2020年7月の気になったニュース

Git Credential Manager Core

Git Credential Manager(GCM) Core というものが発表されました。これは現時点では Windows と macOS で使用できる、フリーでオープンなcredential manager とのことです。GitがリモートリポジトリとHTTPSやSSHによって通信するときに、その認証情報を管理するものが、credential managerです。

新しいGCM Coreでは、GUIによる認証ができるようになっています。サポートされているのがGitHub、Bitbucket、Azure Reposのみとなっていますが、将来GitLabなどもサポートされるのでしょうか?今後が気になりますね。

UbuntuをRolling Releaseにする

Rolling ReleaseといえばArch Linuxですが、UbuntuをそのRolling Releaseにする方法があるそうです。

aptのsourceを自動的に更新し,「⁠常に最新のUbuntuの開発ブランチを指す」特性のある「devel」に切り替える,という処理をしているだけ

実際に行われていることは上記の通りなので、壊れてもいい環境で試すのがよさそうですね。

H.266/VVC

H.265/HEVCの次となる規格、H.266/VVCの最終規格が発表されました。H.265/HEVCと同じ品質で50%のビットレート削減ができるとのことです。5Gと合わせて、より高画質の動画が外出先で見られるようになる未来が来るかもしれません。

A uniform and transparent licensing model based on the FRAND principle (i.e., fair, reasonable, and non-discriminatory) is planned to be established for the use of standard essential patents related to H.266/VVC.

AV1が特許で今ちょっとよくわからない状況になっている現在、こちらは公平なライセンスになるとのことですが…

プログラミングスクールについて

1日でLinuxやったりVimやったり、それができてるなら世間一般のITエンジニアの大半より有能ですよね…

それは置いておいて、例えばこの順番に学習を進めていくにしても、つまずくところどころで質問できる人が居るかどうかで進み具合も大分違ってくると思うので、やっぱりスクールに通って学習するほうがいいんじゃないかなと思いました。

Thunderbolt 4

ついにThunderbolt 4が出ましたね。そのうえARM版のMacでも使えるようになる、というのが驚きです。これはIntel側かの協力があるのでしょうか?Appleが独自でThunderbolt 4をARM上に実装するのでしょうか?

Docker ComposeをAmazon ECSにdeploy可能に

なんと "docker ecs compose up" でdocker composeで定義されたserviceをそのままAmazon ECSにdeployできるようになったとか。

ほかにもECS CLIの後継としてAWS Copilotというものが出てきたりして、AWSとDockerの連携がどんどん強力になっていきますね。


Flutter、Linuxデスクトップアプリの開発対応へ

FlutterでLinux desktop applicationの作成?!CanonicalがUbuntuをデスクトップLinuxとしてもっと使ってもらえるように、アプリをいっぱい作ってほしいからこうなったとのことです。ちょっと手を出してみようかな?Electronとの優位性が知りたい気もしますね。

RustによるLinuxカーネル開発

RustでLinuxカーネル開発ができるようになる?のでしょうか。これについては以下の記事が日本語だとわかりやすかったです。

また、実際にkernel moduleをRustで書いている例もありました。

Rustがどんどんと勢力を広げていってる…!!

JetBrains 開発者エコシステムの現状 2020

そしてJetBrains社による開発者エコシステムのアンケート結果が公表されました。ここでもRustの「採用または移行を計画中」が少くないことがわかります。ところで、「採用または移行を計画中」が一番多いのはGoかな?

新しく進化したTwitter APIの登場

Twitterが新しいAPIを発表するようですね。以前に「開発者との関係をリセットする」と言っていましたが…ともあれ、今まで公式クライアントでしか使用できなかった投票機能などについてのAPIも用意されるようで、期待していますよ!

Announcing the GitHub public roadmap

GitHubの今後の機能開発についてのロードマップが公開されました。すごい…

実際に見てみると、"Codespaces, general availability" や "Actions: Workflow visualization" が気になりますね!


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