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「管理栄養士が教える 子どもの食物アレルギー
〜5つの不安解消法〜」
のまえがき、目次、第一章の一部を大公開✨



はじめに

 この本を手に取ってくださりありがとうございます。

 子どもが食物アレルギーになってしまい困っている、不安だらけというお母さんは多いと思います。そもそも子育て自体が初めてで、戸惑いがたくさんあるというお母さんもいるのではないでしょうか?

「食物アレルギーは怖いもの」と思っていませんか?
また、食物アレルギーがあることで食べることのできないものがあるから「子どもが健康的に育つことができるのか…」と思っていませんか?

この本ではそんなお母さんのために、食物アレルギーの正しい知識と、アレルギー持ちの子どもの食事面での対応についてお伝えしていきたいと思います。

乳幼児の時に発症した食物アレルギーは成長とともに治ることがほとんどです。
では、その治るまでの過程で何をしていけば良いでしょうか。

第一章では、食物アレルギーを持っていることで、日常生活の中にどんな危険が隠れているのか、食物アレルギーを持っているとどんなことが問題なのかについて説明していきます。

毎日の食事だけではなく、様々な危険性が隠れているということをお伝えします。

第二章では、食物アレルギーに対する意識の差ということで、私が今までに感じたことを話していきます。

私は管理栄養士になるまでに食に関して長く学んできましたが、食物アレルギーに触れる機会の少なさを感じました。アレルギー持ちとそうでない人との意識という部分について触れていきたいと思います。

第三章では、食物アレルギーの改善に向けた治療がなぜ大切なのか、その仕組みについて説明します。

乳幼児の時に発症したアレルギーは、成長とともに治ることが多いのに、なぜ治療をする必要があるのか、人間の細胞の仕組みについて簡単に説明していきます。仕組みを知ることで、より治療に前向きに取り組むことができると思います。

そして第四章では、家庭ですぐ取り組むことができる対処法や、栄養素について説明していきます。

子どもは離乳食から食べ物に触れていきます。その離乳食をどのように進めていくのか、間違ったやり方がどんな影響を及ぼすのかについて話していきたいとおもいます。

また、家庭で出来ることは食事の栄養管理だけではありません。
日々の健康管理と、災害時に備えるということがなぜ大切なのかということも説明していきたいとおもいます。

食物アレルギーは命に関わることもあるものです。

しかし、そのリスクを減らすための行動を知っておくこと、治療を進めること、そして子どもに必要な栄養素について知ることで、子どもが健康的に育つとともに、家族みんなで同じ料理を一緒に食べることが出来る環境を作っていくことが出来ると思います。

この本を読んで、子どものために出来ることを、私と一緒に行なっていきましょう。


目次

まえがき

第1章 食物アレルギーとは
・食物アレルギーが起こる原因
・アレルギーの遺伝性
・食物アレルギーの種類
・アナフィラキシーショックの症状
・アレルゲンの特徴
・食物アレルギーがあることによる不安点と問題点
第2章 食物アレルギーに対する意識
・食物アレルギーに関心を持ったきっかけ
・学生時代に食物アレルギーについて学んだこと
・お母さんたちの情報源
・アレルギー持ちと、そうで無い人の意識の差
・気軽に相談できるところがある必要性


第3章 アレルギー治療を進めることの重要性と3大アレルギーの基礎
・治療の種類​
・抗ヒスタミン薬とは
・エピペンとは
・食物アレルギーの治療法
・昔の食物アレルギーの治療法は真逆の考え方
・Tレグという細胞の体内での働き
・Tレグの働きを利用した花粉症の治療法
・食品表示の見方について
・外食をする際の注意点
・気をつけるべき加工食品
・代替え食品について

第4章 すぐに実践できる対処法
・毎日行う食事記録
・アレルギーの子の離乳食の進め方
・災害時に備える
・アレルギーについて子どもに教える
・情報の共有をする

あとがき


第一章 食物アレルギーとは

食物アレルギーが起こる原因
 アレルギー反応が起こる原因は、免疫細胞の誤った判断によるものです。

私たちの体内には細菌や、ウイルスなどの異物が体外から入ってきたときに、敵だと判断し、戦おうとして武器である「抗体」という物質が作られます。この仕組みを「免疫」といいます。このようにして体は異物から体を守ってくれているのです。

しかし、この免疫反応が本来、…


この続きは本書で!

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