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411.新たな感情と共に人生を歩む

人は成長と共に様々な感情を体験していきます。

喜びを知り、悲しみを知り、悔しさ、怒り、恐怖、基本的な感情を始め、達成感、充実感、虚無感、焦燥感、そういった感覚のところまで、一つ一つ知っていきます。

このように、成長と共に、初めて感じる感覚が人生の中に点在しています。

本気で努力してうまくいったときの心から喜べる達成感や、うまくいかなかったときの涙が出るほどの悔しさなど、経験を通じて今まで自分が得たことのない感情が生まれてきます。

僕はそれが「大人になる」ということだと定義しています。

大きな挑戦に、震えるような恐怖を覚えることもあるでしょう。
一方で、その挑戦の先にある未来を思い浮かべたワクワク感を、同時に感じたりもします。

失恋した心の痛みや、仕事で失敗したときの情けなさや恥ずかしさは、今までの自分から大きく変化した、人間としての成長と捉えることができます。

つまりそういった感情の拡張が巻き起こっているときは、自分が成長いるまさに真っ只中。

文字通り、自分の殻を破っている最中なのです。

経験からしか学べない

感情というのは結局、自分が経験したことがすべてです。

どれほど想像しても、ドラマを観て感情移入しても、本当に感じている想いは自分の経験の中にしかありません。

だからこそ、今までの自分が知らない感情を覚えるような体験ができる場に、身を置くことはとても大事。

自分一人だと、どうしても限界があります。

人と人との関わりを通じて感じること。
仕事を通じて学ぶこと。
自分自身の目標や達成に向かう過程で気づくこと。

すべて、経験です。

人生を共に歩む

存分に感情を揺さぶり、今までのコンフォートゾーンを飛び出し、知らない自分自身に出会い、新たな感情を知っていく。

そういったプロセスを踏んで、人生を進む。

そのプロセスのバリエーションが、人生の彩りだと思っています。

いかにたくさんの複雑な感情を知り、つまり際限なく自身を成長させ、より素敵だと思える人生を築き上げていくか。

おそらくこれからも数え切れないほどの人と出会い、思いもよらない経験をして、その度に新しい感情を芽生えさせ続けていくでしょう。

それは人生という旅の伴走者です。

共に歩む仲間が増えたようなイメージで、歩めば歩むほどたくさんの感情と共に進むことになっています。

時には、あまりに感情が多すぎて足取りが重くなることもあるかもしれません。

それでも歩みを止めることがない限り、人生という旅の感情という仲間は増え続けることでしょう。

そしてどんな感情も、自分から湧き上がっているものですから、敵ではありません。

その感情と戦っているような感覚に陥ることもありますが、別に嫌にならなくても、目を背けなくても、抗わなくてもいいのです。

共に歩む。

その解釈を身につけることができれば、きっと感情は旅路を彩る素敵な仲間になることでしょう。

世界でたった一つ、あなただけの、大切な感情。

想いに溢れ、彩り豊かな今世になるよう、日々精進。

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