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#13 30個超えた採卵の凍結結果

採卵結果を聞きに病院へ向かう。

OHSSの症状は半分くらい収まってきたが、まだお腹はパンパンで、ウエストがかなり伸びるズボンしかはけなかった。そして、ずっと気持ち悪さと吐き気で寝たきりだったので、久しぶりの外出だ。

30個はとれたと言っていたから、前回の2個よりは移植できる胚ができているだろう、と期待したい。でも結果を聞くまでは不安でたまらない。

待合ではいつもドキドキだ…。

診察室へ呼ばれる。
先生から採卵結果の紙を渡される。
とにかく気になるのは凍結数だけど、採卵数から順番に説明される。
今回も体外受精だった。


採卵数30
成熟卵25
受精卵15 
胚盤胞9  5日目と6日目の胚盤胞あり


30個とれて移植できるのは9個という、数が大きく減っていることに愕然とはするものの、9個の胚盤胞ができてホッとした。
当分は採卵しないでよさそうだ。
いやいや、もう採卵はせずこの9つの胚盤胞で2人目まで授かりたいのが本音。

改めて見ると、5個くらいは未成熟の卵子だった。まぁ仕方ない。そして、成熟卵のうち10個くらいは受精できず脱落している。今のところ精子の状態から体外受精で実施しているけど、顕微だともっと授精できたのかもしれない。そして、6個くらいは受精後、胚盤胞まで分裂ができずに成長は止まってしまった、ということ。

受精卵とて、生きれるものだけが残る世界。医療で生命力を操作することはできないとつくづく感じる。医療の力を借りて治療すれば絶対子どもを授かれるわけではないのだ。妊娠するまでの道のりは長いと感じた。

次の生理が来たら3回目の移植へ進む。
生理が近づくにつれて、徐々にパンパンに破裂しそうだったお腹は普通の状態に戻っていった。

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