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最後の秋インカレで思ったこと

こんにちは、新潟大学のおーいしはるかです。
先週はインカレスプリントロング、お疲れ様でした!

最後の秋インカレで私が思ったこと、感じたことを忘れないように書きたいなって思って今文章を打っています。長くなってしまうと思いますが、どうかお付き合いください。

上の素敵なお写真は森を走ろうさんからです。いつもありがとうございます。

ながーーく、話もあちらこちらいってしまいそうなので、インカレ前・インカレ中・インカレ後に分けて書いていきます。れっつごー。


ドキドキのインカレ前

夏からの不安

 今回の秋インカレ前は不安でいっぱいでした。夏からのオリエンテーリングではなかなか思うように結果を残せず、遠征の疲ればかりが溜まっていっていました。同期の柴﨑選手や羽鳥選手は、着々と力をつけているのに自分だけずっと成長していない…と焦りが常にあった感じです。終わってから思えば、2人よりもオリエンテーリングのことを考えている時間が短かったからの結果だと思います。

弱みを見せない

 自信がほぼ皆無だった私がひとつだけ心がけていたことがあります。それは、「弱みを見せない」ことです。弱みを見せないといっても、弱ってはいるのでオリエンしてないひとや男子(違うクラスなので)には割とつらいとか疲れただとか言っていたと思います。でも、同期には絶対に言わない。仮に足が痛くても絶対に言いませんでした。なぜなら、一度「おーいしには勝てる」と思われては困るからです。頼るのと弱みを見せるのは、似ているようで違うんだなって思います。もし、勝ちたい相手がいるなら「弱みを見せない」ことをおすすめします。

根拠のない自信

 そういうわけで内側は弱っているのに見栄を張っている(?)おーいしが生まれたことですが、私はインカレ本番には強いという根拠のない自信がありました。このおかげで変に不安を持たずに本番までメンタルを保つことができたのだと思います。また、この自信は、緊張をうまく自分でコントロールする力が他の人よりもあると分かっていたのと、今までのオリエンテーリングの経験と好きな気持ちは誰にも負けていないと強く信じていたからだと思います(海外とか行ってないのでそのへんは経験ゼロですが、、)

心境の変化

 インカレ前で自分の中で大きく変わったのが「オフィシャルを務める覚悟」です。後輩に来年オフィシャルやりたくないとこぼしていた私ですが、ジョグしているときにふと思いました。「今まで自分がインカレ楽しめたのは誰のおかげだろう。オフィシャルさんだよなあ」と。2年生の初めてのエリートでがちがちだった私を励ましてくれたのもオフィシャルさんだし、終わってからアナリシスたくさん見てもらったのもオフィシャルさん。なんなら2年生の時インカレスプリントのスタートに遅刻しそうになって一緒に走ってくれたのもオフィシャルさん。あれ、私ってめちゃくちゃオフィシャルさんにお世話になってんじゃん。なのに自分は「オフィシャルやらん!ふん!」って…老害すぎるな。って思ったので後輩にすぐにLINEして、任せてくれたら嬉しい旨を伝えました。インカレ前に気付けて良かった。

最後に励ましてくれたもの

 インカレ前の週は全然寝れなくて、体調がいい日はあまりなく不安でした。でも最後に励ましてくれたのは過去の自分でした。自分っていうか積み重ねっていうか。2年生の6月からオリエンノート書いていて、そこにはたくさんのアナリシスとともにインカレに対する想いとかが書いてありました。見返して、あー。こんな風に考えていたんだなとか思っているうちに過去の自分にいけるぞ!って励まされた気がしました。
 全人類アナリシス書いた方がいいです。選手権待機所にも持ち込めるからおまもりにもなるよ。

スプリント

とっきーから。しばしおねん本当におめでとう

スプリント難しいーー

 そんなドキドキワクワクな中、迎えた1日目。私の秋インカレは終わったと思いました。適切な目標設定、そのための継続的なトレーニングが積めていなかった私にとっては当たり前の結果でしたが、とにかくつらかったです。距離は走ってはいましたが、スプリントが速くなるためのものでは決してなく。ただただ走っていただけでした。目標や目的をもってトレーニングした方がいいですね、ほんと。

