【一か月】


昨日で勤務し始めて1か月が経過しました。


といってもワクチン接種後の副反応の高熱で急遽2日間の休みをいただいたり、夏季休暇があったりときっちり1か月勤務したわけではないのですが…。


でも1ヶ月頑張った自分をほめたい!!!


慣れない環境、慣れない方言(これは双方に)、同じメーカーとは言え中身が少し異なる電子カルテ操作、知り合いがいない…諸々不安はあったけど、とりあえず、まずは1か月、やり切りました。


職場の上司がどこまで私の個人情報をスタッフに話しているのかはわかりませんが、なにせ田舎の病院、どのスタッフが病欠を取っている、誰が産休に入る、など個人情報がばがばです。


でも、これもこの町、この田舎の特徴なのかもしれない、と半ばあきらめている部分もあります。


この町で住むうえでこのような地域性も特色として捉えていかないといけないのかなとも思います


しかし、前職では異動の情報は個人情報に関わるから、と開示されることはなかったので、驚きました。


と、同時に、〇〇病棟に私が配属になった、ということも、就職した経緯も他部署で知られているということでもあります。


世間の狭さを痛感したと同時に、恐ろしくなりました。



私は元からあまり自分の話を他人にされるのが得意ではありません。


というのも、前職でもSNSに載せていた情報を一人の先輩が見ていて、それを病棟中に言いふらされ、次の勤務時に「〇〇行ってたんやろ」と複数人のスタッフに言われたこともあります。


また、心臓の病気に罹患して、入院、手術をした時に、意地悪な上司に

「本当は心臓悪いとか嘘やろ、〇〇ちゃんがあんたはメンタル病んだから休んでるかもとか言ってたよ」と言われていたようです。


それを後に同期に聞かされて、本当に傷ついたこともあります。

結局はその上司が作り上げた嘘の話だったのですが、傷ついたことには変わりはありません。


当の本人はきっと言ったことも私を傷つけたことも忘れてるでしょう。

しかし、言われた人の心には深い傷が残ります。



「誰がなりたくて心疾患になるか!!!」
「どんだけ治療や手術が辛いか知らないくせによく言えるな!!!


そんないろんな経験からSNSでは基本職場の人間とのかかわりをしないようにしています(ツイッターは連絡先に入っている人は全員ブロック済、インスタは鍵垢にしている)


それに加え、あまり自分の話を職場の人間にはしないようにしています。


こんな心が曲がった人間なので、私の個人情報が、私の知らないところでばらまかれていることに本当に恐怖心を抱きます。


悪口を言わない人間はこの世にいない、と思っているので、どこかしらで何かしらの悪口は出るでしょう。


そんなことは百も承知なのですが、メンタルの弱い私は傷つきたくないという、ある種の保身行為のようなもので、自分の話を他人にされたくないと思っているわけです。


私の耳に入らないところでいくら私の悪口を言っていてもかまわないけれど、それが私の耳に入らないようにしてほしいと心の底から強く思うのです。


なので、職場の人間が、私が【超早期退職】したことを知っているのかもしれない、と思うと怖いのです。


もうこの先、おそらくこの町を出ていくことはないと思っています。なので、今回の就活が人生で最後の就活になったとすら思っています。


つまり、この職場でうまく人間関係を築いていかないといけない、というわけです。


だからこそ【超早期退職】が障壁になってほしくないのです。


だからと言ってその事実を知っているのか聞く勇気なんてものは私にはありません。


なので、「悪目立ちしないように、普通の看護師である」ことに必死です。


正直言って本当に疲れます、本当の自分をさらけ出すほどメンタルは強くないし、素の自分を出した時の周囲の反応も怖いです。


とにかく傷つくことが怖くて、人一倍他人の顔色をうかがう癖が幼いころからある、いわゆる【豆腐メンタル】の私は、日々誰かに悪口を言われているのではないかと不安なわけです。


中学2年生の時の担任に三者面談で言われた、

「お母さん、この子はとんでもなく、他人の顔色をうかがう能力に長けすぎている。しんどいはず。いつからこんな感じですか?」

「私が毎日教卓にかごを置く、その音で私の機嫌をぴったりと読み取る」

という言葉。


あの時、その教師に出会えたことが私のその後の人格形成に大きな影響を及ぼしたといっても過言ではありません。



そういえばいつからそんなに大人の顔色を窺うようになったんだろうか。

我が家は生まれたときからとあるハンデを持つ妹との二人姉妹でした。

妹は乳児期から何度も入退院、手術をするために幼稚園時代は両親と離れ、祖父母に育てられました。(手術ができる病院が県外にしかなかったため、親は病院に泊まっていました)


幼いころの妹は

・激しい運動をすると創部の腫脹、熱感、倦怠感が強く出現し、休息をしないといけなかった

・いわゆる「体が弱い」、すぐに流行する感染症をもらってくる

という状況であった。

なので、中学の時、剣道部に入るといったときは心から心配した。でも剣道で心身ともに鍛え上げられ、今はそんなころがまるで嘘のように元気にママをやっている。


そういったエピソードもあり、

妹に手がかかるからいい子でいないといけない。という思いもあったのだと思う。

そして、自分に興味をもっと持ってもらえるように無理してでも頑張るという癖がついたのだと愚考している。


テストで100点取るのは当たり前、色んなコンクールに応募して、入賞できるように努力する、とか、公文式の全国順位で10位以内に毎年入る、とか、異常に努力していたように思います。


それは親の関心を惹きたいという打算的な考えではあったけれど、その時から「まじめに努力する」という癖がついたことはよかったと思ってもいます。


まあ、生真面目すぎることや、責任感が強すぎて頑張りすぎてしまう、ことは短所ではあるけれど。

そんなことで、いつしか人の顔色をうかがうプロになっていました。

そんな私の心のとげのようなものを何とかして取ろうとしてくれた担任には本当に感謝しています。


しかし、なかなか性格を変えることは難しい。

なので、職場でもびくびくしているわけです。


でも、いつまでも化けの皮をかぶったまま勤務することは難しいので、徐々に「自分」というものを出していけるようになりたいと思っています。


1か月勤務して思うことはいろいろあるけど…


やっぱりがん看護は楽しい!!!!


今までの記事にも書いたようにがん看護が大好き、最も興味深いと思ってきたので、やりたいことが出来る、ということはこんなにも嬉しいのかと思います。


配属部署は、かなり専門性の高い部署であり、解剖も大変細かくて、日々勉強しても勉強しても追いつかないくらいです。


でも「まじめな私」はこの勉強する時間ですら楽しい、と思います。


とにかく、1か月頑張った自分をほめつつも、

今後も【無理をしないよう】勉強してきたいと思います。








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