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フレンドファンファーレ 群馬公演 〜キイテカラミル〜 感想

フレンドファンファーレ 群馬公演、最高のライブでした!
埼玉公演に続き、今回もノンストップかつハイカロリーなDIALOGUE+らしいライブで、めちゃくちゃ楽しかったです!!

個人的な話になるが、埼玉公演は1階のほとんど最後方の全体が良く見える座席だったのに対し、今回は上手の1桁列というステージがとても近い席で、それぞれ違う楽しみ方ができたなと思っている。

具体的には、埼玉ではフォーメーションや照明に感動していたが、今回それはあまり見えず、一方で埼玉では見えなかったメンバーの表情やファンサ、細かいダンスの振り付けなどを楽しめたので、なるほどDIALOGUE+のライブは席の場所によってそれぞれの楽しみ方ができるのだなと実感した。

(と共に前方はたまにでいいな。ともなった。パシ横以後のFC先行の扱いはどうなるのか分からないけど。)

なので、今回は全体を見ていたというより、その時その時で目を奪われたポイントを見ていたという感じで、そのような視点からの感想になる。

普段見ないポイントも結構見ていたので、細かい瞬間瞬間で「ここいいな」とか「ここそうだったのか!」と思ったときが、この記事で以下に書いていくものの何倍もあったことは覚えているのだが、ライブが楽しすぎたことと、とても近かったことの興奮とかもあり、記憶が飛んでしまっている。


ここから、細かい内容の話。

(1ブロック目)
バンドセッション
花咲く僕らのアンサーを
デネブとスピカ
やばきゅん♡シューベルト

今回もバンドセッション始まり。堀崎さんの目の前だったので、堀崎さんの煽りもガッツリ浴びれた。最高のライブが始まったぞ!という気分になって最高。バンド始まりはやっぱりいいね。

「お・ま・た・せ・し・ま・し・た」からの「花咲く僕らのアンサーを」が天才すぎる。一瞬「お、今回もまるっと始まり?」と思わせて、花咲くのイントロが流れた瞬間に「きたーーーー!!」とテンションMAXになる。Longitude以来披露なくてずっと"待ってた"曲だしね。

続いて安心と信頼の「デネブとスピカ」。ほんとにいい曲。2022年にリリースされた曲だが、2023年に8人で(ほとんど)毎回披露されることによって「完成」した曲だと思っていて、DIALOGUE+のライブを代表する曲に育ったと思っている。

「やばきゅん♡シューベルト」は1ブロック目の最後という埼玉と同じ位置なのに、全然違う聴こえ方をしたのがすごいと思った。
埼玉はガガピーガガ→夏花火で会場が最大まで盛り上がったところに来るトドメとして「パフォーマンスを見せる曲」であった感じがしたが、今回の群馬では「盛り上げ曲」になっていた。
具体的にどう変わっていたのかの言語化は難しいが、見せ方によって曲の印象をここまで変えることができるのかと感動した。


(2ブロック目)
パジャマdeパーティー
めっちゃオンリーユー
透明できれい
かすかでたしか

いつも1ブロック目が終わった後に、「今日も最後までよろしく〜!」みたいなMCが入るが、今回はそのMCもバンドをバックに。このライブ、とうとう本編にMCらしいMCがないライブで、そういうの最高!ってなった。

埼玉ぶり現地2回目の「パジャマーdeパーティー」。近くで見ると(もっと正確に言うと横から見ると)前後左右のフォーメーション移動がすごいってのをよく感じる。

さっぴの「おやすみなさい」から「めっちゃオンリーユー」の「全く眠れなくて〜」に繋がる。
オンリーユーいい曲すぎる。聴き惚れてた。最初のやかんパートのゆりにゃのハモ。「息をしてるだけで尊いスーパーダーリン」のまなつ。落ちサビのゆりにゃとやかん。
サビの「ちょっとはにかんだり 舌を出したり」のところ振りが2パターンあって内側と外側で分かれているんだ。とか、この曲フォーメーション動いてたんだ。とかその位置で見ていたからこその気づきがあった。
Bメロのチクタクに合わせて歌っている人がステージを横に移動するの、時間の経過を感じて好きです。
「うぉーうぉー」の振りコピめちゃ楽しいし、世界の均衡が崩れちゃう時に一緒に崩れるのも楽しい。
この曲DIALOGUE+の曲の中でも好きな曲かなり上位に来るかもしれん。となった。

次の「透明できれい」の役割は、オンリーユーまでのウキウキ楽しい感じの雰囲気から、「かすかでたしか」のしっとりした雰囲気に繋ぐパスとしての役割であったと考えられる。
そして実際今回は、DIALOGUE+1の時のように「メッセージを伝える曲」として披露していたというより、曲調として、ダンスとして、「パフォーマンスを見せる曲」「聴かせる曲」として披露していたように感じた。
上のやばきゅんのところでも書いたが、このように曲に表情をつけられるようになったと感じるライブであった。

透明の最後のブレスから「かすかでたしか」に繋がれた瞬間頭を抱えた。それは泣くって…
2サビ後のさっぴの「桜が踊って〜」のところはちょうど上手側で表情が良く見えたのだが、引き込まれるような強さを感じた。


(3ブロック目)
トーク!トーク!トーク!
来世なんて待ってらんない
ガガピーガガ
にゃんぼりーdeモッフィー!!

