展示会とは新商品を展示する会なのか
とうとう流行り病も過去のもののような雰囲気が漂い、いつもの日常が戻ってきたような感覚になってまいりました。
世情的にも通常営業を推進するような雰囲気もあり、東京モーターショーもJAPAN MOBILITY SHOWと名を変え開催されました。
我々インテリア業界の最大のイベント、『JAPANTEX』も11月15日から17日の三日間、東京ビッグサイトで開催されるようです。
ハロハロが普段お世話になっている サンゲツさん、シンコーさん、川島織物セルコンさん、リリカラさん、住江織物さん、ルノンさん、東リさんとかつてのフルメンバーが再び出店されます。
お近くの皆様は、是非、足を運ばれてみては。と思います。
どうも 中の人 X です。
わたし X も、かつて 東京ビッグサイトまで見学にいきました。
その規模と、インテリアが展示されてる館の駅からの果てしない遠さにびっくりしました。
今回は、お世話になっているメーカーさんの出店が多いので行ってみようかしら。と迷っております。
ハロハロの地元、大阪でも 対面式の新商品発表会が行われだしており、いくつか参加してまいりました。
どちらのメーカーというのは、伏せさせていただきますが、いくつか見た感想やレポートをしていきます。
展示会に参加してみて
やはり、技術は素晴らしく上がってますよね。
ここ数年の内装材の製造の技術の進化はすごいものです。
とくに床材は、厚みのある分、表現力が増したと思います。やはり我々の起源は繊維業なのだな。と思います。
どちらのメーカーも、とても凝った商品を出店されておりました。
今までではとても無理な発色や、表面に起伏を作ることによって、コンセプトの再現が可能となり、床材などのバリエーションは、すばらしく広がったと思います。
それと、SDGsへ向けての取り組みは、どのメーカーも力を入れておられます。
自然素材を混ぜ込んだことによって、今までの石油製品中心で形成されていた材料を、可能な限り地球にやさしいように製作していったり、倉庫の肥やしとなっているデッドストックを細切れにして、再形成して、もう一度使おうという試みです。
例えば一つだけ挙げますが、東リさんは、バイオマスとして「卵の殻」を使用した商品を新発売しました。
卵の殻は主成分がビニル床材に使用される石灰岩と同じ「炭酸カルシウム」であるため、持続可能な資源として着目されたようです。
こういった取り組みは大変、素晴らしいことです。次世代、次々世代が、生きやすいままの地球を残す。という思想は素晴らしいものだと思います。
ハロハロでも、そういった商品の特集ページなどを作ってお客様にご紹介していけたら。と思っております。
展示会の目的とは
商品のディスプレイ方法も、各メーカー様、様々な方向性で表示しており、今までの流れと違うと感じます。
きっとどちらのメーカーも、人に見てもらう。というところの重要性を再認識されたように思います。
良い商品を安価に売れば。という考え(たしかにその考えも悪くはないのですが)から、新しいプランナーや社内の意見、ディスプレイの相談などを慎重に重ね、人に知ってもらないと、どんな良いものも無いに等しい。という風に変化していってるように感じます。
ただ残念ながら、商品単価からも、売上や利益がまとまって見込めない。という商材の特性から 思い切った展示やお金のかかる展示は、やはり無いです。それは仕方ないことです。
販売単価やグロスの売上、利益が確保できる商材、車や住宅建材などは、広告費にもお金をかけることができますが、内装材、インテリア材は、日常品の側面もある分、リーズナブルな価格の商材がメインストリームとなってきます。
もっと凝った商品や、御資産のある方向けの商品など、多角的な商品展開を望みたいです。どうしても思い切ったことが各メーカーさんできてないなぁと思います。上から目線ですが😅
我々、内装材、インテリアは、疲れた一日も、家に帰れば、落ち着いたり、元気になったりする可能性のある商品です。
もっと胸を張って展開してもらえる業界になれば良いのに。と願います。
残念ですが、日本のインテリアへの扱いや考えでは、まだまだ遠いかな。と感じます。
ハロハロはインテリアへの意識を変えるべく、今日もコツコツとお客様への出荷手配に勤しみます。
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