【映画】マギーズ・プラン幸せのあとしまつ

2017年1月10日 23:26

2017年1月21日（土）より全国にて公開の素敵な映画をご紹介します。

●結婚のあり方は様々で良い

婚活の果てに「精子さえ貰ってシングルマザーになりたい」と発する友達が一人や二人に留まらない昨今。主人公のマギーもご多分に漏れず、精子をゲットしてシングルマザーになろうとする。そのやり方が、病院でやるのではなく、他人から精子を貰って自宅のお風呂で注射器で挿入するというもので、ギョッとしたけれど、それでも上手く行くこともあるんだと勉強になったというかなんというか。。

キャッチコピーも、「愛は理屈じゃない、とっ散らかってて当然なんだ」なのである。

あらすじを追うのはやめておいて。。。

●ニューヨークの子育ての雰囲気を味わおう！

ニューヨークを舞台にした映画ではよく公園などを友達と話しながら歩くシーンが良く出てくるけれど、本作ではマギーの友達のパパが子供のベビーカーを押しながら、あれやこれやと議論するシーンに目を見張る。

マギーが子どもを車に乗せて他の子どもを迎えに行くシーンも、あるある風景なのである。私達もワンオペに日々奔走しているママが多いけれど、国が変わってもそうなんだと思うと、笑えてくるというか少し客観的に見れる。そして、それはとても愛おしい時間だし、ほんの僅かな時間でしかないことを再認識して、毎日をもっと大切にしようと思えてくるのが、本作のスゴイところ！

【映画概要】ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア共演で軽やかに描いたハートフルコメディ。ニューヨークの大学で働くマギーは、妻子持ちの文化人類学者ジョンと恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼットに愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。

●ニューヨークの場所を巡ろう

・ワシントン・スクエア・パーク

マンハッタン区グリニッジ・ヴィレッジにある公園。周辺は住宅街で道を挟んでニューヨーク大学が隣接する。公園の北側には1892年に建てられた凱旋門がある。噴水のある池の周辺は市民や観光客の憩いの場所となっており、大道芸人やストリートミュージシャンも多い。公園の名は初代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ワシントンに由来している。

・ニュースクール大学

マンハッタン区グリニッジ・ヴィレッジにある私立総合大学。1919年創立。傘下の7つの大学には約9,300名の大学生及び大学院生が在籍。フランク・ロイド・ライトや￥ら革新的なアーティストによるクリエイティブアートのコースにより世界的にその名を知られ、卒業生にマーク・ジェイコブス、ダナ･キャラン､トム･フォード､アナ・スイなど、ファッション業界の第一線で活躍する著名人のほか、ブラッドリー・クーパーやマーロン・ブランドなど俳優の卒業生も多い。本作の監督であるレベッカ・ミラーの母校でもある。

・プロスペクト・パーク

ブルックリン区最大の公園。セントラル・パークをてがけたフレドリック・オムステッドとカルヴォート・ヴォクスによる設計で、585エーカーの広大な敷地と、自然の森や草地、渓谷や湖を生かしたダイナミックな造形が魅力。湖でのんびりと釣りをする人々や、ジョギングやピクニックを楽しむ人々など、常に地元の人々でにぎわっている公園。毎年11月から3月頃までスケートも楽しめる。

・クエーカー教会

クイーンズ区フラッシングにある教会で撮影は行われた。フラッシグはニューヨークで2番目に大きいチャイナタウンのある、隠れたグルメスポットとして最近注目されている。クエーカー教会のシーンは当初予定になかったが、製作が予定よりスムーズに進んだために撮影することとなった。

●アカデミックな生き方を覗いてみよう

主人公がニューヨーク大学で勤務しており、自宅にも本が山積みになっている。また文化人類学者であり、小説家を目指しているジョンとの会話も非常に文学に愛が溢れ、こんな生活もあるんだなーと一面を垣間見れる。

●自分の特性を理解して、自分を押し付けないよう試みるとうこと

純粋なマギーは実直に思ったことを実行するタイプ。その純粋さは観る者の心を奪います。一方、アーティスト肌のジョンの破天荒ぶりというか感情に自身が振り回されている様にハラハラします。誰が良いとか悪いとかではなく、マギーが相手に押し付けようとしてしまう自分を"タッピング"（トントンと指で体の部位を叩きながら念じること）して、落ち着かせようとするシーンも本作で重要。

子育てあるあるに笑い、マギーの純朴さに心洗われ、ニューヨーク旅行に出掛けられる本作、是非観てみてくださいね！

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【映画】マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

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