頼るようになりました。


もんさんのいるところに「人の輪」あり

2020年4月、私は、マエデを運営する株式会社NASUに入社しました。これまでは、ただマエデが好きな熱意ある人でしたが、それを運営している会社の人間になると、立ち位置が変わってくるわけです。

その自覚伴わず甘かったので、いろんな人に迷惑をかけました。一言で言えば完全に実力不なのですが、当時に私に言わせれば、コミュニティマネージャーの立場の重たさに疲れを感じていたんだと思います。

そんなとき、もんさんのいるところに目をやると、人の輪ができるし、人をまとめて支えてくれる。

当時のマエデのとあるzoom会にて、上段真ん中:私、中段真ん中:もんさん

動物は、心を許すとお腹を見せることで信頼を示しますが、もんさんがまさにこれ。誰にでもいつでも、お腹を見せてることができる。それが彼のすごいところなんですよね。私は、これがとても苦手で。冒頭で書いた通り、お腹を見せられる人が果たして何人いるんだろう? と思うほどです。

私はいつしか「コミュニティの人間関係で困ったら、もんさんが助けてくれる」と無意識に頼っていた側面があったように思います。


そこからもう少し月日が流れ、2022年の5月、もんさんが「前田デザイン室を退会します」と、手紙と共に報告に来た。私は、おいおいと泣いた。その時、酔っ払っていたから。いや、シラフでも多分泣いてた。

そんなの困る。私は困る。ずっといてくれると、勝手に安心しきっていたからかもしれない。

本気でやりたいことができました。
だからこそ、前田デザイン室を辞めます。

手紙には、そう書かれていた。気づいたらもんさんは、印刷会社からサイボウズに転職して、東京に引っ越し、また気づいたら静岡の沼津に移住したとか。しかも毎日なんだか楽しそう。


なんで沼津なの?
どうしてもやりたいことって、なんなの?

そういえば、いろいろわからないまま話ができたなかった気がする。そんな時にもんさんが私に取材を依頼してくれたので、もんさんの住む街、静岡の沼津を訪れました。


2023年秋、静岡沼津にて


沼津にて、もんさにんに再会しました。


(車で移動中の私と、もんさんの対話です。)


浜田:めちゃくちゃ久しぶりだよね!!  積もる話はたくさんあるんだけど、もんさんの今を届けるってことがテーマの旅なので……、なんで転職したんだっけ? しかも、大阪出身のもんさんが、なぜ沼津に? 


もん
:転職したのは、いろいろあるけど、一言で言うなら「できること」ではなく「やりやいこと」を仕事にするためです。

サイボウズに入った時、東京オフィスに出社しないといけないことが入社条件だったので、最初は東京に住んでいました。東京で感じたのは、当たり前の話ですが、人が多すぎて辛いなと。

人が多くても、サイボウズのメンバーとコミュニケーションを取るためなら、喜んで出社します。でも、コロナ禍で人がそんなにいなかったことと、サイボウズは、多様な働き方を推奨しているので、東京のオフィスに行く=コミュニケーションがとりやすいではないんです。

それがわかった時から「移住」の選択肢を踏まえ、住む場所から考え直そうと思いました。僕は、大阪の淀川の近くで育ったので、水辺、できれば海がある街がいいなと。

田舎すぎず、都会過ぎず、水を感じられて、東京オフィスにも時々行きたいからアクセスしやすい。その条件で調べたとき、静岡の沼津に行きつきました。

沼津にある日本最大級の水門「びゅうお」にて

浜田:なるほど。本業はサイボウズでキントーンのマーケティングをやっているんですよね? コーチングは複業? とはいえ、サイボウズの場合、多様な働き方ができるから、わりと本業だったりするんですか?


もん
:大体あってます。ただ、コーチングでマネタイズは、これからです。マネタイズしたとしても、あくまで複業として、本業でシナジーを持たせるための複業だと捉えています。これからご紹介する「茶通亭(ちゃつうてい)」の社長 植松さんは、僕のコーチングを受けてくださった方の一人です。

これから、コーチングの事業を拡大するにあたって、植松さんの声を記事にしてもらえたらいいなと思ってます。



(というわけで、静岡で100年続く老舗のお茶屋さん「茶通亭」へ向かいました。)


「馴れ馴れしくて、最初から居心地が良かった」


茶通亭(ちゃつうてい)に到着しました。

社長室に移動してお話を伺います。

ちなみに、出してくださったお茶がめちゃくちゃおいしく、器も素敵でした……!


