好きなペデストリアンデッキの一つや二つ、誰しもがあると思うのだけど、私はいずれか一つに絞れと言われたら、かなり迷ってしまう。

　駅と建物をつなぐ歩道橋みたいなアイツこと、ペデストリアンデッキ。広場としての存在意義もある。

　日本一のペデストリアンデッキといえば、誰もが即答できる。「仙台駅」と。あそこは広大だ。あの上でずっと生活ができる。しかし、仙台駅のペデストリアンデッキが好きと言って何になるだろう。あそこはもう殿堂入り。好きなペデストリアンデッキを言っていないようなものだ。

　高崎駅もいい。あそこは特に夜がいい。
　水戸駅も最高だ。下からのアングルにも耐えられるビジュ。
　埼玉県内なら、大宮駅、川越駅、さいたま新都心駅あたりはみなさんもお好きでしょう。
　千葉県内なら、海浜幕張駅、松戸駅……そうそう、日本初といわれる柏駅も忘れちゃいけない。思い出させてくれてありがとう。

　さて、神奈川県にきましたよ、と。どれどれ……新百合ヶ丘駅、武蔵溝ノ口駅・溝の口駅、海老名駅。どれもたまんねぇ〜！

　東京都内にも意外とある。センターを張るのは立川駅、多摩センター駅、府中駅。三鷹駅、大泉学園駅、田無駅も選抜常連ですよね。ファンの意表を突く大抜擢で竹芝駅と浜松町駅のダブルセンターはいかがだろうか？

　いろいろ目移りしてしまい、やっぱり一つに絞れなかった。十人十色ならぬ、十ペデストリアンデッキ十色。それぞれの魅力とこれからも出合いたいもの。