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データベーススペシャリスト試験を受けて、ちょっと思ったことなど

情報処理技術者試験には、さまざまな区分があります。

高度区分の中に、データベーススペシャリスト試験というものがあり、私も何年か前に合格したことがあります。

SQLの問題なども出ていますし、昨今はデータサイエンティストとかに注目が集まる中、この試験も、色合いは違いますが、それなりに人気資格になっていると感じます。

ただ、その中で、昔から受験生の多くにとって「お絵かき」と呼ばれている出題があり、これを得意とする人と、苦手とする人がいます。

また、試験内容と実務の関連性について、批判的な意見が一定程度あるのも事実です。まあ、これは、情報処理技術者試験全般(もしくは多くの資格試験)について、大なり小なりあることですが...

今回は、データベーススペシャリスト試験の「お絵かき」の問題について、本来の学ぶ姿勢から外れますが、部分点を少しでも増やしたい時の考え方についてお話します。あくまでも、試験の際に、「時間が無い。何か書かなければ!」という場合のお話です。

よくある問題のパターン。概念データモデルの図が「未完成」であることが説明され、欠落しているリレーションシップや属性名を回答する問題。これが、「お絵かき」と呼ばれている問題です。

もちろん、業務用件、テーブルの機能、属性、キー等々をよく理解してリレーションを描くのが正しい方法です。しっかり勉強して、短時間で答えを出せるようになりたいものです。
 
ここでは、そういう話はしません。とりあえず、何とか部分点になるように、何か書こう...そういう方々に向けて、「最低限、これだけでも描いてみてはいかがでしょうか?」という話を2つします。
 

1.同じ名前の属性に着目


各テーブルの実線(主キー)と破線(外部キー)だけに着目します。同じ属性名があれば、そこには関係(リレーション)があるということです。

何でもいいから線で結んでしまいましょう。1対1なのか、1対多なのか、わかるのであれば、線にするのか矢印にするのか、ご自身で考えてみてください。それが無理なら、ちょっと乱暴ですが(本来の勉強の意味とは離れてしまいますが)、もう、実線(主キー)のあるテーブルから、破線(外部キー)のあるテーブルに向けて、矢印を描いてしまって下さい。
 
それだけでも、部分点にはなるはずです。(知らんけど。)

2.同じ属性を主キーにしているテーブル


もうひとつ別のお話を。テーブルのうち、続けて記載されていて、かつ、全て主キーが同じテーブルがあるかどうかに着目します。(候補キーを全てを考慮できる人は、そちらから考えてもいいです。)。
 
こういう場合は、スーパータイプ、サブタイプである場合が多い。
 
それらが、スーパータイプ、サブタイプであるかどうか、どれがスーパータイプなのか?問題文をよく読んで判断するしかありません。

でも、もし、試験の際、時間が無いなら、「概念データモデル」「関係スキーマ」のどちらかで、上側に表示されているものをスーパータイプにして、それ以外をサブタイプということにしてしまいましょう。(かなり乱暴で、無責任なことは重々承知しております。)

 

3.「概念データモデル」と「関係スキーマ」はセットで


とにかく、「概念データモデル」と「関係スキーマ」はセットで、対になっています。
 
1.   同じ名前の属性に着目して、関係(リレーション)を引く。
2.   同じ属性を主キーにしているテーブルは、スーパータイプ、サブタイプである可能性が高い。
 
この2点に気を付けるだけでも、何かしらの点数にはなると思います。どうしても時間が無いときは、ぜひ、お試し下さい。
 
※繰り返しますが、これは本当に時間が無い時の最終手段です。この方法では満点は絶対取れません。本来は、しっかりと時間をかけて、概念データモデル、汎化、特化、など、基礎から勉強して試験に臨むことをおススメします。

かなり、乱暴なことを書いています。本来はしっかり勉強することが大切です。試験の最後の10分とかで、緊急避難的に何か書く際、参考にしていただければと思って書いてみました。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。試験に関する以外のkindle も出しています。

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