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特別でない日々

不純な動機によって小中高と部活をやってきました。

読み返してみても、ただやってきただけの部活。面白味も何もないと自分であきれてしまいます。

特に高校時代はキラキラの青春時代ではなく、なんとな~くのぼやっと時代。

キラキラの青春時代って何?部活に力を注いでいたらそれを知ることができたのだろうか。

汗を流す?練習に打ち込む?仲間と切磋琢磨する?それがキラキラ?

できなかったからひがんでいるわけではない。不純な動機で入った部活にも、きっとキラキラはあったはずだと思う。

例えば、全然上手くならないけど、ひたすら黙々と練習した、とか。

そんなことでいいのかな。

キラキラではないけれど、いろんな思い出はある。

部活帰りに雨風が急に強くなり、雷が校庭に落ちるのを部室の窓から眺めたあの日。

指揮者の部長が選ぶ曲目が、回を重ねるごとに高度になり、辞めてやるっ!って叫んでいた帰り道。

遅くなって夜道を帰る時。静寂と私たちの笑い声の共鳴。

自分一人の音だけではなくて、たくさんの楽器の音が重なり合っていくあの感覚。

後輩や仲間とバカ笑いしたことだって、きっと幸せな青春時代の一コマ。そんな部活の思い出だっていいんだよね。

だって、特別ではないそんな部活の日々を30年経った今でも思い出すのだから。


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部活の思い出

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