見出し画像

グラフで分析する自分の行動傾向【For INFJ】-Fe軸とNi-Ti軸から-

前置き

 皆さま、お疲れ様です。
 今日は年始を迎えた後もだらだらとしていたら唐突に図が思い浮かんできたので、それを使って自己分析してみようと思います。

 前提として、私はINFJの行動基準は基本的に次の2パターンだと考えています。
①外向感情Feによる基準
  ②内向直観Niと内向思考Tiによる基準

 なので、この2つの基準をそれぞれ縦軸と横軸にとってみたら何かわかるのではないかと思い、下のような図を作ってみました。
 自分を含めてINFJの方の行動傾向を分析する際に役立つ(といいなあ)と考えています。

図1:Fe軸とNi-Ti軸による行動傾向の分析

グラフの見方


 グラフの横軸にFe、縦軸にNi-Tiをとっています。
 これは、自分の行動がどれだけ各機能の基準を満たすかということを表しています。

 そして、それぞれの軸に以下の要素が連動すると考えています。
・Fe軸と連動するもの ➡ ストレス度、充実感
  ・Ni-Tiと連動するもの ➡ ストレス消化能力

 すなわち、
「Fe軸の左にいくほどストレスフルだが充実感が得られやすい」
  「Ni-Ti軸の上にいくほどストレス消化しやすい」
ということです。

図2:各軸と連動する要素

 では、グラフの各領域が何を表しているかについて説明していきます。

▶健全領域(右上領域)

 グラフの右上の領域(第1象限)はFeとNi-Tiの両方が行動基準となっている状態を表しています。
  つまり、それぞれの心理機能が尊重され、互いに矛盾しないような行動ということです。場当たり的にFeを行使するのではなく、Ni-Tiで構築した自己基準(「自分はこうあるべき」基準)に適合するように上手く使いこなしているようなイメージです。

 自分の行動ができるだけこの領域に入る状況が、おそらくINFJにとって最も理想的な状況だと言えそうです。いわば目指すべき領域です。

 この領域に入る行動は非常にバランスが取れた状況であり、
  ・Fe基準を満たす ➡ 充実感が得られる
  ・Ni-Ti基準を満たす ➡ ストレスが消化可能
といった特徴があります。

 個人的には、「ストレスが溜まらないわけではない」というところがミソだと思っています。Feを重視した行動をとるうえでストレスが溜まらないことなどないと私は考えていますので(基本的に他者依存の行動であるため)。
 ただし、それがNi-Tiによる自分の基準を満たしている場合には飲み込んで消化することができる、というイメージです。

 自分の行動範囲がこの領域に収まっているINFJが、いわゆる「健全状態」ということになるのでしょうか(そもそも健全ってなんだ?)。

▶Fe偏重領域(右下領域)

 グラフの左下領域(第4象限)にはNi-Ti基準を満たさず、Fe基準を満たす行動が入ります。
 自分がNi-Tiで構築したこうすべき」よりも、Feによる周囲の要求を満たすことを優先する行動のイメージです。

 この領域に自分の行動範囲が入る場合、一見すると充実しているような感覚にありますが、少しずつストレスが蓄積しており、しばらくすると爆発します。

 この領域に入る行動の特徴としては
  ・ストレスが溜まりやすい
  ・(偽りの)充実感を感じやすい
  ・他者依存的
  ・場当たり的
などが挙げられるでしょう。

 そして、この領域に入る行動が多い場合には、
  ・ストレスを溜め込みやすい
  ・自分を見失いやすい
状況だと考えられます。

 なお「偽りの充実感」という表現を使いましたが、少し語弊があるかもしれません。
 「刹那的」という表現の方が伝わるかもしれません。
 要は、冷静になって後から振り返ると肯定することができない行動で充実感を得ているということです。

 この領域はNi-Ti偏重と比較して爆発しやすく、後述する闇領域に移行しやすいように自分は感じています。爆発するまで周囲の人間どころか自分自身も無理をしていることに気づきにくい状況でもあると思います。

