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本田健著「大富豪からの手紙」で人間力を身につける

本田健著「大富豪からの手紙」を読みました

この本はいわゆるビジネス本ではありません

大富豪だった祖父から孫の主人公へ送られた、人生を豊かするための9つの事が書かれた手紙を中心とした人生の教訓になる本です

物語は大富豪だった祖父が亡くなったところから始まり、孫が祖父がつづった手紙を受け取るところから始まります

主人公はバイトとサークルと飲み会を中心に生活している、いわゆる一般的な大学生で、おじいちゃんの手紙を読み、おじいちゃんを知る旅に出ることで本当に豊かな人生とは?のヒントを手に入れていきます

祖父からの手紙の内容は

「偶然」「決断」「直感」「行動」「お金」「仕事」「失敗」「人間関係」「運命」

の9つで、主人公が次の行動に移す時に読まれていきます

タイトルに「大富豪」という言葉が入っているので、本を読む前は「金持ち父さん、貧乏父さん」のようなお金との向き合い方について書かれた本だと勘違いしていましたが、お金について書かれているのは「第5の手紙:お金」についての章のみで、想像していた内容と全然違っていました

大富豪になるためというより、人生を豊かに生きるために書かれた本の初めに触れられているのが「偶然」についてというのは面白いなと

そして、「偶然」についての手紙に書かれている内容を、意識的に実行できている人は世の中の数パーセントしかいないのではないかと思います

「偶然」で書かれている内容は、シンクロニシティについて

シンクロニシティとは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」で、その時に自分が考えていたことが全く無関係と思われるものに現れるという意味です

例えば、転職しようか悩んでいた時に、電車に載っていたら、たまたま前に座っている人が「転職のための本」を読んでいたといったものです

この場合に、転職に悩んでいるならこの本を読んだ方がいいよというシンクロニシティに従い、本を買うという決断をし、本を読む

●計画性も大事ですが、偶然性を大事に出来るかどうか
●いつ目の前に現れるか分からない偶然性をしっかりとキャッチできる、ある種の貪欲さがあるか
●日常を意識高く生きているか、柔軟な対応ができるか

まずこのハードルをクリアするところから物語が始まるのが面白いなと

そして、ハードルをクリアし、自分の意思で流れに乗ることの大切さ

主人公はおじいちゃんの手紙を信じて指針にして行動したからこそ、9つの手紙に書かれている意味を、自らの行動によって手にすることができました

「偶然」から始まり「運命」で締められる祖父からの手紙

決してスピリチュアルな内容ではなく、成功者が何を大切にして、どのような思考をし、何を指針にしてきたかが書かれています

「お金」「仕事」「失敗」について書かれた章は、現実的でとても参考になる内容ですし、現代の日本人が忘れている何かが書かれている本でもあります

このnoteを読んだことで「大富豪からの手紙」を知った方は、もしかしたらシンクロニシティかもしれませんよ

ぜひ、大富豪からの手紙を手に取ってみてください

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最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