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【方向音痴克服(予定)記】できること/できないことリストの分析

前回の記事で作成した、方向感覚に関する《できること/できないこと》リストのうち、現実の移動に関するものを整理・検討してみます。


《できる》地図は読めている

  • Googleマップのナビゲーション機能を使って知らない場所にほぼ迷わず到着する

  • 紙の地図、または適切な略地図のみを使って知らない場所に到着する

  • デパートなどのフロアマップを現地で確認して、行きたいお店に行ける

上記3点について私は《ほとんど/たいていの場合できる》と評価しました。端的にいえば、地図は読めているわけです。
もう少しかみ砕くと「地図に記されている情報と現実の情報を紐づけられる」「地図の情報をもとに自分の行くべきルートを設定できる」ということですね。

紙の地図や略地図の場合は「たいていの場合できる」という評価をしたのは、紙の地図の場合は現在地の確認も自力でする必要があり、そこで失敗する可能性があるためです。

ちなみにグーグルマップはガイド機能は使わず、地図に経路が表示される経路案内で使っています。向きは北固定。


《できる》案内表示の発見と解釈はOK

  • 新宿駅などの大きな駅で、案内表示を見ながら行きたい改札や出口に迷わず到着する

  • デパートなど大きな建物内でトイレや連絡通路をすぐに見つけられる

上記2点も《できる》です。
新宿駅のように案内表示が情報洪水状態でも、大きなルート選択ミスをすることはなく、ミスったとしても早めに気づいて修正できます。
つまり「自分に必要な情報が何かを把握できる」「大量の情報から必要な情報を発見できる」「情報の意図をくんで行動できる(矢印がUの字だったら向かって後ろ側に進む、等のルールを理解している)」ということです。

にもかかわらず、屋外の道にある明確な情報、たとえば道路標識などにふだん一切気を配らず歩いています。近所で見た覚えがありません。絶対見てるはずなんですけど。
習慣として「大きな屋内またはそれに類似する場所では案内表示をみる」というルール付けになっていて、屋外では表示を見るセンサーがオフになってしまっているようです。

国土交通省「道路標識」Webサイトより


《できない》道を通った視覚情報が覚えられない

  • よく行く場所への道案内を地図なしで口頭で行う

  • 月に2回~数か月に1回程度訪れる場所に、地図なしで到着する

  • 一度案内されたことのある場所に、後日一人で地図なしで向かう

上記は「行ったことのある場所」のルート再現ができるかどうかに関するものです。グーグルマップのストリートビュー的な記憶を保持できるかどうかですね。私はぜ~んぶ《できない》です。

べつに何でもかんでも覚えている必要はありません。
曲がり角の目印や直進中に見えるランドマークなど要所要所の情報がを必要な量ストリートビュー視点の画像で提供されたら、たぶん私は地図なしで目的地につけます。

つまり、問題なのは「いつ目印を見つけておくべきかわかっていない」「目印をそもそも見ていない・気づいていない」「気づいていても記憶できない」あたりです。
記憶力のほうは慣れで一定レベル解決しそうですが、いまの私は丸暗記的な記憶の仕方になってしまっており、覚えやすく忘れづらいやり方でできていない点も課題だと思われます。


《できない》視覚情報をもとに脳内地図を作れない

  • よく行く場所への道のりを地図に書き起こす

  • よく行く場所への道案内を地図なしで口頭で行う

上記2点の《できない》は先ほどの「記憶できない」にも関係しています。
地図は読めていることから「抽象情報⇒現実情報」への変換はできるのに、現実情報⇒抽象情報へ置き換えることがぜんっぜんできていない。だからやみくもに覚えるしかなくて結果忘れるという・・・。
解凍しかできない圧縮解凍ソフトみてえな脳内をしていますね。


《できない》(相対的)方位感覚もない

  • 自宅以外の場所で北の方向を指し示す

  • よく訪れる駅徒歩5分以上の場所で駅がある方向を指し示す(最寄り駅以外)

  • 出口が複数方向にある大きなデパートから出るときに、次の目的地に近い出口を選択する

  • (参考)Googleマップで自分の向いている方向を確認するためにスマホを持ったまま左右に向きを変えるのはほぼ毎回やってる

これらの《できない》は方位を認識できていないことを表しています。
世の中にはどこにいても北を指させる絶対方位感覚を持っている人もいるらしいですが、方向感覚のいい人がみんなそれを備えているわけではないようです。

しかし、道を覚えられる人は相対方位感覚ともいうべき、周囲の情報と直近の移動から逆算して方位を推測するスキルを持っています。
このときの方位は必ずしも「北」である必要はありません。たとえば降りた駅がある場所とか、自宅の場所とかその人なりに使いやすい基準をもとに今いる場所や行きたい場所の座標を把握できるのが相対方位感覚です。

あ、もちろん私はどちらも持ってません。さすがに自宅の北方向くらいはざっくりわかるけど。(物件を選ぶときに窓の方位は確認したから)


《できない》案内表示の乏しい建物では迷う

  • 大きな居酒屋でトイレに入った後、元の席に一切迷わず戻る

  • 複数部屋あるオフィスの構造を一度で覚える

  • (参考)渋谷・新宿・池袋のなかだと渋谷が一番嫌い。迷いやすさはあまり他と違わない気がするが、「迷いそう」「進む方向があっているか不安になる」感がダントツでストレスが高い。

新宿駅のような案内表示が(かなりごちゃついてはいても)豊富な建物では目的地にたどり着けますが、そういう案内が少ない場所では爆速で迷います。

渋谷が苦手なのも、見通しが悪い≒疑似的な屋内であるにもかかわらず、屋外なせいで必要量の案内表示が無いことが一因でしょう。
あと渋谷は昔から街中に地図が少なかったりして、方向音痴にやさしくない町だったと思います(恨)。

そういえば以前勤めていたところのオフィスはとてもとても巨大で、そしてあくまでオフィスなのでわかりづらい座席表PDFとエリアの名称しか手がかりがなく、廊下とオフィスの関係性もわかりづらかったのでひたすらに迷って時間とメンタルをロスッていました。嫌なこと思い出したな。
あ、そうか。私がでっかい企業苦手なのってオフィスが広すぎるせいもあるのかも…。



総合すると、私に大きく欠けているのは以下の2点ということになりそうです。
①必要なタイミングで目印を発見し、脳内地図など適切な方法で記憶すること
②降りた駅がある方向を把握している、建物内のある場所と現在地の関係性がわかるといった「相対的方向感覚」

トレーニング方法や成果はタイミングをみてまた記事を作ろうと思います。とりあえず本は5冊ほど用意した。

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