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【アウェイ観戦記】金沢には負けたけど

久しぶりの更新です。

先日のアウェイ金沢戦、緊急事態宣言も明けたので久しぶりに遠征してきました。

結果は…
金沢のシオンに一発を決められ痛すぎる敗戦…

こちらは昇格に向けて、金沢は残留のために。
同じ「上」を目指す綱引きは崖っぷちに立たされた者たちに軍配が上がりました。

金沢側の応援スタンドでは実に多くの横断幕が掲げられていました。

いつも試合前のパフォーマンスで、相手チームに肩入れすることで有名なヤサガラスさんも、さすがにこの日ばかりは金沢愛を前面に出すなど、まさにサポーターとフロントが一体となって選手たちを後押ししていました。

そしてもうひとつ。

私はビジター寄りのメインスタンドで観戦したのですが、
隣の席に小学生くらいの男の子と父親と思しき金沢サポーターの親子がやって来ました。

席に着くなり、男の子がどうも戸惑っています。

それもそのはず、メインスタンドとは言え、ビジター寄りなので周りはアルビサポーターばかりだからです。

おそらく初めて観戦に来たのでしょう、お父さんもまさかメインスタンドがこんなに敵だらけとは想像できなかったのかもしれません。

やがてウォーミングアップのためにアルビの選手たちが出てきて、いよいよサポたちのボルテージも上がり始めると、その親子たちは席を離れていってしまいました。(おそらく金沢サポのいる側へ何らかの方法で移っていったと思われます)

アルビが負けて悔しくない試合なんてありませんが、この日の金沢の劇的な勝利は、この初めて試合を観に来た親子へのプレゼントだったのだ、と思うことにするとちょっとは気分も晴れてきました。

われわれとしてはとてもとても大事な勝ち点を取りこぼしてしまったわけですが、だからこそ勝ち点を奪い取っていった金沢さんには残留してほしいですし、何よりまたあの親子がスタジアムに足を運んでもらいたいと、一Jリーグファンとして思いました。

スタジアムには勝ち負け以外にも様々なストーリーがあるものだなと改めて気付かされました。

M

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