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Happiness is.....

「幸せってなんだろう?」

みんな幸せになるために、小さい頃からお尻を叩かれて、いつも何かに追われ怒られ、大学生になったら自分探しの旅に出る。なんだかまだよく分からないまま会社員として身を粉にして働き、気付けば三十路に突入していた私。きっとこれは、私が特殊なのではなく、現代の等身大の姿なのではないだろうか。

なんだかよく分からない社会のプレッシャー、なんだかよく分からない両親からのプレッシャーにいつも追い立てられ、幸せを噛み締めるなんてあったろうか?幾ら勉強が出来るようになっても、「もっと上を目指そう!もっとやるべきことがあるはず!」、と。別段我が家はスパルタ教育だったわけでは無く、自然と私が感じて勝手に追い立てられていたのかもしれない。

確かに、新卒で入社して数年後には、少し遊ぶお金も出来たし、仕事もちょっと出来るようになり、自由にどこへでも行け20代は楽しい思い出しかない。

そこで、また28歳ぐらいから、「結婚しないの?子ども産まないの?」圧が極度に増す。(いつかは私も運命の人と出会って、結婚したいな~)というぼんやりとした希望では、ちっとも上手くいかず、彼氏とデートするような普通の人にすらなれない自分にドンドン嫌悪感が増幅していく。

今がそこそこ楽しいから、別に「おひとりさま」でも良いんだけど、、、なんだかよく分からない社会圧で、なんだか周囲から惨めな人って見られているような気がしてくる。関係ないのに!気にしたくないのに!

一つの会社に所属して暮らしていると、そういった圧から抜け出すのは至難の業。幾つかの組織に突っ込んで、更に外国人と結婚したことで、日本という枠からも外れだした。それでもまだまだ抜けません。

幸いなことに、ブラジル約一年住むことで、日本社会のデトックスが出来た。自分がここから外れると世界が終わると思ってたけれど、実は世界はずっと続いているし、自分が絶対だと思ってた世界なんて本当にちっぽけなモノなんだと思えた。

帰国してから、友人のいる楽しさや便利さに興奮を覚えながら、一進一退を繰り返しながら、ようやく自分のライフワークみたいなモノを見出せた。全てをそぎ落として、(これをやってると私楽しい~)というものをしっかりと見つけれた。逆に言うと、不安だからと毎日好きでもないことを我慢して、好きでもない人と結婚して、文句ばかり言っている日本人も多いことに気付いた。

辞めることや挑戦することにはリスクが出るから、なかなか現状を変えていくのは勇気がいる。でも、ずっと何か得体のしれない社会圧に責められ続け、幾ら貯金が溜まってもどこかで不安と思って心の底から幸せと思えない人生って、本当にさみしいことだと思う。

ようやく、やりたい事があって、ドライブしているとは到底言えないけれど、少しずつやりたい事を現実化する可能性の光も見えていて、毎日眠る前と朝起きた時に(幸せだな~)と噛み締めれることが、Happines is...だと思う。






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