ここから、もんさんのコーチングの様子を植松社長に聞きました。植松社長が、穏やかで物腰柔らかな印象です。

もん茶通亭の社長、植松さんです。僕のコーチングを受けてくださって、3ヶ月になります。


浜田
:今日は、よろしくお願いします! 植松さんと、もんさんはいつ出会ったのですか? もんさんはコミュ力おばけですが、とはいえ、社長が急に悩みを話そうとは思わないですよね?


植松:確かに(笑)。最初は、(23年の)7月に三島で開催された交流会で知り合ったと思います。僕ももんさんも参加してました。で、その交流会が終わったときに、もんさんが「何かやりましょう!」ってDMをくれました。


もん
:僕は茶通亭さんのことをネットの情報などで知ってて、きっかけがあれば、植松さんとお話してみたいなと思ってたんです。


浜田
:もんさんの最初の印象は覚えていますか?


植松
いい意味で馴れ馴れしいと思いました(笑)。でもそれは、居心地がいいってことです。

不思議と前から知っているような感じがしました。知人から、もんさんを紹介してもらって、彼のnoteを読み、人となりを知りました。同年代だし、今まで会ったことがないタイプで面白いなと感じました。

うちの会社は1909年(明治42年)創業で、僕は4代目の社長です。僕は今41歳なのですが、社長になったのは29歳のとき。先代である親父の病がきっかけでした。

だから、29歳から社長としての人生を歩んできたから、同世代の友達がいないんです。いや、いないことはないか。いるんだけど、やっぱりなんでも話せるわけではないので。そういう意味で、もんさんは最初から話をしていて居心地がいいと感じました。


浜田
:29歳で社長に! しかもお父様の病気がきっかけでの社長交代ということは、結構急ですよね?

植松:そうですね。急だし大変でした。社長になってから1年くらいの記憶が全くないくらい(苦笑)。それから、先代と僕は社長としてのタイプが違うので、同じことはできないってわかっているけど、そこを認めた上で自分がどういう社長として歩むのかを決めるのも大変でした。


もん:先代は、どういうタイプだったんですか?


植松:強いリーダーシップを持っているタイプでした、悪く言うとワンマンとも言えるかもしれません。しかし、会社の業績も伸びていたので、そのやり方があっていたんだと思います。

ただ、僕はそういうタイプではないんですよ。同じようにはやれないなと。だから、組織作り、品質管理、新しい企画に力を入れるようにしました。


もん:茶通亭さんと言えば、一見するとワインに見えるような洋食に合うお茶を開発したり、

日本茶の楽しみ方自体を提案する新規ブランドを作ったり。

画期的なことをされていますよね。あれは植松さんの代からですか?


植松:そうです。うちは、もともとギフト屋さんにお茶を卸す裏方の役割です。しかも、そのほとんどが冠婚葬祭で成り立っていました。

そういう構造だったので、コロナ禍は売り上げが大幅に減りました。ちょうどその頃、子どもが産まれまして。うちの会社は同族経営で子どもがあとを継いでいるだけですが、息子にこの状態であとを継がせたいか? と考えたとき、もっと目先を変えた商売をしようと思ったんです。


僕にとって「心の解毒時間」


浜田:そこからどういう経緯で、コーチングが始まったんですか?


もん:僕が、茶通亭さんの工場見学をさせてもらったんですよ。工場で作っていると言うから、いわゆる大量生産な感じだと思ってました。実際見学してみると、大量生産ではあるんだけど、工場の管理が徹底されていました。

温度管理は1度単位で気象などの条件を加味して見ているそうですね。大きなホテルにもお茶を出していると言うのが納得です。職人さん、そして植松さんのお茶に対する真摯な姿勢が伝わってシンプルに感動しました。

植松:ありがとうございます。その辺から、さらにいろいろ話をするようになったとき、もんさんが「僕コーチングをやっているんです」と言ってたので、そういうものがあるなら試してみようかなという、そんなに深くは考えずにお願いしました(笑)。


もん:最初は、悩みというより「どうありたいか?」についてお話をしたと思います。会社のことではなく、植松さん個人としてです。そうすると、結果的に社長としてやることが多くて、日々追われているという話になりましたね。


植松:そうです。40歳を超えると、この先の人生を考えるんですよね。仕事を頑張りたいが、下の息子はまだ1歳ですからプライベートも大切にしたい。じゃあ、なんでできてないのか? と考える整理をする時間をずっと後回しにしていたことに気づきました。心を解毒しているような時間に思えました。


浜田:解毒ってすごい!


