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《絵本レビュー》きのいいサンタ


メリークリスマス!と言いたいところだが、昨日30キロの米袋を運んだせいか頭痛がゴンゴンした朝でした。どこのサンタも米袋は背負うまい…

そんで娘たちから
『今年のプレゼントは、モモンガかインコかハリネズミが欲しい!』

なんだってっ!!?

気軽にいうもんだから、これはお年玉も足さなきゃ買えないっちゅーことで、今年はサンタさんのプレゼントは正月まで延期ですと…そうのように伝えた次第です。だけれど、ケーキはたべて盛り上がる予定です。何の報告なん。

んさっ、そんな今日はやっぱりクリスマスに関する絵本【きのいいサンタ 】をレビューしようと思います。パチパチパチ。

〔作〕さとうわきこ
〔発行所〕金の星社
〔初版〕1983年11月

《ストーリーについて》


今日はクリスマスイブ。

夜中サンタのおじいちゃんは出発の支度の真っ最中。
サンタの奥さんから見送ってもらいソリを走らせました。

道中、捨てネコやイヌ、それから捨てられたおもちゃを拾い…プレゼントを配りつつ、また拾い、どんどん拾い…オバケまで拾って!?

誰もひとりぼっちにしません!聖なる夜は拾ったり配ったり祝ったり大忙しのサンタ夫婦と生きとし生けるものたちとの楽しい物語です。

《10コの視点》


【キャラクター】
・サンタのおじいちゃん
・サンタの奥さん
・捨てイヌやネコや他にもイロイロ
・サンタの相棒トナカイ

【舞台】
・聖なる夜

【構成】
クリスマスイブの夜、サンタのおじいちゃんが出発の支度をして出かける。

捨てネコやイヌや使いふるしのオモチャを拾いながらも、プレゼントを配る。

帰りのソリには、もう積めないので捨てられたバスも連結して多くの動物たちを乗せて家に帰る。(トナカイもフーフー言うてる)

クリスマスの準備をしてくれていたサンタの奥さんと動物たちと共にクリスマスのパーティーが始まる。

サンタのおじいちゃんだけが、疲れて寝ちゃう。

【文】
漫画のようにコマ割りしていて、サンタのおじいちゃんの小言がすんごく面白い。
この歳特有なのか、生きとし生けるものに対しての優しさや、勿体無い精神がここぞとばかりにたくさん散りばめられている。サンタの奥さんがなぜ世話焼きなのかも、読めば納得できるはず。

【絵】
ひとりぼっちの寂しい思いを抱えた動物たちを優しく抱っこしているサンタのおじいちゃんがとても良き。
プレゼント配りが終わったのに、山積みになったソリを引くトナカイのしんどさは可哀想なぐらい(笑)
また、見開き1ページまるごとパーティでの様子は圧巻!

【ハッピーエンド】
大仕事を終えてクリスマスパーティが始まったのに、疲れて寝てしまったおじいちゃんのオチでハッピーエンド。

【表表紙・裏表紙】
サンタのおじいちゃんが鏡の前で帽子をかぶっているところが描かれている。

【見返し】
夢見色のピンク!

【題字の文字】
字間詰め詰めの黄色いゴシック体。

《読み聞かせをしてみて》


『サンタさんかわいー♡(8)』

『帰りの荷物の方がおおいやんっ!(10)』

『奥さんも大変よね、こんな旦那さん…(母)』

サンタのおじいちゃんがソリで飛んでいるページは『シャンシャンシャン』と、屋根に登っているページは『ンチョンチョ』と勝手に言葉を足して読み聞かせしました。娘たちは、笑ってました。

《おしまいの言葉》


あらためまして、どーもクリスマス好きのコボシです。特別なコトをするわけではないですが、一年の行事の中で理由もなく好きでたまりません。

実は娘たちが、生まれてから伝えていることがあります。それは、〝フィンランドのサンタクロース村にサンタさんはいる〟と言うことです。

Google earthで検索して、説明するうるさい母です。私自身が、サンタクロースになりたくて検索してたどり着いた学びでした。(ちなみに公認サンタクロースになりたかったけど、試験が過酷そうで断念したよ、ぜひ〝公認サンタクロース 試験〟で検索してみてほしい)

公認サンタクロース


まぁサンタさんはプレゼントを運ぶお仕事だから、コボシはプレゼントをつくる係になればいいかと自分を納得させてます。ってな訳で、来年の今頃はその夢を叶えてるはず、がんばろコボシ。

どんな人にも、すべての生きものたちにメリークリスマス!どうかどうかどうか平和と愛で満たされますように☆彡


☆彡2023ベリーメリーコボシより

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