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京都旅行の裏話①


 京都に行ってきた。急に行きたくなり、金曜日の夜、怒涛の新幹線・宿泊先予約で2泊3日の京都旅行が走り出した。

 行くと決めていた場所は宇治、平安神宮、嵐山。あとは旅しながら決めた。
 新幹線で京都駅に到着し、マジか、と思った。今、京都いるじゃん。昨日までと地続きの日常だとは思えない。
 まずJR線で宇治に向かった。が、一駅手前の黄檗駅で降りたくなって、そこから一駅分宇治まで歩いた。
 黄檗駅は好きなアニメの「響け!ユーフォニアム」で何度も登場する。聖地だ!と思ったけど、黄檗駅周辺は大して何もなかった。

 宇治についてからはずっと小雨が降っていた。曇天の下の宇治川は憂し川という趣でかえって良かった。
 平等院鳳凰堂を訪れ、源氏物語ミュージアムに向かう途中で、大吉山に登りたくなった。これも理由は「響け!ユーフォニアム」で、印象的なシーンが描かれるから。頂上からの景色に満足したが、このときの筋肉痛に3日間悩まされることとなる。

 宇治の後は決めていなかった。京都の個人書店に行ってみたいなとふと思い、調べて良さげな書店へ向かった。
 結局何もピンとくるところがなく、お店を後にした。いい感じの本はたくさん置いてあるのだけど、これを売りたいんだ、みたいな「声」が棚から聞こえてこなくて、どの本とも目が合わなかった。

 当てもなく歩こう。三条あたり(祇園周辺)から十条あたり(京都駅のちょい南)まで夜の京都を練り歩いて、それがすごく愉快だった。

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