しばらくの暗転ののち、埼玉と同様にきょんちゃんが1人出てきて、イマジュンのところに来て「トーク!トーク!トーク!」のアカペラが始まる。
2人が笑顔でアイコンタクトしながら、途中遊びも入れながら歌っているのを見て、前にある放送でイマジュンが「最初から見てて、きょんちゃんはすごい歌がうまくなった」という感じのことを言っていたのを思い出したりして、感動していた。

このアカペラに関しても、埼玉は楽しいゾーンの真ん中にあったから「楽しい」の雰囲気が大きかったが、今回はかすかの後だったこともあって、「感動」のニュアンスが大きく感じた。

また、この曲も近くで見るとフォーメーションすごい!になった。そして、2C後の間奏のみんながおもちゃになりきって動くところ、表情がそれぞれ個性的で面白かった。こういう細かいところまで表現をこだわっているのだなあと強く感じた。特にまなつが印象に残っている。

あと、ラスサビ最後の「セツナいくらいでいいの」のところのキメに合わせて頭振るの気持ち良すぎ。

「来世なんて待ってらんない」もこんなフォーメーション激しかったんだ!になったり。サビの疾走感がすごく表現されていると感じた。
あと、2Bの「あの日の指切り〜」のところのコーラスがすごい雰囲気出てて良かった。(あそこは曲の雰囲気がガラッと変わるポイントなので)

そして「ガガピーガガ」の激強イントロが鳴る。その瞬間沸いた。(NPnの特殊イントロ付きカオスが極まるに似たものを感じたんですが、分かる人いますかね)
さっぴの「僕のミッション?」の遊びが割と定番になってきた感じがある。最高なので今後もやってほしい。
埼玉でのこの曲は「照明かっけー!」ってのがすごく印象に残っているのだが、今回は(多分同じ照明だったと思うけど)座席の関係的にあまり見えなかった(特にレーザーとかが)。一方で、にこにこ楽しそうに踊るメンバー達を目の前に踊れたのはとても楽しかった。

そして満を持しての「にゃんぼりーdeモッフィー!!」。前回と書いてること同じだが、この曲は生バンで聴くと魅力が何倍増しにもなる!そして、とにかく楽しい!!
2023年下半期の間ずっと育ててきたこの曲の集大成のような使い方であったと感じた。


(4ブロック目)
フレンドファンファーレ

「フレンドファンファーレ」は完全に今回の主役、メインディッシュになっていた。
前回は、まだ誰も知らない新曲の初披露!であり、それ以上の色をつけることは難しかったが(特に歌詞は初見で聴き取るのが難しいので)、今回は曲を知っているからこそできる「ラララ」の合唱があったりして、まさに「キイテカラミル」のフレンドファンファーレになっていた。
そしてその「ラララ」を「対話」と表現することも素敵だった。
2023年を振り返りながら、DIALOGUE+というチームが、「DIALOGUE」を体現するチームになったな〜ということを強く感じている。(これで1記事書きたい)

この曲が8人の表情の見える位置で見えたことが今回の席で最もうれしかったことの1つで、メンバーが互いに笑い合いながらパフォーマンスをしているのを見ながら、「この8人がすごく幸せそうでうれしいな」と強く感じていた。


(5ブロック目)
バンドセッション+バンド紹介
まるっとジブン時代
D+ has come
ドラマティックピース!!
大冒険をよろしく
これは訓練ではない

最高のバンドセッション。目の前で堀崎さんが寝っ転がって最高だった。この時の裏話がめちゃくちゃ面白いのでみんな読んで。(→記事末尾にリンクを添付した)

バンドセッションからの「まるっとジブン時代」。この2公演を通じて、この曲のことがより一層好きになったと思う。イントロが流れた瞬間の「キターーー!!」感がすごいあった。
「ひとつの体で全部味わいたいのに 足りない一度きりの人生じゃ足りない!」っていい歌詞すぎる。

この2公演でまるっとがすごく育ったと思っていて、今後もライブのいいところにおける(ガガピーガガ的な使い方ができる)んじゃないかと感じた。こんな曲がBOXの初披露から1年間も眠ってたんだね…

「D+ has come」は最初の1音が鳴った瞬間にボルテージがMAXになる。最初の「D+ has come!!」のオタクたちの声が意味わかんないくらいデカくて最高だった。
バンドの音は気持ちいいし、体は否応なくリズム乗って縦揺れするし、めちゃくちゃな振りコピしてるしで、最高!!になってた。

そして「ドラマティックピース!!」の繋ぎでさらにめちゃくちゃに。本当にいつも最高の繋ぎをありがとうございます。
「はっ!はっ!はっ!」「うぉーーーーー!はっ!」の熱量がやばすぎて最高。
後半に来るこの曲ばかたのしいね。って思った2公演。

