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みんなで掴んだ力強いパートナーシップ

月次は、メンバーにがっつり話すことができる大きな機会のひとつ。
先日は主に、パートナーシップの大切さと、改めて以下について熱弁した。

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・実績は、みんなで作ってきた現実である。
・社内文化や風土、私たちの在り方はお客様との関係性につながっている。
・それらの質は、等身大のカタチではっきりと姿を現す。

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当たり前だけれども、目の前の仕事に、そして仲間に真摯に向き合うことができなければ、お客様とは到底真摯に向き合うことはできない。一方、いま行っているすべてがどこにつながっているかが想像できなければ、その意味は理解できないし、言葉の効力を持たないので、どこにつながっているかの話は、メンバーが見えていないと、伝わるまで伝える必要がある。それができてやっと、チリひとつ落ちていない職場環境の維持をなぜ徹底するかや、組織の暗黙の行動規範ルールに関して、全員が納得してわかるようになる。

もうひとつのポイントとしては、何事も魔法ではないので、コツコツと継続することによっていまの現実は作られることを、お客様との関係、パートナーシップの取り方に関して、弊社のリアルな話をもとにつづりたい。

私たちは、以下のサービスを事業として展開している。
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1.革製品のOEM
商品の注文を受けて商品化し、品質チェックをして納品する

2.検品
革製品やアパレルの商品の品質保証をし、納品する
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実際の実態としては、事業スタート時はというと、
どのお客様も、輸入後の品質に大変悩み、平均して30~40%は輸入後に品質不良で販売できないということがリアルな実態だった。

とても心苦しい数字だった。
生産者は魂込めて作った商品が海を越えて捨てられる。
購入者は、負債を生み、お客様に販売することができない。

そして、この現実は、両者に非常に大きな溝を時として生んでいた。
無論、ビジネスなので、買い手・売り手の観点においては、
真剣勝負なので言うまでもない。

つまり、私たちの購入者にあたるお客様に対する使命・役割は、
「商品品質を100%保証し、届ける」

また、生産者に対する使命・役割は、
「お客様が喜んでくれる品質の生産をできるようサポートすること」

そして両社に対してとるべき使命・役割としては、
「両者の想いをひとつにし、心でつながる関係を構築すること」

これを忍耐強くやらねばならないし、
時には厳しいことをガツンと言い放つことも必要。
つまり、嫌われ役を担い、言いにくいことこそ、
本質を持って述べ、そして橋渡しをしていくことが重要な役割の一つ。

会社の使命である、識字の有無や商売の有無にかかわらず安心して働くことのできる雇用創出、職場の提供に加えて、みんなで一所懸命走ってきた目的は、ここにあった。

創業して2年以上経ち、これが現実となってみんなが身をもって体感できるようになってきた。この現実をみんなで作れたことをうれしく思う。

他の記事でも書いたが、お客様の声が等身大のわたしたちの姿である。
https://note.mu/haru_tsumugu007/n/nc5a1c5fe6deb

最近となっては、買い手・売り手という立場でなく、
対等な立場に立って、尊重しあいながらビジネスをし、
コミュニケーションとパートナーシップをとることができている現実に、
感激、感謝をする日々。

それもこれも、これまでのメンバーの日々のたゆまぬ努力、そしてお客様の支え、そして生産者との二人三脚があったからこそ。そしてそれを一緒にしてくれたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。

なぜなら、それはこれまで私が見てきた社会とは異なったからだ。
だからこそ、そこに違和感を感じる人たちは、フェアートレードだとか、
自社工場を創ろうだとか、そういった発想になるし、一方全く気にも留めない人たちは、価格切りだとかが行われる。

一方わたしたちがみんなで手にしたお客様とのパートナーシップは、
とてもハートフルであり、心強い。

お客様がサクラがきれいだと連絡をくれる。
現場のメンバーに会いたいと言ってくれ、みんなの写真を送ったらば、
今度は私たちの写真も送ってくれるという。
お客様からも支えられていて、教えてもらうことばかりです。

この関係は1日にしてならず。
コツコツと実績を積み、そして日々の関わりによって生まれた現実です。さらに極めつけは、産休から帰ってきたShetuの提案で行った、プロジェクトでした。お客様に日頃の感謝を込めて贈ったレターと写真・プチノベルティは、大変喜ばれました。

これぞまさに私が築きたかった、単なる買い手、売り手の関係ではなく、
対等な立場、協力関係、思いあえる関係のパートナーシップ。

原則ビジネスなので、勿論真剣に取引をしているし、
現実実績を出さねばこんなことも言っている場合ではない。
そう、つまり結果として、私たちは、100%の品質保証をとることができる現実をお客様と、生産者と共に、作ったのだ。

これが、築けたことを誇りに思う。

そして、買い手になる立場の方々へも伝えたいことがある。

ぜひ、その人たちがどんなひとか関心を持ってみてください。
関心を持つだけで、もっといい商品が作れます、届きます。
もっともっと、いい相乗効果が生まれます。
みんなが目指すべきところは一緒、お客様の、社員の笑顔が見たい。
これに尽きると、そう思います。
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