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それはそれでいいんじゃない? 右肩下がり、少子高齢化、衰退、不平等。

なぜ世間は、右肩上がりにこだわるのでしょうか?

普通に考えて、日本は少子高齢化対策に失敗していますから、今後人口が増えることはあり得ないわけです。

人口=国力ですから、人口が増えない国が衰退することは自明の理ですよね。

それなのに、無理に「少子高齢化対策が必要だ」とか言っても、それは単なるお気持ち表明なだけで、何ら現実的な実行案がでてきません。

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そもそも、日本はもうオワコンです。

もちろん、かつて日本が高度経済成長期だった頃、その几帳面さと生真面目さで世界に通じる技術力を発揮していた頃は、これからも右肩上がりが続くのだとみんなが信じて疑いませんでした。

それが、今ではどうでしょう。

産業は空洞化し、日本をけん引していたものづくり企業は軒並み外資傘下に。新たなイノベーションは生まれず、それを研究するための資金投入も行われない。団塊世代の社会医療費だけが年々膨張し、税金や社会保険料の負担率は上昇する一方。

こんな時代に取り残された意思決定しかできない集団に、未来があるとは思えません。

僕でさえ日本の将来がよくなるとは全く思えないのに、今の若い世代がどれほど自分の将来に絶望しているのかは想像に難くありません。

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将来の希望は、もちろんあったほうがいいに決まっています。
ですが、無理やりそれを夢見ることが、果たして正しいのでしょうか?

日本のオワコン化は、もはや誰にも止めることはできません。
誰がどんな「お気持ち表明」をしたとしても、それを具体的に50年後、100年後まで続く施策として実行し続けられる体力は、この国にはもうないのです。

つまり、誰がなにを言っても、誰がなにをやっても、もう終わりなのです。だとすれば、それはもう受け入れるほかに選択肢がないのではないでしょうか。

現在の状況を諦めて受け入れて、いずれ来る終わりをただ迎えればいいのではないでしょうか。

人が住まなくなった土地が自然に還るように、過去の遺跡が土の中に埋もれて眠るように、日本という国も滅びていいと思います。

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毎日働いて、少しの給料を受け取り、週末に少しの楽しみを実行する。

少し先のスーパーまで行けばなんでも売っているし、そもそも近くのコンビニに行けば数百円で美味しいスイーツがいつでも食べられる。

衣食住もサービスが充実していて困ることがなく、もし働けなくなったとしても生活保護で最低限度の生活はしていける。

犯罪はほぼなく、毎日が穏やかに過ぎていく。たまに災害はあるけれど、被災しても国がなんとかしてくれる。

もう、十分だと思うんですよね。

これ以上なにを望むのでしょうか。


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