春海

日々、勉強です。

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思いがけない再会

   〈リフレッシュ〉  みなさんこんばんはっ!  くれあです。  学校・お仕事、毎日おつかれさまです。  最近はドラマの撮影がずっと続いていました。  まだまだ未熟な私ですが、共演者さんたちの演技に取り組む姿勢を間近で拝見したり、さまざまな経験をさせていただいたりする中で、少しずつ成長しているのではないかと思っています。  放送をお楽しみに。  さてさて。  実はちょっとだけお休みをいただけたので、明日からリフレッシュも兼ねて故郷に帰省しますっ。  こっそり行くつも

    • 兵庫旅行の裏話(1日目)

       岡山に新幹線で行くときに通過したことはあったけど、兵庫県に降り立ったのは初めてだった。  新神戸駅に着く。特に何があるわけでもない、シンプルで、大きな駅だった。  そこから地下鉄で三宮駅に向かう。普段乗り慣れていない電車に乗る瞬間がなんか好き。  三宮・三ノ宮駅周辺はいい具合に整然とした感じとごちゃっとした感じが共存していて、好み。いい街だ。  スタジオツアーのCMがやたら流れていて、近くに住む人間として不思議な気がした。  神戸は常に山が望め、少し歩けば海沿いに出られ

      • 京都旅行の裏話②

         2日目の朝は6時に起きて、宿のお風呂に入り、8時頃出発。最初の目的地の平安神宮の近くにいい感じの喫茶店を見つけてモーニングをキメた。  平安神宮に行きたいと感じたのは、大河ドラマの影響。  天気予報によると昼前には雨が止むようだったので、傘を持っていかなかった。しかし、予報が少し外れ、雨は長引き、平安神宮で雨に降られた。  雨に濡れ引いたくじは……大吉!  平安神宮を後にし、清水寺へ向かった。一度も足を運んだことがなく、一回くらいこの目で見ておきたいと思ったから。  

        • 京都旅行の裏話①

           京都に行ってきた。急に行きたくなり、金曜日の夜、怒涛の新幹線・宿泊先予約で2泊3日の京都旅行が走り出した。  行くと決めていた場所は宇治、平安神宮、嵐山。あとは旅しながら決めた。  新幹線で京都駅に到着し、マジか、と思った。今、京都いるじゃん。昨日までと地続きの日常だとは思えない。  まずJR線で宇治に向かった。が、一駅手前の黄檗駅で降りたくなって、そこから一駅分宇治まで歩いた。  黄檗駅は好きなアニメの「響け!ユーフォニアム」で何度も登場する。聖地だ!と思ったけど、黄檗

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          あの頃から

           会社の近くに母校の小学校がある。ただ、建て直し工事の真っ只中だ。  母校の小学校には電車で通っていた。  この街は本の街といわれる。幾重にも連なる古書店。秋には祭り。  母校の思い出の濃淡はさまざま。  マーチングバンドをしたこと。  ミニバスに励んだこと。  手打ち野球をしたこと。  近くの大学へ見学しに行ったこと。  ピロティーで告白されたこと。  原稿用紙に好きな物語の続きを書いていたこと。  日に日に、新しい校舎の形ができあがっていく。かつてとは雰囲気の異なる

          あの頃から

          仕事終わりのビリヤード

           会社の近くに昔ながらのビリヤード場がある。気になってはいたが、行くタイミングがなく、通りかかるたびに外観を眺めるくらいだった。  ところがある日、友人から、そのビリヤード場へ行こうと誘われた。私は二つ返事でOKした。  ビリヤード場は大学生からおじさんまで、幅広い世代のお客さんが来ていた。私たちが端っこでビールを飲みながら興じていると、いかにも慣れていない感じが透けて見えたのだろう、お店のおじさんが手ほどきしてくれた。  最近、また別の知り合いと仕事終わりに舞台を見に

          仕事終わりのビリヤード

          お正月の文化=駅伝、飼いたい

           年明けから心がざわざわとするようなニュースばかりで、そういったニュースにずっと触れていると、精神的に来るものがあった。  そんな中無事に開催された箱根駅伝は、希望の光だった。学生たちのがんばりに胸を締め付けられ、今自分にできることをやるんだ、という気持ちがすごく伝わってきた。  箱根駅伝はどうして人々の胸を打つのだろう。  箱根駅伝について本気出して考えてみたら いつでも同じところに行き着くのさ 君も箱根駅伝について考えてみてよ 後で答え合わせしよう 少しはあってるか

          お正月の文化=駅伝、飼いたい

          涙のクリスマス

            「おべんとうの時間」という、普通に暮らす人たちのお弁当を通して、その人たちをひも解くシリーズ本がある。それをずっと読んでいて、クリスマスの日に読み終わった。  温かい文章、何気ない表情を捉えた写真……その奥に「家族」が見えた気がして、覚えず、涙があふれてきた。家族っていいな、と思った。  クリスマスにかけて、映画を二つ見た。  一つは杉咲花主演の「市子」。ざっくりいうと、同棲している若い男女がいて、男がプロポーズした翌日、女(演:杉咲花)が急にいなくなってしまう話。

