最近の記事

【実は超堅実?】読売巨人軍の補強を考える【2023年】

まえがき 阪神が日本一に輝いた2023年シーズン。今季で3年連続のV逸となった読売巨人軍が見せたのはかつての金満補強ではなく、"超堅実"補強だった。 これまでの巨人の補強といえば…皆さんは巨人の補強に、どんな印象を持たれていますか? 「他球団で活躍した選手をマネーゲームで乱獲」 こんな印象を持たれている方も多いかと思います。実際、1年でグライシンガー投手、ラミレス外野手、クルーン投手を獲得した年があったり、近年でも2年連続MVPだった丸佳浩外野手を同リーグから引き抜い

    • 第三次原政権のトレード戦略を考察する

      まえがき第三次原政権が始まり三年目に突入した2021シーズン。三連覇を目指すチームの中で活躍している選手は生え抜きに留まらない。今回はトレードで他球団から巨人に移籍してきた選手を取り上げて第三次原政権のトレード戦略について考察してみたいなと思う。 1.目の前の勝利を掴み取る"即戦力型トレード"第三次原政権に入ってから行われたトレードを大きく2つに分類すると"即戦力型トレード"と"素材型トレード"に分かれる。 まずは前述の"即戦力型トレード"だが、鍵谷陽平、高梨雄平、ウィー

      • 【電撃トレード】ウィーラー活躍へのカギと生まれ得る効果を考察する

        まえがき今回は先日トレードでの入団が決まったウィーラーが巨人で活躍する為のポイントと加入で生まれそうな効果を一足先に考察していきたい。 1.ウィーラー活躍へのカギ昨季のウィーラーを徹底的に考察されている記事を基に活躍する為のカギを考えていく。 ①速球への対応今は甘いゾーンに入ってきた変化球を逃さないバッティングスタイルだと思うが、やはり対速球打率.216は宜しくないだろう。 勿論セ・リーグの方が本格派スターターは少ないのでパ・リーグに比べれば対応はし易いかもしれないが、

        • 【新人王候補】戸郷翔征を徹底分析してみた

          まえがき今回の記事では高卒2年目ながら開幕ローテ入りが有力視され、新人王も期待される戸郷翔征のオープン戦を昨季と比較しながら様々な角度で分析していく。 1.オープン戦の基本投球成績ここでは基本的な指標を見ながら簡単にオープン戦の振り返りをしたい。 先発として2登板(8.2回)をしたオープン戦だが防御率9.35,whip1.96と優良な成績だとはとても言えない結果に終わった。これはソフトバンク戦で4回持たず10失点した事に起因する。 ここまで良い所ナシの様にも見えるが好材

        【実は超堅実?】読売巨人軍の補強を考える【2023年】

        • 第三次原政権のトレード戦略を考察する

        • 【電撃トレード】ウィーラー活躍へのカギと生まれ得る効果を考察する

        • 【新人王候補】戸郷翔征を徹底分析してみた

          終盤の得点バリエーションを増やした原采配3選

          まえがき2019シーズンの原ジャイアンツは試合の終盤にかけての得点パターンが豊富であった。7月後半~8月前半の連敗の影響もあり1点差勝率はそこまで良くないが、通算8度のリーグ優勝を誇る名将の用兵術や戦術には感嘆している。 今回の記事では終盤の得点バリエーションを増やした原采配にスポットをあてていきたい。 1.代走増田大輝の抜擢第二次原政権の際には鈴木尚広が終盤に代走として出てくる機会が多く、得点バリエーションの増加に大きく寄与した。 実際に鈴木尚広が持っていた役割の例 ○

          終盤の得点バリエーションを増やした原采配3選