ドラピが来た時点で最後はもう大冒険しかないな。と思ってたら、まゆがセンターに来て、「大冒険をよろしく」。最高!!
前回以上に遊びがふんだんに入っていた。特に2Aのやかんの「置いてくぜ」(イケボ)が大爆笑だった。その後のゆりにゃの「それは嫌だ!」もそれに呼応してる感じがして面白かった。

あくまで本編はこれでラスト。最後に全てを出し切ってはっちゃける。そんなパフォーマンスだった。(あと1曲あるなんて、聴いているうちは1mmも感じなかった。)

この曲で遊びが多かったのもそうだし、後半ブロック全体を通して感じたのは、前回とハードさは同程度のはずなのに、前回よりも余裕がある感じであったということだ。体力配分が前回よりもさらにうまくなったのかもしれない。

埼玉と同じで大冒険でラストと思い込んでるので、メンバーの何人かが舞台袖に水を飲みに行ってるのを見て、???となっていたら突然の「新曲やります」(今思い返すと今回は「最後の曲です」って言わずに大冒険始まってた??)
「あ、イージーハードやるのね」って思ってたら、全然違う曲が始まって、短時間で2回もサプライズされる。

「これは訓練ではない」はパフォーマンスがバチバチにかっこよくて、特に各人のソロパート、ソロダンスが輝いていたと思った。
その衝撃にあてられたまま本編が終わり、アンコールに。


(EN)
MC
人生イージー?2023
うしみつあっパレイド

宮原さんのMC、今まで宮原さんのDIALOGUE+に対する想いを聞いたことってあんまりなかったので、泣いてしまった。
宮原さんがDIALOGUE+のことが好きで、活動を前向きに楽しめているということが本人の口から聞けたことが何よりうれしかった。
あまりにも良すぎて、終演後の自分のツイート、3割くらいこのMCに関するツイートだった。

そのMCから繋がる「人生イージー?」は歌詞が沁みた。
「だからズレがあるんだ たまにじゃないくらいにすれ違うんだ」という歌詞は、「永遠」はないというリアリストなさっぴらしいと思ったし、「だから頑張らないといけない!」という人生イージー?の歌詞と、さっぴのMCもすごく重なって感じた。

最後の「うしみつあっパレイド」楽しすぎ!!
ただひたすら踊り狂っていたため記憶がありません。
最高!!
メンバーも踊り狂っていたことは覚えている!
最高!!


後半ずっと「最高」しか言ってない。
そういうライブでした。


DIALOGUE+最高!!!の2023年でした。
来年もよろしくお願いします。

パシ横が早くも近くに迫っていて、楽しみがすぎる



セットリストについて

セットリストについてもう少し語りたいので書きます。

まず「フレンドファンファーレ」埼玉公演、群馬公演に通底するテーマとしては、公式Twitterでも言っていたように「チェックポイント的ではない何気ないワンマンライブ」であることで、あまり披露されていない曲をセットリストに組み込んだり、既存曲の新たな一面を見せるということをしていた。

そして群馬公演のテーマの1つは埼玉から変える曲を最低限にしつつ、全く違うライブを作るということであったと思う。(年始のパシ横も近いので、曲を変えすぎると演者及びスタッフの負担が大きくなると判断したのだろう。)

そのようなお題に関しては今回のセットリストはほとんど100点のセットリストであったというのが結論である。

実際、埼玉から4曲しか変わっていないのに、そう感じさせない全く違う作りのライブになっていたし、群馬公演で新しい一面を見せてくれた曲もいくつもあった。

特に2ブロック目にかすかを持ってきたのが最大の挑戦で、面白い試みであったと思う。今までバラードはもっと後半の例えば3ブロック目とかに置かれることが多かった(e.g. Latitudeの3ブロック目)。

そして今回、そのかすかに繋ぐための鍵が透明であった。

上にも述べたように、この透明の役割は、そこまでの流れからかすかに繋ぐための「激しめかつしっとりめの曲」としての役割で、「呪い曲」としての文脈はあまり持っていなかったと思う。(そういうパフォーマンスでもあったと感じた。)

セットリストとしては成立していたという前提の下で、自分は「透明できれい」にクソデカ感情を抱いているオタクなので、こういう使われ方をするとかえって感情が迷子になってしまった…(これは受け手側の問題である。)

しかし、色々考えた末にこの透明の代わりになれる曲っておもしりくらいしかないし、その流れはLatitudeでやってるしな…と思ったり。

また、これは埼玉群馬に共通するテーマの具体的な試みの1つであったと思っている:一番ライブでやっている「はじかく」と「おもしり」を意図的に外して、その曲たちがなくても今のDIALOGUE+ biographyではいいライブが作れるんですよ。ということをやりたかったのではないかと。

このように考えると確かに意図は分かるし、先に述べた今回のライブのお題に対してはほとんど100点のセットリストであったということの意味はこういうことであった。


関連

・寝っ転がり堀崎さんの裏話

・今回のライブのテーマについて触れているDIALOGUE+公式のツイート(ALT)


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