友崎くんとDIALOGUE+と私

この記事は100%私の自分語り、思い出話です。

今このタイミングでこの記事を書いているのは、「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」がどれだけ私にとってうれしいことであったかというのを、この気持ちがフレッシュなうちに書き留めておきたいと考えたからだ。

私とDIALOGUE+の出会いは、2021年冬クールに放送されたアニメ「弱キャラ友崎くん」第1期であった。
元々この作品の原作ファンであった私は、このアニメの主題歌を担当するアーティストとしてDIALOGUE+を知り、それをキッカケに徐々にハマっていき、同年11月に行われたツアー「DIALOGUE+1」東京公演の配信を観て、このアーティストと共に過ごしていきたいと強く思った。そこからライブに行ったり、生放送を見たりして、リアルタイムで追いかけるようになり、現在に至る。(ここの過程に関しては今回は詳述しない。)


では遡って、私と「弱キャラ友崎くん」の出会いの話をしたい。

(注:この先、「弱キャラ友崎くん」アニメ2期8話まで = 原作6巻までの内容のネタバレを含みます。)


それは今から6年前の2018年の春。私が高校2年生の時である。
当時、ライトノベルを読むのにハマっていた私は、近所の書店で「このライトノベルがすごい!2年連続TOP10!」的な帯を見て、興味を持ち、1巻を手に取ったのが出会いであったと記憶している。
1巻が非常に面白く、それからどんどん次の巻を買って読み進め、あっという間にその時点での最新巻6巻まで読んでしまった。(6巻はアニメ2期の中間、みみみが友崎に告白するところで終わる。)

物語として非常に面白くてのめり込んでいったのに加え、私の影響を受けやすい性格と、内容がちょうど高校生にストレートに刺さるものであったことも相まって、当時の私の「人生」の思想に関してもそれなりに影響を受けたと思う。もちろん人生は地続きであるから、現在の私に引き継がれている部分もあるはずだ。

例えば、「努力」したり一歩踏み出してみたりすることによって、自分の見える世界をカラフルにすることができること。二者択一のように見える選択肢を前にして、両方を選ぶ論理があることであったり。

当時の私が「頑張る」ことであったり、それまでの自分では選ばなかったような選択をすることを後押ししてくれた作品であると思っており、DIALOGUE+に出会わせてくれたという功績を除いても、私の人生において大きなターニングポイントとなる作品である。この作品に出会わなかった世界線の私と、今の私は、色々と異なる人生になっている可能性すら考える。


「弱キャラ友崎くん」は2019年10月に第8巻の発売と共にアニメ化が発表され、2021年冬クール(1〜3月)に放送された。私が初めてDIALOGUE+という名前を聞いたのは、放送も間近に迫った2020年12月の「弱キャラ友崎くん おしゃべり人生攻略 アニメ放送直前スペシャル」という生放送で、キャスト陣が勢揃いして、アニメの開始を盛り上げようという放送であった。この放送内で、OP, ED主題歌を担当するのが、どうやらDIALOGUE+というユニットらしいということを知った。ちなみにねねさんが喋っているのを初めて観たのもこの放送である。(youtubeにアーカイブがある↓)

アニメが放送開始され、OP主題歌「人生イージー?」を気に入り、youtubeで何度もMVを再生していると、「はじめてのかくめい!」がyoutubeにおすすめされ…まずは曲から。そして、彼女たち8人のパーソナリティを。ライブを。次々と好きになっていった。

アイドルや声優を見るということ自体がそれまでの人生でほとんどなかったので、最初はそれなりの抵抗はあった。実際、曲だけでなくメンバーをちゃんと見るようになるまで、3ヶ月くらいの時間が経っていたと思う。だが翻して言えば、今まで踏み入れることのなかった文化に足を踏み入れることになるほど、DIALOGUE+が魅力的であったのだ。

こうして踏み入れた世界で、私は音楽の世界の魅力を知った。DIALOGUE+、田淵智也をきっかけに、色々な音楽を聴いたり、ライブに行ったりするようになり、そこでの交友関係も生まれたりして、私の人生はより豊かになった。


DIALOGUE+を本格的に応援し始めて2年が経った2023年10月、「フレンドファンファーレ」埼玉公演にて、「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」のOPED主題歌を1期に引き続きDIALOGUE+が担当することが発表された。私のDIALOGUE+との出会いである「弱キャラ友崎くん」とDIALOGUE+が再び交わることが本当にうれしかった。

2024年1月よりアニメが放送されると、第1期の時には感じなかった感慨に包まれることになった。私の大好きな作品が、大好きな人たちによって彩られているのだ。このことを毎週放送のたびに感じ、OP, EDが流れる度に、うれしい気持ちになった。さらに、第5話の「フレンドファンファーレ」の演出と、第8話の「誰かじゃないから」をバックに友崎とみみみが会話するシーンは、OPEDを超えたコラボレーションで、私にとって特に感動するものがあった。
また、6年前に熱中して読んでいた話が、6年後の推したちに彩られ、6年後の友人たちと(twitter上ではあるが)共に楽しんでいる感覚は、ちょっと不思議で味わったことのないもので、これも良いものであった。

「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」が放送されたこの3か月、私だからこそ感じた非常にたくさんの幸せがあったので、それを書いておきたくてこの記事を書くことにした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?