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絶対音感も共感覚?

https://youtu.be/oVKSGxw11HQ?si=2MfI-dvvToW6fqCB

https://youtu.be/HDGfiHFvCGw?si=pf8iOdQMyFokCTCb

だとすれば、訓練次第で共感覚を後天的に身につけることが出来るかも知れない。
共感覚
(きょうかんかく、シナスタジア: synesthesia, : synæsthesia)は、ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。
例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。複数の共感覚を持つ人もいれば、1種類しか持たない人もいる。共感覚には多様なタイプがあり、これまでに150種類以上の共感覚が確認されている。
共感覚を持つ人の割合については、昔は10万人に1人などと言われていたが、最新の研究では23人に1人というものもある[要出典]。
英語名「synesthesia」は、ギリシア語で「共同」を意味する接頭辞「syn-」と「感覚」を意味する「aesthesis」から名づけられた。感性間知覚とも。
世界中の共感覚者の最多数を占める。

結びつきの傾向の1つに、アルファベットのAは赤と言う人が多いとか、数字の0は白だと言う人が多いといった、特定の文字が 特定の色に結びつきやすいということが知られている。他にもBは青(Blue)、Yは 黄色(yellow)になりやすいといった頭文字によるプラ イミング効果(呼び水効果)が確認されている。

日本人の共感覚者の存在は、それ自体が、共感覚が先天的・遺伝的要因と環境的・文化的要因との輻輳ふくそうによるものであることを物語る。なぜならば、アルファベットのみを母語の表記に用いる欧米の共感覚者は、それら数十文字に色が見えるというだけで共感覚者と断定されている。

しかしながら、仮名、漢字、アルファベットを併用する日本人であっても、多くの日本の共感覚者は、かなやアルファベット(表音文字)に対する共感覚のみを訴え、数万もある漢字の全てに色が見えると訴える人は極めて稀である。さらに、形が異なるひらがなとカタカナとでは、読みが同じであれば(「あ」と「ア」など)同じ色に見えると訴える日本人共感覚者がほぼ100%である。このことから「文字→色」の共感覚は、そのほとんどが、文字の形状に音声を対応させる抽象的能力が可能になる年齢以降に身に付いたものであるということができる。

ところが、かな・アルファベットだけでなく、あらゆる漢字や世界の文字の、どれを提示しても即座に色を答え、しかもいかなる文字を再び提示しても、全く間違えない(前回と異なる色を答えない)日本人共感覚者が、ごく少数存在する(例:漢字の共感覚色を一年かけて記録した日本人男性の例)。

例のように、実際には、保持している共感覚の全てが先天性のみによって発現していることが確認されうる日本人共感覚者は、極めて稀であると考えられる。
欧米の共感覚者の場合、あらゆる物の形状(音声に左右されない表意文字)に先天的に共感覚を有しているのか、それともアルファベットのみに色を知覚しているのかを、文字に色が見える共感覚からだけでは検証できないことになる。従って、実際には現在の欧米的な共感覚研究は、膨大な文字や風景・物体の形状に色を知覚しているような稀有な共感覚者の知覚の実態を淘汰している可能性がある。

音に色を感じる共感覚編集

色聴と呼ばれ、日本にも専門の研究者が存在する[1]

色聴の中にも、話し言葉や人の声に色を感じる人や、音楽に色を感じる人などさまざまなタイプがあり、また同じ音楽でも、単音・和音・調・リズムなど、色を引き起こす音楽要素は共感覚者によって異なる。

高調波成分が増えると色の彩度が上がり明度が下がることと、音高について、音高が上がると色の明度が上がる傾向にある。

色聴は 音楽から生活音までと音源の幅が広いため、共感覚のタイプも多様である。

また、絶対音感との相関は、現時点では確認されていない。

数に色が見える共感覚

数字に色が見える共感覚者であっても、漢数字やサイコロの目に「見える」色が変わらない場合、「数の大きさ」に色を感覚していると言える。この派生で数に触感を覚える共感覚もある。

