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イメチェンのこと

先日20うん年ぶりにパーマをかけました。

人は失恋した時や心機一転したいときに髪型を変えると言うけれど、私の理由はちよっと違いました。ただただずっとかけたかったのです。だけれどもそうできなかった。いえいえ、そうできないと決めつけていたのかもしれないな。(私は結構できないと決めつけるくせがあるみたい)

人生の節目にとパーマをかけようかなと行きつけの美容室で相談したら、「いいんじゃないですか~~。」と期待以上に軽やかな返事がかえってきて、「じゃあお願いします。」ってしなやかに即答していた。今までの「できない」がどこか遠くにすっとんでいって自分でもびっくり。

人は行動するとき何がきっかけになるかはその時にならないとわからないことがたくさんある。あれだけダイエットするからと毎日のように宣言していてもできない数年間があったのに、突然宣言もなしにダイエットが始まることがあった。その時の感覚と似てるなと思う。

そして、パーマをかけた。

不思議なんだけど、自分ではこれがまさに自分なんではないかと思うくらいフィットしている。朝のひと手間はちょっと面倒だけど、それを省くとずっとこうだったんじゃない??というくらいの自分。ちょっとドヤ顔の鏡の中の新自分(新ではないが新と表現してみる)がにやっと笑った。

だけど周囲の評価は違った。

思春期の子どもたちからは、「何それ?」から始まり、「どうして許可を得なかったのか?」「前の母さんが好きだな・・」「(顔を見るたびになく真似をして)いつ戻るん?」「早く前の母さんになって~~」とか。散々。

友だちや同僚からは、みな口をそろえて「イメチェンですか?」とのことだった。

え?イメチェン?中には、「いい方向にイメチェンできましたね。」「見た目明るくなったし、若くなりましたね。」とか。

え?え??私ってどんなに暗くて、老けてたの?

散弾銃のような攻撃を一蹴し、日々しっくりきている自分に満足している私は、今日もこの頭で生活しています。

日々是好日。

(子どもたちはしばらくして慣れたようだけど、早く戻って欲しいと言われてます。だけど、しばらくはこれでいくつもり。)

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