 この領域から健全領域に移行するためには、一人で落ち着ける時間をつくり、冷静に今の状況を俯瞰し、自分はどうしたいのか、何が不満なのだろうかということをゆっくりと考えてみる必要があるかと思います。
 実際には一度爆発して闇領域に移行した後に半強制的にそれをしていくことになるパターンが多くなるような気がします(そもそも自分の状況が危険になっていることに気づきにくい)。

▶Ni-Ti偏重領域(左上領域)

 グラフの左上領域(第2象限)にはFe基準を満たさず、Ni-Ti基準を満たす行動が入ります。

 この領域に入る行動の特徴としては
  ・ストレスは溜まりにくい
  ・充実感は感じにくい
などが挙げられるでしょう。

 そして、この領域に入る行動が多い場合には、
  ・こもりがち
  ・自分の世界に没頭しがち
  ・優柔不断
な状況だと考えられます。

 この領域はFe偏重領域とは異なり、爆発するような危険性はあまりないように思いますが、それゆえに慢性的にこの領域に留まり続けてしまうことが考えられます。漠然と行動に移せないもやもやが胸の内にある状況といいますか。

 この領域から健全領域に移行するためには、まずはその自分のもやもやを認識し、自分がどのようなスタンスで社会と関わっていきたいのか、そのためにはどのような行動を起こせばいいのかを分析してみることが必要でしょう。
 ただし、この領域に長くとどまってしまっている場合は自分一人で変化をもたらすことが難しいということを意味していますので、もう少し積極的に他者とかかわることを意識するといいと思います。自分の世界にこもっているだけで充実感を得られているのであればそれでもいいですが、そうでない場合は自分の外にきっかけを求めることも必要でしょう。

▶闇領域(左下領域)

 グラフの左下領域(第3象限)にはFe基準もNi-Ti基準も満たさない行動が入ります。  
 端的に言えば、暴走状態、制御不能状態のイメージです。

 この領域に入る行動の特徴としては
  ・不安定(一貫性がない)
  ・無気力
  ・破滅的
などが挙げられるでしょう。

 そして、この領域に入る行動が多い場合には、
  ・人間を拒絶する
  ・普段通りに行動することが難しい
状況だと考えられます。

 多くの場合、Fe偏重領域から爆発によってこの領域に移行すると思います。
 なろうと思ってなるものではなく、基本的に外界(主に人間関係)の影響によって強制的に追い込まれます。

 この領域から健全領域に移行するためには、一度Ni-Ti領域を経由することが良いかと思います。
 つまり、外界から離れ、ぼろぼろにされた自分の世界(「自分はこうあるべき」)を再構築する必要があります。問題コミュニティと別の人間に救いを求める(Fe偏重を経由する)方法は結構リスクが高いのでお勧めしません。

 この領域に陥っている場合は冷静さを欠いているので、まず自分が何を求めているのかも自分で理解できていないことが多いです。そのような状況だと、相手の行動に正解がないことが多いです。
 相手に話を聞いてもらうこと自体は感情の整理に役立つかもしれませんが、まずは自分の中で問題を整理しましょう。それからでも遅くはありません。

実際に使ってみた(使用例)


 実際に自分で使ってみました。
 自分の行動の変動範囲を楕円で図示しました。
 このほか、毎日の振り返りとしてその日の自分の行動をプロットしてみる使い方も有益かもしれません。

図3:グラフ使用例(私の場合)

最後に


 本記事を読んでいただきありがとうございます。
 思いつきで作ってみたグラフですが、手軽にかけると思いますので悩めるINFJの方の自己分析に少しでも役立てば嬉しいです。

 自分の現在の状況を図のような見える形に表してみることは結構、有意義なのではないかと思っています。

 また、使い方や解釈については自分でも詰めが甘いところがあると感じていますので、より有効活用するための意見などをいただければ幸いです(良い意見があれば、自分でも使わせていただきたいので)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?