2020年8月の気になったニュース


npm v7 Beta

"npm i -g npm@next-7" でインストールすることによって、npmの次のメジャーバージョンが試せるようです。npxが書き直されたり、package-lock.jsonのversionが2になったり、yarn.lockが存在する場合はそれも参照するようになったりと、なかなか大きな変更になる気がします。

Rebuilding Twitter’s public API

https://blog.twitter.com/engineering/en_us/topics/infrastructure/2020/rebuild_twitter_public_api_2020.html

Twitterの新しいAPIが正式にリリースされたようですね。少し気になったのが、ひとつめのTwitterによるブログ "Rebuilding Twitter’s public API" において

When an endpoint’s business logic can be represented in StratoQL (the language used by Twitter’s data catalog system known as Strato which powers the GraphQL schema), then we only need to write a function in StratoQL without requiring a separate service.

とあるのですが、この "StratoQL" って、一体なんのことなのでしょうね。文章からはTwitterの内部で使用されているGraphQLを強化したもののようですけれど。"StratoQL" という語が出てきたのはこの記事が初めてのようです。論文へのリンクも記載されており、軽く見たところでは "StratoQL is a Scala-like language with some unusual features to support the domain of microservices at Twitter" ということで、よく、わかんないですね…

中国が国内用のGitHubとして代替サービス「Gitee」を構築中

中国国内で大規模にHostされているGitLabのようなものなのかな?と思っていたのですが、中国政府からの支援が入るようになるのかな。Source Code Hostingの場としてGitHubが単一障害点になってしまうよりも、分散してコードが保管されているのは良いと思いますが、世界の分断を感じてしまって悲しくもありますね。

K3sがCloud Native Computing Foundationのサンドボックスプロジェクトに採用

軽量KubernetesディストリビューションであるK3sがCNCF Sandbox Projectになったようですね。「えっ、私のコードがCNCF Projectに入ったってこと?!」とビックリしたのですが、私がPull Requestを送ったのはk3OSのほうでした。はずかしい勘違い。どちらもちょっと触って遊んでみたいな~

Kubernetes 1.19 Release

Kubernetesの 1.19がリリースされました。これまでは9ヶ月だったサポート期間が1年になったり、Ingress APIがGAになったりしていますね。リリースロゴなんてものも今回はあるんですね。 https://www.kubernetes.dev/ っていうものもできた?コントリビューターのためのサイトのようです。k8s.dev でも同じところにアクセスできるんですね。

A new npm written by Rust

冒頭での npm v7 とは関係なく、Rustで書かれたJavaScript Package manager、Orogeneというものが開発中のようです。

It seems the JSON format is too strict for some people. It's a bit scary to think about leaving the package.json behind to embrace a new format for defining dependencies in Orogene.

依存関係の記述にpackage.jsonに代わる新しい記法を導入すると読めるんですけど、どうなるのでしょうか。

Electron 10.0.0 Release

Electron 10では、Chrome 85になっているようなので、そっちのリリースも見てみます。

Content Visibilityによって描画を最適化したり、fetchでupload streamingがOrigin Trialsの位置付けで使えるようになっています。

Neuralink

実現したら凄いことですが、私はまだちょっと怖いかな…


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