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コンサルが最近読んだもの・観たもの7

こんにちは。
外資コンサルタントのあるぱかです。
ここでは、自分に刺さったinputを備忘代わりに書きなぐっています。
趣味嗜好が似ていると感じた方はぜひオススメの記事や本、
podcastなどなど、なんでもご紹介ください。
それでは今週の読んだ・観たです。


読んだ/読んでいる(記事)

五常の慎さんの30歳振り返りと40歳の抱負の記事。
民間セクターの世界銀行を作ろうとしているってまず夢がデカすぎてカッコいい。五常って儒教の仁義礼智信から来てるんですね。知らなかった。

30歳のときに、民間セクターの世界銀行をつくると決めた。その時のことはよく覚えている。天津で2012年に開催されたサマーダボスの閉会式を見ているときのことだ。世界経済フォーラムが民間セクターの国連なら、僕は民間セクターの世銀をつくろうと思った。

導入からカッコいい。淡々と「30歳のときに、民間セクターの世界銀行をつくると決めた」これでもうカッコいい。民間セクターの世界銀行が今後の世界に必要だろうから作ろう、できるかどうかは知らねぇっていう感じがビジョンドリブンなスタートアップぽくていい。

正直民間セクターの世界銀行がどんなものかわかってないし、どうやって世界の課題を解決するのかわかってないけど、たぶん必要なんだろうなって思う。

旗を立てて、仲間を集める。仲間とともに山頂を目指す。
ええやん…


仕事柄、システム開発との距離感が近く、この記事にあるアジャイル開発案件を横目にする機会が多いんだけど、「アジャイルでやりましょう!」からの「いや、やっぱアジャイルあかんわ」の流れは色々なところで起きていて、外から見ててあぁもう絶対ダメだよねってものから、良さげな雰囲気だったんだけどねってものまである。

この記事では①システムを作ることが目的になっていること ②兼任/兼務でやっていること ③チームを信頼して任せていないことをアジャイル失敗の理由に挙げているけど、なるほどなぁと思ったのは①。
記事にも書いてある通り、アジャイルはビジネス貢献のための方法論だからシステムのリリースをゴールに据えると、まぁうまくいかない。段階的な機能リリースとかリリース後に張り続ける高単価なエンジニアの必要性を説明できない。

最近のDX白書でも、US企業は当たり前のようにアジャイルを取り入れ、成果を出していて、片や日本は…て現状が明らかになっていて、この差は本当に何なんでしょうね。内製化率の低さ? SIerの多重下請け構造? アジャイルは横目で色々見ているものの、実案件として取り組んだことはなくて、頭でっかちになっている感が半端ない。だれかお仕事を~



さくらインターネット研究所の菊地さんの記事。論文を執筆するうえで必ずやってくる無力感や焦燥感への対処法が書かれてる。

コンサルのお仕事は論文の緻密さの足元には及ばないものの、それなりのロジックは求められるわけで、このストーリーはロジックつながってないなとか、これ突き詰めてもnewが無さそうだなとか、お手上げ侍したくなるタイミングはたくさん訪れる。そこに対して、変にメンタルを病むでもなく、無条件降伏するでもなく、ここまでわかった。ここからわからん。わからんところはどうすればわかるか。的な人間的な姿勢を保つための心構えが盛り込まれてる。

レビュアーとしてのスタンスも大事。

レビュアーは、論文の内容をもっとよくするためにコメントしているのであって、あなたができないことを責めているのではない。そう信じる! レビュアーは怒らない。

レビュアーは怒らない。レビュアーは怒らない。
レビュアーは怒ってはいけないのです。



読んだ/読んでいる(本)

Twitterで奥さんののろけマンガをあげていう福満先生の1巻完結もの。
日常に不満の溜まってる若者が自警団を作って、町のワルモノをこらしめていたんだけど、自警団の暴力は徐々に暴走。どうするオレ!なアクション漫画。

福満先生といえば日常系ってくらいにTwitter上の日常漫画に慣らされていたから、ミステリありバトルあり、最後にきれいな伏線回収ありと、あぁこの人こんなすごい漫画書くんだな~ってびっくりした。

自分だけでなく、自分の取り巻く環境に不満があふれている感じとか、自分でも、正義のための行動と単なるストレス発散と区別がつかなくなってる様子とか、根暗な人物の描写力が高すぎて根暗民としては少しつらくなるものすらある。

1巻完結なのにガッツリ楽しめるので是非読んで頂きたい。



今回はここまで。ビュー数もスキ数も減ってきて、
いよいよネットの虚空に向かって発射してる感が強くなってきた。
気にするな俺。自己満足を発射し続けろ。


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