植松:もんさんのnoteに「心の棚卸し」って書いていましたが、その通りだなと。整理整頓したら軽くなりました。

もん:ありがたいです。コーチングの回を重ねるごとに、植松さんの顔が、にこやかになっていく感じは僕もわかりました。


植松:社労士さんや先輩経営者の方など、相談する人はこれまでもいました。でも僕のパーソナルな部分を含め、違う視点からの意見と、心の整理ができるというのはかなり新鮮でした。


常にベストを、正解を、でなくてもいい


浜田:
なるほど。心の整理っていいですね。


植松
:はい。話し相手になってくれる時点で心が軽くなります。話をした結果、結論がでなくともいいんです。

もんさんとの話を振り返ると、話をして結論が出たとか、最適な答えを選べるようになったとかそういう変化はなかったと思う。でも、悩みを自覚するけど、早急に答えを出さない考え方もあるのだなというのを知りました。

もん「答えを出さない」ってのは、コーチングが目指すところが、まさにそれなんですよね。答えは、植松さんの中にあるはずなので。僕が答えを出すのではなく、植松さんが答えを出せるまでに対話を通して整理する。それがコーチの役割だと思っています。


植松:それが新鮮でした。経営者は、日々意思決定をして、ベストな選択をしないといけないという世界なので。だからこそ、急を要するものじゃないものは、正解は一つじゃない、すぐに答えを出さなくていいって考え方で物事を見ようと思いました。

僕は、話をするのは得意ではないので、うまく説明できなかったり、回答に詰まってしまうことがあるんですよ。それでもひたすら待ってる。そういう自分をわかったうえで、話を聞いてもらってるのがよかったです。


もん:いくらでも、待ちますよ!


孤独な経営者にコーチングは向いている


浜田
:じゃあ、具体的な悩みは控えますが、もんさんのコーチングを通して悩みは解決されましたか?


植松:それで言うとイエスとも言えるし、ノーとも言えるかも。


もん:えーーーー(笑)!!

植松:いやいや(笑)。解決はしているんだけど、さっきも言った通り、もんさんが解決してくれました!  というより、対話を通して解決できるようになっていたというのが正しい感じですね。僕が質問したら、質問で返されるんです。でもそうするうちに、もやが晴れて答えに気づくようになりました。

だから、経営者におすすめです。経営者は、孤独な生き物ですから。



もん:ありがとうございます……!



植松:東京はわからないけど、そもそも地方だと、コーチングとか、コーチの存在を知らないと思うんですよね。僕も「コーチング」って言葉は知っていたけれど、もっとお堅いイメージでした。

もん:それは最大の褒め言葉です。同じ目線でありつつ、経営者の方にも寄り添える存在でありたいなと思っているんです。


植松:もんさんを通してコーチング自体が広まるといいですね。それくらい、コーチングの可能性を知りましたし、なんなら僕自身がコーチングを学びたくなっている。それくらいにハマりました。


もん:そうそう、それを聞いてめちゃくちゃ嬉しくなりました。僕は、コーチング自体ではそんなにマネタイズすることを考えていないので。僕を通して、コーチングに興味を持ってもらえることは何よりも嬉しいです。


浜田:もんさんは、私にとっても大事な友人で、彼の今が気になっていました。今日は植松さんのお話を聞いて、もんさんがコーチとして経営者の方に寄り添っている姿を見て、勝手に私まで嬉しくなりました。今日は、ありがとうございました!!

(この日の夜は、植松社長、もんさん、私で飲みに行きました。コミュ力おばけもんさんの力と、美味しいご飯と、あと我々3人が同世代なので話が弾みました。)



