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最終学歴は、「最初に入った会社」

圧倒的に優秀な人は、最初からわざわざ就職しようとは考えず、自分でベンチャーを起業してのし上がっていく。ただ、そんな才能に恵まれた人はごく一握り。大学卒の大半は企業に就職することになる。ここで見逃せないのが「最初に入った会社」が最終学歴として機能するポイントだ。早稲田大学卒でも日本大学卒でも、電通に入社して仕舞えば、それ以降のキャリアは「電通出身者」としてみなされることになる。だから、どの大学に入学するかよりも、最初にどの会社に入社するかのほうがはるかに重要である。今は転職社会だし、転職のしやすさでキャリアを考えた方がいい。最初に入社した会社が「最終学歴」になると考えれば、できるだけ大企業に入社した方がいい。もしくは、最初からベンチャー企業に飛び込んで、切った張ったの商売を体感する道もある。首尾良く実力をつければ自分で商売を始められる可能性もある。一番危険なのは、中途半端な大きさの会社だ。ベンチャー企業から出発して、一部上場を成し遂げたような会社は、本当の意味で大企業の論理がわからないし、かと言って企業の規模は大きいから、1人に与えられる仕事の枠は小さい。こういう会社でキャリアをスタートさせた人は、結果的に大企業には相手にされないそ、勢いのあるベンチャー企業からも敬遠される。なお、勘の鋭い新卒学生はベンチャーキャピタルを目指す.ベンチャーキャピタルで仕事をしながら、確実にうまくいきそうな企業に出向して、そのまま転職する。社員10人くらいのベンチャーに入り、株式の10%を持ったとして、上場時に1000億円の値がつけば、それだけで100億円を手にする計算になる.

AI時代の子育て戦略 ページ158-159

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