          涙のクリスマス

          うれしくって見つめ合いたい、ペデストリアンデッキで

           好きなペデストリアンデッキの一つや二つ、誰しもがあると思うのだけど、私はいずれか一つに絞れと言われたら、かなり迷ってしまう。  駅と建物をつなぐ歩道橋みたいなアイツこと、ペデストリアンデッキ。広場としての存在意義もある。  日本一のペデストリアンデッキといえば、誰もが即答できる。「仙台駅」と。あそこは広大だ。あの上でずっと生活ができる。しかし、仙台駅のペデストリアンデッキが好きと言って何になるだろう。あそこはもう殿堂入り。好きなペデストリアンデッキを言っていないようなも

          うれしくって見つめ合いたい、ペデストリアンデッキで

          あの日、あのとき、あの場所で

           本との出会いのシーンについて。  今まで読んだことがない本と出会うとき。  本屋さんの店頭で。好きな書店が推していると気になる。  周りの誰かにすすめられたとき。熱量をもって語られると絶対に読みたくなる。そして、そういう場合ハズレが少ない。  taknalというアプリを始めてみた。このアプリを利用している人と街中ですれ違うと、その人たちがおすすめしている本がアプリ内に蓄積されていき、気になる本、読んだ本の記録も付けられる……というもの。  利用してみると、どんどん、いろん

          あの日、あのとき、あの場所で

          読書遍歴

           書評系のYouTuber、梨ちゃんが自分の読書遍歴を振り返る動画を上げていて、それを見たら振り返ってみたくなったので、振り返ります! 読書遍歴を!(倒置法)  さて(お茶をすする)。   記憶がちゃんとある「読書のはじまり」は、椋鳩十の「片耳の大シカ」だ。小学校高学年の頃に読んだ。「大造じいさんとガン」を教科書で読んで、見覚えのある作家名だから図書館で手に取ってみた、のだと思う。  読み終わったら、その続きを考えてみたくなって、原稿用紙につらつら妄想の続編を書き出した。読

          読書遍歴

          結婚式

           平日の夜、学生時代の友人たちとの食事のため、職場から新宿にあるモンゴル料理店に急いで向かっていた。  今さら改まって何の集まりだろう?と呼びかけられた段階で少し不思議だったのだが、お店に顔を出したら、知らない女性の顔があった。聞くと、友人の一人(その会の言い出しっぺ)が「自分の結婚する相手」だと紹介してくれた。  結婚式に僕たちを招待するつもりであること、その前に、気軽に話せる場で一度紹介しておきたかったことを、順に説明くれた。  招待してもらえることも、この場に誘ってく

          2023年やりたいことリスト100

           2023年のはじめに、100個を目指して、やりたいことリストを作ろうと一念発起し、都度思いついたら追加していく形でずっとやってきた。  すぐにできるものから、時間とお金のかかるものまでさまざま。その進捗状況を一部、振り返ってみる。 【未達成】 2 京都宇治に行く 3 出雲に行く 4 尾道に行く 33 兵庫県赤穂市に行く 35 吉野に行く 36 京都ベーカリーワルダーに行く 37 デンメアティーハウスでお買い物 52 カメラを買う、単焦点レンズ 69 魔法の文学館に行く

          2023年やりたいことリスト100

          お見合いがよぎる

           親戚を介して紹介された女性と二人で会った。会った日が初対面だけど、その女性は大学の先輩で、キャンパスも同じだったから、在学中にどこかですれ違っていても不思議じゃない。  お見合い、という言葉がよぎる。辞書で「お見合い」の意味を調べる。結婚を希望する男女が……云々。お見合いじゃないかもしれない。お見合いに「羽化」するかもしれない。変なことを言っている。  新宿で待ち合わせをして、食事をしながら、ぽつぽつとお互いの話をしていく。大学時代のこと、今現在の仕事のこと。言葉にしな

          お見合いがよぎる

          マッチングアプリ

           何となく連絡取り合えるようになって、いくつか言葉を交わしていき、それが続いたり、自然消滅的になくなったりする。マッチングアプリのつながりはそんな感じ。  今のところ一人だけ実際に会ったが、彼女は中国人だった。  中国人の彼女とメッセージのやり取りをするようになったのはたまたまだった。向こうは日本語が堪能なため、終始日本語で。  外国の人と知り合う機会、そうないなと思い、会ってみたくなった。日本文化や歴史が好きな彼女のリクエストに応じ、都内の庭園に二人で出かけた。  彼女

          マッチングアプリ

          従妹は、これがないと眠れないのだと、わざわざ持ってきた大きなぬいぐるみを示して、恥ずかしそうにした

           家の前で写真撮ろう、と誰ともなくつぶやいた。母だったか、叔母さんだったか。  お寺で祖父の7回忌供養、その後でお墓参りを終え、祖母の家に親戚一同戻ってきていた。  福島の秋は雪は降らないまでも、東京よりもずっと肌寒い。おまけに雨の一日だった。祖母は「お父さんが泣いてるみたい」とうそぶいていた。  その日のうちに僕と母などが東京に帰るため、その前に写真を撮っておこうとなるのは、まあ自然なこと。  僕、社会人一年目の従弟、大学三年生の従妹が玄関の前に整列させられた。三人の並びは

          従妹は、これがないと眠れないのだと、わざわざ持ってきた大きなぬいぐるみを示して、恥ずかしそうにした