うまく泣けない

 あとは、終わった後、上手くいかなかったのと不甲斐なさがいっぱいあったのにうまく泣けなかった。同期2人のW優勝もおめでたいし、別に2人ほど頑張れていたわけでもないし、、とかおめでたい気持ちと辛い気持ちと悲しい気持ちがぐるぐるして自分でもよく分からなかった。悔しかったら絶対すぐにメチャクチャに泣いた方がいいね。
 あとあと上島さんに励ましてもらって「はるかちゃんはフォレストでしょ!!!」って言われて心が前に進めました。ありがとうございます。

ロング

朝…?

 ロングの日の朝は最悪でした。寝たけどあまり疲れはとれていないし、起きた瞬間「今日って何の日…?あぁ、ロングか…」みたいな感じでメンタルが完全に負けでした。こんな気持ちでインカレの朝を迎えたことが後悔です。

撃ち方くんマジでありがとう

 こんな気持ちの中でも、Twitterは相変わらず見てました(笑)。選手権待機所までの車内で撃ち方くんの

おれはそういうオタクなので、今日おーいしさんが優勝して2日で3人全員優勝しちゃった!となるのを夢みている

ついったー。無断転載。

ってツイを見て、私の優勝を見たい人がいる…狙える…とふつふつと何かが湧き上がってきたのを覚えています。なんならツイート見ながらこっそり泣いてた。ほんとにありがとう

私のインカレが始まりました

 昨日のことはとりあえずすっきり忘れることにして、その日やれることを淡々とやっていました。疲れも残っていたのでとりあえず待機所で寝て、気持ちが切れちゃわないようにするのに必死でした。それでも、オフィシャルさんと「2年前とは全然違う。北信越は男女合わせてエリートは3人で、待機所なんてみんなガッチガチだったよね」って話をして、やっと北信越も強くなってきたな、、、ってエモくなってました。
 スタート前は、雨と競技開始25分遅れ。こういうときに集中力とか気持ちを保つのは得意なので、なんか今日行けるんじゃない??っていう根拠のない自信が大きくなってきました。走り終わったときに永山さんにも「こういうの、が得意なんじゃない?」的なことを言われて、見抜かれたのびっくりでした。

やば、頭真っ白

 レースが始まりました。私は前から3番目。早くインカレ終わってーー解放されたいーーと思っていたので、スタート順が早くてラッキーでした。1ポに着く前に前2人に追いついたので「今日行けるんじゃない??」が現実に近づいてきたのを覚えています。でも、私は前半は速くても中盤にミスしたり垂れがちなのを自分で分かっていたので、油断しないぞーって思っていました。でも、2ポに向かっている途中で頭がバグって4ポのほうに向かっていました。「あ、3ポ行ってなくない?」で3ポに着く直前に、「あ、2ポも行ってないや」ってことで1→4→3→2→3→4ポと大ミスしてしまいました。でも、2ポに無事着いて一度深呼吸をしたのでそのあとは大きなミスをすることなくレースを終えられました。こんなミスしたことないから、これがインカレかあ~って逆にリラックスできました。

安全に、安全に

 ロングの作戦は途中から「スタミナはあるんだからミスを極力減らす安全ルートで行く!」になりました。藪を切ってみたいところも我慢我慢、ちょっとのショートカットも慎重に。雨だし、道ぬかるんでいて走りにくいし、藪でみんなミスるだろうと思い、「自分がミスっても他の人もミスっている!」という先輩の教えも思い出しながら走りました。

遠かったゴール

 私が会場に着く前に見えた景色は公園の坂でした。しかもばかつらい。もう歩きたいよって思っていたところに心強い応援団がいて助かりました。よたよただけど、足は前に動かせました。
 会場に入ったときの感動・安心感・地鳴りのような応援・安心感・安心感は忘れられません。アナウンスで全体のトップゴールを知って、肩の荷が降りまくりました。ここまで色々なかたちで支えてくれた方々、ありがとうございました。

