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《絵本レビュー》水が好きじゃなかったアヒル

こんばんわっ!

今日はですね、5月の暖かな陽気みたいでした。
あっついんですよね、昼間。
朝晩は、まだ冷えまするブルブル。

体調管理、互いに気をつけましょうね。

んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【水がすきじゃなかったアヒル】です。

絵と文は、スティーブ・スモールさん。
訳は、青山南さん。

初版は、2021年2月です。


《ストーリーについて》

主人公のアヒルは、水が好きじゃありませんでした。

風の強い、雨の夜のことです。
うるさい音で目が覚めたら、屋根に穴が空いて雨漏りしていたのです。

外にバケツを撮りにいくと迷子のカエルがいました。

次の朝、カエルのお家を一緒に探しにいくのですが....。

水が嫌いなアヒルと、水が好きなカエルの優しい友情が交差する物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙に、水の好き嫌いが互いに違うアヒルとカエルが仲良しな感じで描かれているところが愛らしい。

②見返しも、主人公のアヒルが雨の日に着ているレインコートの色で統一されている。

③題字が、雨と一緒の水色のゴシック体で表紙の絵とマッチしている。

④絵も、水が嫌いなアヒルの用意周到なところも、カエルがアヒルに対しての優しさが丁寧に描かれている。

⑤文は、カエルのお家を一緒に探し回るところを淡々と書かれているのだけれども絵と組み合わせてみると絶妙。

⑥しかも、アヒルとカエルの会話の部分がところどころ書体を変えて書いているところ。

⑦表紙の絵と題字がそれぞれニス加工されていて、雨っぽいし豪華だし、テンション上がる。

⑧アヒルがカエルと別れて、カエルの大切さに気づいて会いに行くところは感動する。

⑨カエルも、アヒルからもらったカサと本を大事にしているところも、さらに感動。

⑩最後は、屋根を少し直して一緒に暮らしハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『カエルちゃんはさぁ、あめすきだよねぇ、だってね、あめがふったらいるもん!』

『なんでさ、アヒルちゃんのおうちは、きのおうちなの?わたしたちのさ、あひるちゃん、こうえんのいけにいるよね?』

『でもさ、ふたりともほんが、すきなんだねー♡』

って、言ってました。(笑)

わたしは、一見さっぱりした性格のカエルが実はとっても思いやりがあるところにホッコリしながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

なんかこう、言葉足らずなんだけどそれで良い時ってありますよね。

この、絵本に登場するカエルは、もしかしたら迷子ではなかったのかもしれませんし、アヒルが大好きで一緒にずっと暮らしたかったのかもしれません。

本当は、そういうことを言わなくても気づいてほしかったのかもしれません。

そんな時ありますよね。
言わなくても気づいてよ〜の時(笑)

言わなくちゃわからない、でも言わなくても解ってくれる人が人間誰でもすきなんですっ!

えっ?ちがうかっ。

☆彡


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