ドイツの人間コンピューター、リュディガー・ガムは、数の触感を使って桁の大きな階乗計算を行なっている。

時間単位に色が見える共感覚

日本人でも割合は比較的高いと考えられるが、欧米の統計では、文字に色が見える共感覚に次ぐ位置を占める。洋の東西に極端な差がある共感覚の1つ。

人の性格、姿に色が見える共感覚

人の容姿、性格、感情に色を感じるタイプの共感覚である。オーラと同一視する向きがあるが、検証されたわけではない。

言葉に味を感じる共感覚

単語を聞いたり見たりした時、味を感じるタイプの共感覚である。共感覚人口の 0.2%がこの共感覚を持っていると推定されている。

音や味、匂いに形を感じる共感覚

何かを味わうと手に形を感じるといったケース。

文字、数字の擬人化

文字や数字に、性格や 性別を知覚するタイプの共感覚である。

音に触覚を感じる共感覚

この共感覚を持つ人は、特定の単語や音を聞くと、体の特定の部分に触れたように感じたりする。

音視共感覚

色を見ると音を感じる共感覚である。色聴と比べると、その割合は10分の1以下である。

ナンバーフォーム

順序性のある数字やアルファベット、曜日、月日などが、空間的な直線として配列されているように感じられる。

ミソフォニア

ミソフォニアは、特定の音によって否定的な経験(怒り、恐怖、憎しみ、嫌悪感)が引き起こされる神経障害である。

サイトウィックは、ミソフォニアは共感覚に関連している、または多種多様な共感覚に関連していると示唆している。

エーデルスタインと彼女の同僚は、異なる脳領域間の接続性および特定の症状に関して、ミソフォニアを共感覚と比較した。

彼らは「聴覚皮質と辺縁系構造との間の接続の病理学的歪みが何らかの形の音と感情の共感覚を引き起こす可能性がある」という仮説を立てた。

神経系は常に「覚醒状態が強化された」状態にあり、音に対する異常な反応がより一般的になる。

ミラータッチ共感覚

第三者が対象者に触れているのを見て自分が対象者に触れているのと同じ触覚が生じたり、第三者が対象者に触れられているのを見て自分が対象者に触れられているのと同じ触覚が生じたりする共感覚は、特にミラータッチ共感覚と呼ばれる。第三者を介さずに、対象者の身体部位を目視しただけでその部位に実際に触れたのと同じ触覚が生じるケースもあるが「ミラータッチ」という呼称は相応しくないことになる。

また、第三者が非人間(物体や動植物)であるケースもあるが、これも「ミラー」とは言えない。

すなわち「ミラータッチ」という呼称は、他の人間を介在させてまた他の人間を触る(他の人間の身体を自分の身体であるかのように借りる)共感覚に与えられるものである。

これに該当しない例外については、今後新たに呼称が与えられる可能性もある。

男性の中には、ミラータッチ共感覚が女性に対してしか起こらない者がいる。これらの男性は、第三者や物体が女性に触れて(触れられて)いる光景を目視するだけで、その女性に触れている(触れられている)触覚を生じる。(日本人男性の報告例)

これらミラータッチ共感覚者の訴える特異な感覚の存在は、いくつかの実験によって確認されている。

例えば、Michael J Banissy & Jamie Ward らによる実験では、頬への刺激を用いて「実際に触れていない頬を触れられたと答えるエラーが、ミラータッチ共感覚者において頻発する」ことを検証した。

ミラータッチ共感覚によって生じる触覚は、対象者や物体に物理的に接触した場合と同じものであると感じられるにもかかわらず、多くの場合、自我と他我との区別、物理的接触と共感覚的接触との区別への理解が失われることはない。

目で見たものに音を聞く共感覚

点滅する光や動いている物体などを見ると、音が聞こえる共感覚である。

共感覚は、脳の進化の過程において生まれた素晴らしい能力と捉えます。これは、脳が進化の過程で異なる感覚情報を統合し、新たな視点や理解を生み出す能力を獲得した結果と言えるでしょう。私たちの個別の感覚体験を超えて、より幅広い感性と感じ方を可能にする革新的な特性であり。これは、脳機能の進化の結果であると捉えることも出来るでしょう。

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