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「悔しさ」で気づいた、デザイナーになりたいという気持ち(前編)

こんにちは。エグめの鼻炎がフルスロットルな8110です。
鼻セレブが手放せません。

前回の自己紹介記事を友達に見てもらったときに、 デザイナーになったきっかけのことを掘り下げたらいいのではと言ってもらえまして、

やっぱりデザインしたい!と一念発起したきっかけは、すごく自分の中で衝撃的な出来事があったからでした。

なんのことはないんですが、自分がデザイナーを志したきっかけと今までのジタバタ悩んでいるあれこれをここいらで改めて整理しておきたいなと思ったことと、伝えたいと思い、まとめてみようと思いました。

【目次】
自己主張したもん勝ちが悔しかった
デザインをもう一度勉強しよう
どんなデザイナーになりたいかが分からなくなる
デザインがしたいならデザインだけに集中していい
「オタク」だからもらえたチャンス
媒体にとらわれないデザインが出来るデザイナーになりたい


自己主張したもん勝ちが悔しかった

ものを作るのが好きだからデザイナーになるのもいいかもとしれない・・・というぼんやりした調子で短大に入り、デザインを勉強していましたが、望んでいた職種にはつけずでした。学生時代に趣味でサイトを作ってた経験があったので、webのお仕事を探し、希望すればデザインの仕事が出来るかもという微かな希望を元に、エンジニアとしてIT系の会社に就職します。
残念ながらそんなチャンスはなく、エンジニアとしてでもなく、ディレクター見習い的なポジションでプロジェクトの進行管理やデバッグの管理をする日々の中で「デザインの仕事をしてたらどうしてたかなぁ」という気持ちを心にぼんやり抱えたままでした。
そして当時監獄と呼んでいた出向先で事件が起こりました。

「私、絵描くの好きなのでデザインやってみたいな〜って思ってて」

その一言で、なんと上司のお気にのあの子が今日からデザイナーに!
(元々、自分と同じような業務をするために雇われた派遣さんでした)

とんでもなく衝撃でした。

そんな適当な感じでやれる仕事なのかよ!?という衝撃と、
あれよあれよとデザイナーとして働く体制が整う速さにいっそ感動すらしていました。正直悔しくて泣きました。

なんやかんやウマの合わない人だったとかエモーショナルな方向含めて色々な理由はあるんですが、とにかく悔しくて、泣いて泣いて、あー私こんなに泣けるってことはやっぱりデザインの仕事、したいんじゃないの?と感じました。

そして、いつかはチャンスが回ってくるかもという受け身でいた自分にとても腹が立ってきました。


デザイン勉強しよう

そんなときに出会ったのが、水野学さんの「センスは知識からはじまる」でした。
ラーメンズやポツネン等のアートワークが好きだったので、制作されているgood design companyの水野さんのこの本がでることを知り読んでみたところ、なんとなく生まれ持っての能力と思いがちな「センス」のことを言語化したこの本は、自分の中で少しだけ希望に感じました。

短大を卒業してから時間が経っていたのもあり、新卒でもない私はデザイナーにはもうなれないと諦めていたところがあったので、もう一度デザインのことを勉強し直して、いろんなことを知って、本気でぶつかってみようと思うようになりました。

しばらくして、専門学校の社会人コースの入学者募集バナーを見つけます。

即資料請求。(仕事中何してんの) そのままグラフィックデザインコースへの入学を決めます。

週1の授業とはいえ、朝から晩までみっちり授業+課題もみっちりだったので、仕事との両立はなかなか大変でした(当時はDTPからデッサン、色彩構成等の基礎学習から、企画デザイン等幅広くみっちり授業がありました)
次の出向先は幸い?通勤1時間半だったので、電車の中で企画やラフを考え、家に帰って夜中まで作業する日々でした。
また、課題ごとにプレゼンがあったので、あがり症でプレゼンがとても苦手な自分にとって、人前で自分の考えを伝えることのトレーニングや、フィードバックをもらえることの重要性を知ることができたなと思います。
(今でもプレゼンは苦手ですが、ちょっとでも成長できたと思いたい)
そして何よりも、同級生の作品をみることで「その発想があったのか!」や「次は自分ももっといいものを作りたい」という発見と焦りがあったことがで、いい緊張感で取り組むことができたなと思います。

1年次の修了課題のプレゼンで好評いただいた、「泥臭いことかもしれないけれど、なんどもラフを書くことでしか見えないものがある。それができることがあなたの長所だから、続けて言って欲しい」という言葉が今でも心に残っています。

【次回予告】
デザイナーになるために一念発起して勉強を始めた8110。順調に見えた学校生活だったが、思わぬ壁にぶち当たるのだった。
次回、どんなデザイナーになりたいかが分からなくなる

長くなってしまったので後編に続きます。

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