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【不登校】どうして学校に行かないといけないの? ♯04 ちょっと未来の話

こんにちは、ハルジマです。
元不登校・元小学校教員という肩書を活かして、皆さんに情報をお伝えしています。
よろしければ、紙とペンもしくはメモ帳を用意して、一緒に考えていきませんか。

さて、前回は、「少し先の未来を見据える」ことを階段に例えてお話しました。
一段先でも、「こうなっていたい」とか、「このままはちょっとな……」とか、
すこーしだけ、見えたことがあったでしょうか。
今は、先が見えない状態でも、だいじょうぶ!
「先」があるんだ、ということがわかれば、それだけでも前進です。

今回は、さらに具体的に、どんな「先」があるのかをお話していこうと思います。

みなさんの未来は、無限大です!!!!!
自分次第で、絶対にどうにでもなる!!!!!!!!
これはもう、ほんとうに、胸を張って言えます!!!!!!!!
でも、残念なことに、「なにもしなくても」自分が望む未来が勝手にやってくるほど、現実は甘くないのです……。
若かりし日のわたしは、少女漫画の読みすぎで、出会うイケメンは絶対にわたしのことが好きになると思い込んでいたのですが、もちろん、そんなことはありませんでした。苦い思い出ですね。

けれど、「なにかしたら」絶対に、結果が得られます。
でも、「なにかをするため」には、「したいこと」がないと、なにもできない。
もし、今、立ち止まっているときだとしたら、自分がどうしたいのか、どうなりたいのか、そんなことを、ふわっとでもいいから、考えてみてもいいかもしれません。

でもね!
現実的な先のことを考えるっていうのは、実はすごくパワーがいることです。
逃げ出しなくなることもあるかもしれないし、今よりさらにしんどくなるかもしれない。
なので、ここから先は、すこーし元気があるときに、読んでみてください。
めちゃくちゃつらいときには、なんにも考えずに、好きなことだけして、たっぷり寝て、なーんもしないことだって必要なんです。

さてさて、「先」を考えるにあたって、1つ、質問をさせてください。

①生きるために働く

②働くために生きる

まず、この2つ。
何が違うと思いますか?
自分の考えがあれば、ノートに書いてみてください。







では、次に、自分は、どちらのタイプだと思いますか?

①生きるために働く
これは文字通り、仕事以外に好きなことがあって、余暇の時間を大事にするタイプにおすすめです。
毎月、安定したお給料をもらって、社会的な保障がある仕事、でも、しっかり労働時間を守っている仕事がいいですね。
ブラック企業が問題視されて、働き方改革が取り沙汰されている中、こういった企業が増えていると思います。
選択肢の幅は広いかもしれない。
推しに貢ぎたい!!!!というような方は、このタイプかもしれないですね。

②働くために生きる
こちらは、趣味を仕事にしたり、芸能や芸術の文化だったり、責任感のある仕事だったり、仕事自体に価値がある職種を選びたいタイプにおすすめです。
やりがい搾取、と言われがちですが、どうしたって、労働基準法を守っていたら立ちいかなくなる職種もあります。(本当はそれではいけないのですが、現実問題としてどうしようもない部分もあると思います……)
教師はお給料が安定していて社会的な保障はあるのですが、若いうちは特に自分の時間は少なくなりがちなので、こちらのタイプに分類されるかもしれませんね……。

どんな仕事がどちらのタイプなのかは正解はないと思いますので、自分でいろんな仕事を調べて、あてはめてみてください。
最近子どもに人気の仕事、Youtuberは、自分で企画をプロデュースして、人脈を作って、機材を用意して、動画編集の手配をして……、と、輝かしく見える裏で、とてつもない努力や大変さがあるという意味で、②に該当しますね。

一見単純なカテゴリ分けに思いますが、これってわりと大事なことじゃないかと思います。
小中学生のキャリア教育で取り組んでもらってもいいぐらい!
①の思考の人が②の仕事に就いてしまったときに、心が壊れてしまったりするんじゃないかなあ。

次は、自分がやりたい仕事に向かうためには、何をすればいいのか? を考える!

例えば、看護師だったら、資格が必要ですね。専門学校か、大学で取れます。
では、その学校に行くためには、今の自分は何をすればいいのか?
どんな高校に入ればいいのか、そのためにはどんな勉強をすればいいのか?
前回の階段の話に似ていますが、1つ目標が見えてきたら、逆算式に、どんどんと【やるべきこと】が見えてきます。

わたしは、中学生のときに、「小説家になりたい!」という夢を持っていました。
漠然と、「そのために、大学に入って学びたい!」という思いもありました。
でも、学校には行っていない………勉強が………。
絶望でした。
中卒で生きていくしかないのか? いや、生きていけるのか? 死………。
そんなときに、母が、家庭教師の先生をつけてくれました。
毎週土曜日、二時間だけでしたが、主に数学と英語を教えてくれました。
丁寧に教えてくださったので、自信がつきました。
五教科の受験があった公立の高校は当たり前のように落ちましたが、
国語と数学と英語、そして集団面接という試験の私立高は、なんと、受かりました!
しかも何故か特待生扱いで、入学金が免除でした(本当に何故?)
なので、学校に行かず、家で勉強しても、高校には行けるのです。
今は通信制高校などの選択肢も増えているので(特にN高S高は進化が目覚ましいですね!)、
ぜひ、自分の目でいろいろと調べてみてください。

もし、お子さんのことで悩んでいるおうちの方がいらしたら、ぜひ、お子さんと話してみてください。
私立というとお金のことで苦しい場合もあるかもしれませんが、奨学金や助成制度など、
いろんな福祉の仕組みもあると思います。
学校も、精一杯力になってくれると思います!!
(わたしが担任だったら、全力でサポートしたい!!!!!!!!!)

いっちばんよくないのが、偏差値や成績で進学先を決める進路指導ですね。
やりたいことと進学先がマッチしていない場合、苦しくなって挫折しがち。
将来の選択の幅を広めるどころか、狭めてしまっているのではないかと思ってしまう。

逆に、高校でうまくいったら、お休みせずにしっかり頑張れる子もたくさんいます!!!!!!

今回は、①②仕事のタイプと、わたしの経験談と、【目標】ができたら【逆算】をすれば、自ずと【やるべきこと】が見えてくる! というお話をしました。盛りだくさん!
次回は、結局、どうして学校に行かないといけないの? っていう、核心に迫るお話をする予定です。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
ご意見ご相談、受け付けておりますので、コメントやTwitterのフォローをしていただければうれしいです。

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