見出し画像

Food Journey- 大好きな生肉について語る/ フランス

Steak Tartare- 日本語ではタルタルステーキ。牛肉の生肉にいろいろな野菜や調味料を加えて食べるフランスビストロの料理の一つ。海外のレストランで知らないで「お、ステーキだ」と頼んでしまうと生肉が出てくる事態に陥る(Mr. Beanがうまく表現してくれています、イギリス人のお口には合わない模様)。


タルタルステーキとは?

それは昔モンゴル帝国のタルタル人が遠征の際に、つれていた馬を乗用として利用していただけではなく、非常食としても利用していた。馬は毎日激しく走っているものだから筋肉質で、これを普通に食べても硬くておいしくない。そこで肉を細かく切り刻んで、いろんな調味料で味付けして食べていた、というのが起源らしい。

大体、パリのビストロで15-25ユーロで食べられる。場所柄少し高めだが、安全とおいしさには金を惜しまないほうが良い。

おすすめの理由

アメリカの記事だが、以下のアドバンテージを見つけた(以下要約)。

1. 味覚が変わる。-肉ラバーでなくても飽きることなく食べられる。2. 実は安全。-シェフがばい菌を取り除く作業をしているからOK! 3.消化しやすい。4.酵素がたくさん! 5.ビタミンBが多い。 6.あなたの食べ物のオプションが広がるはず。 7.たんぱく質がたくさんとれる 8. 免疫が強くなる 9.体内に酸素を取り込みやすくなる。10.とにかくおいしい!https://hearthstonelv.com/10-reasons-why-you-should-try-tartare/

ざっくりした内容だが、100gあたり、カロリー180kcal、タンパク質は13.32g、脂質は12.16g、炭水化物は2.9g。ビタミンB12 は特に多く含まれ、よい血を作ってくれる。糖質制限している人にとってはとても良い料理。

なめろうのような、あのぐちゃぐちゃな感じは、日本人的には気にならない。何と和えても万能な納豆のように不思議な食べ物。

食べ方は、ケッパー、ピクルス、玉ねぎ、生卵を加えて食べる。そこにタバスコやウスターソース、ケチャップを加えたり、胡椒をかけて味変を重ねて食べていくのが楽しい。

画像1

ぜひ、出会ったらタルタルステーキを食べてみてほしい。日本も探せば提供しているお店はある。

一日2回のタルタルステーキ

パリに行ったある時、私は以前行ったセーヌ川沿いのカフェで食べた、タルタルステーキが食べたくて、探し回った。お店の名前も忘れてしまい、ひたすら探したが見つからないので、ランチには別のお店でタルタルステーキを食す。

夕方、やはりあきらめきれなくて、場所だけでも、と思い、探す。沈む夕日が映るセーヌ川に目もくれず、それっぽいお店をくまなく探したところ、やはりタルタルステーキの神様は私を見捨てなかった。

あった…♡

次の日の朝はもう帰国(その当時はドイツ在住)。よし、食べちゃえ!ということで、夕食もタルタルステーキをいただく。※写真はその時のもの。材料は混ぜてあるスタイル。

画像2

結果的に、アメリカのサイトが言っていた、ことは3番の消化がしやすい、以外すべて証明された。さすがに一日に200g-300くらい(もっとあったかも?)の生肉を食べれば、私の胃袋も疲れてしまうのは言うまでもない(体重も増えていた)。ただ、飽きることなく食べられる、不思議な食べ物。

ただ、近年は、おいしいものは一日1回までで良い年齢になった(苦笑)。

新たなタルタルステーキの旅へ

日本でまだタルタルステーキを食べたことがない。

"もどき”ではなく、本物、しかも和牛を使ったものが食べてみたい。これを探して歩くのが次の楽しみ。しばらくは、ネギトロタルタルで我慢するかな。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?