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156.シリアルアントレプレナー(連続起業家)家入一真さんから考える、未来の社会の形

とある案件で、クラウドファンディングというのを調べ始めました。

先行予約、前売りのようなものだとキングコングの西野さんがよくおっしゃっていて、イメージはなんとなくありましたが、具体的にどう取り組んでいけばいいのかや、そもそもどのようにクラウドファンディングは成り立っていくのか、今後どうなっていくのか、などには造詣があまり深くありません。

クラウドファンディングといえば、国内最大の「CAMPFIRE」が思い浮かびますね。

株式会社CAMPFIREが運営していて、代表取締役は家入一真さんという方です。

この家入さんが、調べてみるといくつも起業されているようで。

なんとあのネットショップ「BASE」も共同創業者だったようです。

家入一真さんとは、どんな考え方を持ち、どのような未来を見て活動されている方なのでしょうか。

連続起業家という聞き慣れない肩書き

日本では馴染みがなく定着もまだまだこれからのアントレプレナー精神(起業家精神)。

一つを立ち上げる、というところに留まらず、出資、エンジェル投資など通していくつもの事業を起ち上げていく、そんな人たちのことを連続起業家、シリアルアントレプレナーと呼びます。

家入一真さんはその代表的な一人でしょう。
海外では、イーロン・マスクさんも有名です。

シリアルアントレプレナーは、起業後進国とも揶揄されている日本で、風穴を開ける働き方、生き方になっていくでしょう。

「会社=人生」の時代の終わり
――日本では「シリアルアントレプレナー」の認知度が低いかもしれない。
参考:日本の若者がシリアルアントレプレナーを目指すべき理由【箕輪×正田】

終身雇用が保証されなくなり、転職がむしろ当たり前になってきている時代の次の形となるかもしれません。

そんな少し先の世界を、家入さんのような多くの起業家によって道が拓かれてきているのです。

小さな経済圏を持つ、という人のつながりの捉え方

Forbesの記事で、以下のようにおっしゃていました。

「方向性にあまりブレはないんです。個人が自己表現をするように経済活動を行う時代がやってくるだろう。そのときには、個を中心とした小さな経済圏を複数もつことによって、お互いに重なり合うかたちで支え合う世の中になるだろうと思っていました」
https://forbesjapan.com/articles/detail/38354

”小さな経済圏を複数もつ”とはどういうことでしょう。

以下の書籍から、その考え方の一端を知ることができます。

―ささやかな助け合いから生まれる小さな物語が、クラウドファンディングの現場では日々、誕生している。
グローバル経済や商業主義、会社、学校などの既存の大きな仕組みを「大きな経済圏」と呼ぶならば、
個人レベルでつながりを持ち、支え合うコミュニティを僕は「小さな経済圏」と呼びたい。
そして、この「小さな経済圏」こそが、何かと生きづらくなった現代で、新しい生き方の鍵を握っているのだ。
(「はじめに」より)

これは働き方や稼ぎ方の話ではなく、生き方の捉え方なのです。

今までは自動的に「大きな経済圏」の中で自動的に生きていましたが、これからはより小さな単位のコミュニティが、新しい社会を形成していく、と。

お金や事業内容でつながる関係ではなく、一個人として、この人だからで経済が回っていくような形。

稼げるからやる、とか、トレンドだからやる、というより、本当に売れるのは、発展していくのは、そういった小さな個人単位のつながりからなのかもしれません。

これからは心でつながり合う世界になっていくと僕は思います。
https://forbesjapan.com/articles/detail/38354/2/1/1

人は何でつながっていくのか。

元々ある経済の流れに乗っかるのではなく、人のつながりから経済を生み出していく。

そういった世界の捉え方をしていくと、今後を長期的に生き抜くヒントが得られるかもしれません。

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