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建て替えかリフォームか?

現在の我が家は昭和40年に建てられて阪神大震災を乗り越えた築60年の平家。
2023年1月。新築vsリフォームか迷い中です。

現状差し迫った悩み

  1. 南海トラフ地震に耐えられるのか

  2. 夏暑く冬寒い。ヒートショックの危険性あり。

  3. 虫が出る。梅雨はお風呂になめくじ、夏はフローリングの隙間からムカデ。秋はリビングに羽蟻。

  4. 湿気がひどい。結露もあり、浴室や壁にカビが生える。

  5. 音がうるさい。電車の線路沿いに住んでいるため10分に一度テレビの音をかき消す程の騒音が朝5時から夜12時まで続く。電車に轢き殺される悪夢を見たりする。向かいに飲み屋があるので、深夜は酔っ払いの歌声で起こされる。

  6. 近くを車が通ると家が震度1。天井もガラスも微かにゆれている。

①南海トラフ地震に耐えられるのか?
近く30年以内には必ず起きるだろうと言われている南海トラフ地震。
ここは阪神大震災の時にかなり被害を受けた地域なので、地震が起きた際は影響がある可能性が高い地域だと思われる。昭和56年以前の耐震性の建物なので、阪神大震災は乗り越えたといえ、次の地震に耐えられるかはわからない。

【新築なら?】
 現在の耐震等級の高い家を建てられるので安心。床がやや傾いているので地盤そのものが傾いている可能性もあり、その時はリフォームでは直しにくいと思われる。
【リフォームなら?】
 補強工事によって耐震性を上げることができる。また、一条工務店の25万円耐震シェルターのように一部屋だけ高い耐震性のある部屋を格安で作ることもできる。
 そもそも今住んでいる家は平家。平家は二階建てよりも耐震に優れているので、もしかすると補強工事だけでも十分耐震性を上げられるかもしれない。

②夏暑く冬寒い
現在ファンヒーター一台で冬を過ごしているけれど、古い家のため気密性が悪く隙間風を感じる。床が冷たい。結果、部屋が四部屋あるけれど一部屋しか使っていない。他の部屋はとても寒いから。
夏はエアコンを使うけれど、坪数17坪と狭い我が家だがドアを開けて各部屋に冷気を流すと全部冷気が外に逃げてしまうので、一部屋を締め切って過ごしている。→せっかく使える部屋が死んでいる。
冷房の効きも悪く電気代が嵩むため、日中は外へ涼みに脱出している。

【新築なら?】
 新しい性能の良い断熱材(セルロースファイバーなど)を入れることができる。
【リフォームなら?】
 窓に内窓をつけて断熱したり、床に断熱材を入れたり、屋根や外壁材を断熱のものにすることはできる。
 リフォーム補助金を使うとかなり安くできる。
 気密性を上げられる程の工事をしようとすると、かなり大掛かりになるので費用が嵩む可能性あり。

③虫が出る。
 床下から蟻が出てくるので、蟻の道が出来ている可能性。古い家なのでシロアリがいる可能性もあり、現在出ている蟻はシロアリではないが、シロアリの食った跡を他の蟻が使っている可能性も。その場合は構造体が傷んでいるかもしれないのでリフォームは難しい。
 毎日どこからか出てくるなめくじはおそらく排水口に巣を作っている。目地を塞いでも出てくるので浴室だけユニットを入れるようなリフォームをしても効果がないかもしれない。
【新築なら?】
 しばらくは虫が出ない。最初に防虫対策をすれば数年は維持できるかもしれない。シロアリに強い家を作れるので安心。気密が高い家を作れば侵入を防げる。
 建築木材に虫がついてくる場合もあるので外国材には要注意。
【リフォームなら?】
 以前住んでいた古民家をリフォームした時は、終わってからすぐ虫が出た。やはり古い材には虫が来やすいのかも?シロアリの処理をすれば使う薬剤によっては他の虫も来にくくなるので、しばらくは床下からの虫は防げる。

④湿気が酷く結露し、カビもある。
 南向きの大きな窓が全体的に結露する。アルミサッシ窓。
 西向きの木の壁にカビが生える。押入れも湿気やすくカビが生えやすいのでいつも開けっぱなし。
【新築なら?】
 気密性の高い家にしたいけれど気密が高いと湿度も逃げにくいので、調湿性の高い材質を使う。窓を結露しにくいものにすれば安心。
【リフォームなら?】
 窓だけなら樹脂の内窓をつければ結露は解決。壁面は難しいので除湿できる壁材を塗ったり、炭を敷いたり、空調管理する機械を入れる必要があるかもしれない。

⑤音がうるさい。
 電車の音や外から夜聞こえてくる騒ぐ声を気にせず眠りたい。
 また、部屋の中での会話やテレビの音や生活音が外に漏れて欲しくない。
【新築なら?】
 防音性の高い壁材、天井材、窓にすればかなり静かな家にすることができる。
【リフォーム】
 内窓をつけて防音することはできる。
 壁を防音にするのは大掛かりな工事が必要。

⑥近くを車が通ると家が震度1。天井もガラスも微かにゆれている。
 線路の向こうの道路は家から50mは離れているはずなのに、
 バスやトラックが通ると家が揺れて落ち着かない。
【新築なら?】
 基礎をやり直すことで振動を抑えることができるかも。
【リフォームなら?】
 耐震補強はできても家が揺れなくなるかはわからない。

新築のデメリットとは

・解体費がかかる
・引越し代と仮住まいの費用がかかる
・リフォームよりも高くなりやすい
・土地によっては地盤の柱状改良が必要になり、200万近くかかってしまう
・リフォームよりも固定資産税・都市計画税が高くなる
・昔の構造材の方が上等である可能性がある
・古い家は虫にも優しいが、人の体にも優しい。新築で使う材によっては体に合わない可能性がある。

リフォームのデメリットとは

・建物を大きくしにくい
・間取りの変更がしにくい
・防音、防湿など家の基本性能を新築ほどには上げにくい
・耐震性能や気密性能を上げると結果的に新築より高額になってしまう可能性も。
新築よりもコスパの悪い家になってしまう可能性。
・そもそもリフォームできない可能性があるので、物当にリフォームできる建物か検査しなければいけない。できない建物の場合は検査費用が無駄になる。

以上により、今の所の結論は、

お金に余裕があって
今よりも大きな建物にしたくて
性能を上げたいなら→新築!

未来のために費用を少しでも抑えたくて
今のままの間取りや大きさで満足していて
リフォーム可能な物件で
それなりの性能でいいなら→リフォーム!




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