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いつ死ぬかなんてわからない。25歳からつけているエンディングノート

さくらももこさんが亡くなった。そんなに歳だった?とびっくりしてニュース記事を読んだら、乳がんで、53歳という若さでの訃報だった。

53歳。

学生時代は53歳なんておばあちゃんだと思っていたのに、31歳の私は53歳を若いと言っている。あぁ自分も歳をとったなぁ。

人生100年時代、そう言われているいま。当然自分もそれくらい生きるつもりでいるし、50代で死ぬ気は微塵もない。でも、もしかしたらそれくらいで死ぬかも。いつ死ぬかなんてわからない。

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一時期、自殺の夢を見ていたことがあった。死ぬつもりなんか全くないのに、夜眠ると自殺の夢をみる。幼稚園児のころに住んでいたマンションから飛び降りて、自転車置き場のトタン屋根を突き破ったところで目が覚めるという、毎回全く同じ内容だった。ほとんど毎晩夢に見たときは、近々死ぬんじゃないかと本気で思った。

それで、もし本当に死んだらどうしようと不安になって、25歳の時からエンディングノートを用意している。所有している銀行口座を記載したり、引き落としになっているものをまとめたりしている、いわば便利帳のようなもの。わたしが死んだことを知らせて欲しい友人リストや、葬式はしなくていいし、したければ身内だけでして、仏壇はいらないことなんかも書いてある。

その後、夢占いで「自殺の夢は生まれ変わることを示唆しているから良い夢」と聞いてほっとし、エンディングノートのことはしばらく忘れていた。昨日久しぶりに更新したら、死んだことを知らせて欲しい友人リストを半分ほど書き換える結果となった。友人関係は着実に進化しているらしい。

知らせ方も、昔はメアドを記載していたけれど、今ではこのLINEグループに投稿してくれと書けばいいだけなので、とってもラク。

夫に、私が死んだらこのノートを見て欲しいと渡すと、「俺の方が先に死ぬから」と突き返された。うん、まあそんな気がするけど、ノートのありかはちゃんと覚えておいてよね。


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