インカレが終わって

メンタルコントロールだいじ

 これに尽きます。メンタルがだめになっては、今まで積み重ねた技術だとか走力だとかが活かしきれないと痛感しました。秋インカレは、スプリントとフォレストの両方なので練習は難しいですが、ロングがんばりたい人はある程度スプリントも頑張った方がいいと思いました。
 言ったけど、配車内メンバーにはマジでごめんなさい。負のオーラを発しまくっていました。春インカレもあるので、配車メンバーと「自分がもしミドルでミスしたらどう声をかけられたいか」を話しときました。意外とその人がどうしてほしいかは分からないものですね。あ、ちなみにレースがダメダメだったら私は「めちゃくちゃ声かけてもらいたくて、頑張ったねとか言ってほしくて、胸を貸してほしい」めんどうな女です。胸を貸してもらい泣きじゃくり涙と鼻水で慰めてくれた人の着ているもの全てを濡らします。うそです。春インカレ前にこういうのは仲間内で話しておくといいですね。

初めて3人で!!!

 今回の秋インカレは、まじで、アツかったです。
なぜなら、同期の柴﨑選手と羽鳥選手と3人で、初めて選手権に出場できるから!!!北信越学連は長い間エリート枠問題で悩んできました。特に女子。3年生まではずっと枠が1つしかなくて、セレ通った1人にかかるプレッシャーは他の学連の人には分からないと思います。がちでつらかったです。緊張やプレッシャーで力を発揮しきれずとか。
 でも、ずっとずっと苦しんでいた枠問題もここで終わりです。北信越女子枠1から始まった長い長い戦いは終わって、ホッとするのも束の間。すぐに強力なライバルになります。でもこれがとてつもなく嬉しい。ずっとずっと一緒に選手権出ることを夢見ていたので幸せでした。
 スプリントでは、日学推薦制度を作ってくれたえきちゃん、井土さんに大感謝です。ありがとうございます!!!

2年前

 2年生のときから「強い新潟大学、北信越」を目指していました。今回それに少し近づけて良かったです。ビリでめちゃ泣いた2年生秋インカレから2年経ち。過去の自分に伝えたいです。
 「強い」にも種類があります。今回のインカレで序盤にも書いたようにみんなで強くなっていくサポートをしたいと思うようにもなりました。春インカレは団体戦があり、それこそチーム力が大切になります。もっと仲間を大事にして、切磋琢磨して強くなりたいと心から思えました。期待しててください。

アドバイス・意見ください

 ずっと私には「爆発力」のようなものが無いと悩んでいます。このラップを見て、あまり2位のものとは思えません。この他力本願型オリエンテーリング(他の人がミスをすることで相対的に自分の順位が上がる)から抜け出したいです。このままでは上に行けないし、勝てないです。

 私の長所は、安定感です。ミスはあまりしません。その代わり、赤ラップが同じタイムの人と比較すると圧倒的に少ないです。上位3%相対値も110~120がほとんどです。考えられる要因に、
➀単純にスピードがない
②安定志向なルートを選んでいる
③脱出が異常に遅い
④ひとつひとつの手続きが遅い
⑤見るものが多すぎる
などなど

 今思ったんですけど、➀が要因だとすると、スピードは無くても自分の精一杯では走っているわけです。そうするとスピードが一段階速い選手とナビゲーションする余裕は変わらないのでは?って思いました。だから、スピードが遅い=ミスしにくいにはなりません。
 ②だとします。他の選手と結構同じルートチョイスしてた気がします。うーーん。
 わからないです。なんでもいいのでアドバイスください。いろいろ考えてみたいです。あわよくばTwitterとかで語ってくれると嬉しいですね。

おわりに

そんなわけで私の秋インカレはこんな感じでした。
色々な感情で忙しかった秋インカレ。
今思い返せば、全てが本当に楽しかったです。

運営の方々のホスピタリティ。オフィシャルさんのあたたかいサポート。新大の応援。沢山の方に声掛けて励ましてもらえたり。すべてに感謝です。
ありがとうございました!!!!

インカレさいこーーーー!!!!!!!!!!!


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