356.「仲が良い」は理由というより必要条件
共に努力する仲間がいます。
切磋琢磨し、助け合い、補い合い、力を貸し合い、目標を達成していく、そんな仲間がいます。
非常に仲の良い人たちが多いです。
友達というだけでも、仕事関係というだけでもない、どちらも包括している関係性。
もちろん損得勘定がゼロではないとは思います。
情報も、機会も、たくさんある場や人の元へ足を運んでいるわけですから。
ただ、損得が理由というわけではありません。
人情というか、人として好きだからというか、なんだかそういった目に見えないつながりが留めてくれているようにも思います。
「仲が良い」という状態は、今後の人生の展開においてとても重要な要素になると捉えています。
もはや共に努力する理由の一つというよりは、必要条件であると認識しているほどには。
なぜ「仲が良い」必要があるのか?
必要条件は言い過ぎかもしれないな、と思いましたが考えるほどそんなことはないような気もしてきます。
仕事がしやすいという理由はもちろんあります。
観点としては、長期的に共に創っていけるかどうか。
経営は長期戦ですし、自分の力を付けて自分で何かを立ち上げて頑張っていこうと思うのならば、長期的なつながりが必要です。
そういう持続的な人のつながりの元が、「仲が良い」という状態にあるのではないかと思っています。
仲が良いから一緒に手を組むこともあるでしょう。
一緒に手を組みたい価値観を持っているから、仲良くなることもあるでしょう。
気兼ねなく笑い合えたり、冗談が飛び交ったり。
仕事には全力で、お互いの目標や数字には厳密に。
そんな関係性を紡ぐことができたら、人間関係という点においてシンプルに素敵じゃないでしょうか。
「小さな経済圏」のきっかけになる
どうせならあいつの店で買い物しようとか、あいつの事業を使ってみようとか、仲が良いとそんな現象が巻き起こります。
これは今後非常に大切になる生き方の価値観だと思っています。
連続起業家の家入一真氏も「小さな経済圏を持つ」という表現でその未来の社会の形を説かれていました。
キングコングの西野亮廣氏のオンラインサロンも、似たような価値観が蔓延っているように思います。
どうせならサロンメンバーのお店に行こう。
それは元来の仕事やビジネスとして当たり前の感覚でもあるように思います。
本来、仕事は人のつながりでしか広がらなかったのです。
インターネットを始め世界中に情報が溢れかえったからこそ、仕事を人ではなく選択肢から選び始めることができるようになりました。
その世界の情報も飽和してきています。
コモディティ化の激しい世の中で、差をつけるのはやはり手段ではなくそれを扱う人そのものに依存してくるような気がします。
つまり、話を戻すと「仲が良い」という状態は今この瞬間も仕事がしやすいだけでなく、きちんと将来につながった元を形成しているんだと捉えると、必要条件であると考えられるのではないでしょうか。
と、まあいろいろ考えて書き出しましたが。
仲が良い方が、単純に面白いです。
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