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マスクの君は可愛い君

君と出逢ったのは、とあるコンカフェだったね。
私が君と初めて話した時、君は近くの席でかなり酔った様子で、傍から見ていてかなり心配をした。私は心配しているのに、君もお客さんも気にもしていなくて、それがまた心配だったのを記憶している。

君が私と話すようになって、一番驚いたのはその姿だった。
高校生くらいで歳をとることを忘れてしまったような可憐な容姿、声優並みに可愛らしい声。きっとアイドルをやるのはこういう子なんだろうなぁと何となく思っていたのを記憶している。
そして、何故か記憶の片隅にある不釣り合いなガスマスク。

話してみるとかなり変わった子で、よく二人でゲームをしていた。
君は負けず嫌いで、勝ち逃げをなかなか許してくれなかった。
そして、私がいつも本気でやっていないと思っていたとも思う。
しかし、空間把握が苦手な私にあのゲームはしんどすぎですよ…。

そんなに長い時間を一緒に過ごした訳ではない。
でも、いつしか君は私を「はるさん」と呼ぶようになって、君が笑顔で私を呼ぶその声が好きになっていた。
未だに「可愛い」というと全力で照れる姿は何度見ても可愛いまま。
ずっとそのままの可愛い、照れ屋な君でいて欲しい。

ちなみに私は北海道出身なのもあって、雪ミクが好きですよ。