キャリアの正解は、一つじゃない。


翌日。

もんさんが「僕、綾さんに沼津に来てもらったら案内したい箇所がいくつかあるので今日はそこへ行きましょう。」と言って沼津の素敵な場所をたくさん案内してもらいました。


そこでいろいろな人を紹介してもらうたびに思う。沼津には、パラレルキャリアの人が多い。


鉄工所だったのに釣りが好きすぎて自分で魚を釣り、

ゲストハウス兼、飲食店まで始めた「いろり坊」のご夫婦。


カフェやバーとしても利用できるチルアウトスペース(過ごし処)の「The Old Bus」を営みつつ、

自分達でリノベーションしてアトリエや自宅を作り、キャンプ場も経営するご夫婦。


「沼津で知り合った人たちを見ていたら、専門性を突き詰めないと生きていけないと悲観的になっていた気持ちがなくなったんです。生きる道はいくらでもあるよなって。いろんなキャリア経験があった方がその人らしさが生まれて魅力的だとすら感じるんです」と、もんさんが言う。


なんだって……。


もんさんって、いや、私もそう、我らジェネラリスト故に専門性に憧れるキャリアねじれ族だったじゃない。

もんさんがやたら楽しそうに見えるのは、沼津の人と美味しいご飯だけじゃない。もんさんはキャリアのねじれ問題から抜け出していたみたい。

もんさんは、自分のキャリアに悩んでいた時期があった。編集プロダクションにいたから、ライティング、校正、編集のことを知っている。印刷会社でも勤務していたから、印刷にも詳しい、デザインもできる。いろんな知識やスキルがあるからこそ悩み多かったのだと思う。


クリエイティブへの憧れ。


でも彼は今回きっぱりこう言った。「僕は結局クリエイティブな世界が向いてなかったんです」と。その時わかった。ああ、もんさんのキャリアのねじれは完全に取れたのだと。

聞けば、サイボウズでもチームワークに関するメソッドを研究する「チームワーク総研」という部署を兼務しているのだとか。それから沼津ではこうして経営者のコーチとして寄り添う活動をしたり、地元のイベントの運営をしたり。仕事も複業もコミュニケーションでチームビルディングをする人になってた。


キャリアねじれ族、卒業してるやん!!!


私は、どうだろうか。好きなことは書くことや編集に関することで、できることはコミュニティマネージャー的な、支えること。このキャリアのねじれをずっと抱えていて、なんとかくっつけようとしてて。今は編集やクリエイティブなことをがんばることで、糸口が見えた気がするけれど、未だぴったりくっついてるとは言い難い。


もんさんに先を越されちゃったよ! 負けていられない! 



この記事は、私が勤める会社NASUのクラウドファンディングのリターンの一つ「浜田が取材・執筆します」をもんさんが購入してくださったことにより実現しました。

リターンを買ってくれたこと自体も嬉しかったけど、この記事の取材・執筆を通して自己と向き合えたことが財産でありもんさんに感謝します。

「どんな記事がいいですか?」と聞いたとき「綾さんに書いてもらえるならなんでも嬉しい。せっかくだからお互いが幸せになる記事を目指しましょう」と言ってくれて、もんさんが企画してくれました。

私的なエッセイならさておき、仕事の執筆となると、私はnoteでも自分を出すことが下手です。自分の悩みを打ち明けるのが下手なこと、そんな自分が嫌いなこと、キャリアでも悩んでる、もんさんに会っていい意味でちょっと焦ってること。そんな自分のことは、この企画じゃないと書けませんでした。居心地のいい企画にしてくれた、もんざえもんの力を感じました。


世の中に優秀なコーチは数多く存在すると思います。でも好きな人の支えに本気でなりたいと思って、採算度外視で寄り添うコーチはそう多くないと思う。

コーチの技術を真摯に学んで、いろんなキャリアを経験して、キャリアのねじれに苦しんで、憧れをなかなか捨てられなくて、でも吹っ切れて今新しい道を歩んでいるからこそ彼にしかできないこと。


ただ、もんさんは、彼が本気で応援したい人だから、本気で変わりたい人、本気で相談したい人がいいかもしれない。


でも、だからこそ、誰よりも本気で寄り添ってくれる存在であることは私が保証します。もしよかったら、もんざえもんを頼ってみてください。


悩みをうまく打ち明けられないあなたへ。この記事を執筆して思ったのは、まずはそういう自分を認めることから始まるのだなと思いました。


この記事がnoteを通して読まれることで、私のような悩みをうまく打ち明けられない人が変わるきっかけになりますように。


もんさんが、新しい挑戦を始めたようです…! 柔軟な形でコーチングを受けることができて、支払いはギフトエコノミー(払って気持ちいいと心から思える金額、恩送り、モノ)なのだそう。詳細はこちらのnoteを読んでみてください。



撮影(茶通亭にて):髙木 隼人

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