Hana

パンと教育とこれからの未来について真剣に考えている人。できることをできる限りやりたいと…

Hana

パンと教育とこれからの未来について真剣に考えている人。できることをできる限りやりたいと心の底から思っています。ワタシ達の作るパンを多くの人と分かちあいたい。小麦を作るところから始めて、パン屋が開けるのかを考えている、パン屋になるかもしれない旦那の嫁です。

最近の記事

パンの試作を好きなだけやって市場調査してよって話になり、盛り上がってるのは俄然、嫁。

「ちょっと社長と面談があるから行ってくる」と言って去っていった旦那。 ん?どんな話? 社長と対面って、怖くない? 2時間後くらいに帰ってきた。何の話だったのか気になっているのを、なんとなくだけど気づかれないように聞く。すると 「あぁ、なんか改善点的な話。もっと自分を出してっていいよ、っていう話だったよ」 さらに掘り下げて聞いてみると、なんでも新しいパンを企画して考案して色々と試してほしい、とのこと。そしてもしもその気なら来年サンフランシスコで修行に行ってもらってもい

    • 食パン乃が美がバーガーのバンズになる、旦那の想像力。

      「今日は日本人の好きな、あの乃●美のパンを作ってみようと思うよ」と言って早朝に材料を買いに行った旦那。 そんなのすぐ作れるものなの?という感じでぼーっとしているうちに材料をかき集めてものの10分ほどで帰ってきた。 近頃、うちの旦那のレシピ考案熱が上昇している。 「私たちのパン」を考え始め、少しずつ詰めていることはこれまでの記事でもお伝えしてきているけれど、まさかここに来て、急に威勢が増してくるとは思っていなかった。 何せ、作ってみたい欲が止まらない御様子。 今回も、

      • Tourte de Seigle という、ライ麦パンの試作。

        旦那が楽しくパンを作っている。 トルトドゥセーグル、という聞いたこともない、なんと発音すれば正しいのかもわからないパンを創作している。 でもTourte de Seigleと探すと、旦那の作ったのと同じのがでてくる! 自分のパンを模索し、小麦の味を探求し、パンを作っている様子。 好きなパンを好きなように焼いて欲しい。 パンが嫌いになるくらいなら仕事にしてほしくない。 そもそも面白くないことが仕事、という考え方に基づいて生きたくない。 旦那も私も、あなたもあなたの

        • 塩・粉・水だけで作るシンプルなパンを目指すことになった、山ごもり会議

          数日間、山にこもっていました。旦那と会議です。 ライフラインが何もない場所にいるとシンプルに必要なものだけが心の奥に残ります。 昔は複雑なライフスタイルと比較されたシンプルな生活の意味があまりよくわかっていませんでした。 「何をもって複雑というのだろうか」 19歳の時に選択肢が多すぎる時代と読んだ私ですが、あれからますます時代は複雑化しているように思います。 もちろん、見えるようになっていいこともたくさんあるけれど、知らなくてよかったこともたくさんあるということです

        パンの試作を好きなだけやって市場調査してよって話になり、盛り上がってるのは俄然、嫁。

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        • Tourte de Seigle という、ライ麦パンの試作。

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          起業家になるかもしれない旦那を持つ嫁として心しておくと決めたこと

          旦那がパン屋になりたい嫁として、できる限りのことをしたいといつも思っているわけだけれど、応援にもいろいろと種類がある。 目に見えるもの、例えば技術だったり、お店の内装だったり、接客だったり、そういうことは特に重要ではない応援。 最大の応援とはもっと心の面で大事にしておきたいと思う、教訓のようなもの。 私なりに考えて「別にパン屋として生きなくてもいい」と言ってあげられる気持ちをもっておくことに着地した。 というのも、人間の生涯は仕事だけで終わらせるべきではないと思ってい

          起業家になるかもしれない旦那を持つ嫁として心しておくと決めたこと

          パン屋にまだなってない旦那の嫁として嫁パンを作り始める

          自由な旦那の嫁として何ができるのだろうか。 技術は旦那が習得するとして、それ抜きに私のできることはと考えた時、家でも自分のできる範囲でパンを作ってみるということを提案してみた。 「ねぇ、私も練習を兼ねて家でパンを作ってみようと思うの。それで私たちのレシピ作りに少しでも力が入ればと思うんだけど、どう思う?」 これまでの記事で書いたようにうちの旦那がパン屋になる過程は、ほかと少し変わっていて、先に資金を貯めてから現在パン屋で修業に励んでいる。 どんなもんかな?と思って心配

          パン屋にまだなってない旦那の嫁として嫁パンを作り始める

          彼の言う「僕らのパン」を実現させるには「小麦を作るべきだ」と思い始めた嫁

          パンに関することだけを書いていくこのnote。パン職人になりたい旦那の嫁奮闘記です。 今日はフードトラックをしている人の話を伺いに行ってきました。 沢山いろいろなことを伺い、今後しばらくの見通しが経ちましたが、大事なことは覚悟をもてるかどうかだ、ということがとてもよくわかりました。 やりたいことの為にどれだけの時間を費す覚悟ができていて、どれだけその志を届けることができるのか。 幸い、一生懸命働いて、生活を切り詰めて、家ももたずに貯蓄をしてきた私達。 勝負する蓄え、

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          パンを焼いて、自由に生きて、スキで繋る

          自分のペースで何かを、好きなことや思いのあるものを進めることが、今の世の中とても難しいことのように感じる。 本来はふわっと飛ぶように軽いことのはずなのに。 どうして? これはきっと個々の感性の問題ではないと思う。外との関係、つまり社会における立場や資本主義ベースの世の中で生き抜く事を考えると、どうしても経済観念や周りとの比較が入り、結局は妥協することが多いからなんだと。 妥協? それでいいのだろうか。 自分はそうして息を繋いでいくのだろうか。 シンプルに好きな人

          パンを焼いて、自由に生きて、スキで繋る

          私たちの好きなパンを形にする

          「パン屋になったらいいよ」と言ってから、かれこれ4年が経った。 その間にその人は独学でパンを学び(実際にはもっと前から少しずつやっていた様子)、資金を貯め、フランスへ修行に行き、今はパン屋で働かせてもらっている。 普通の人がパン屋さんになりたい、自分の店を持ちたいと思うタイミングはきっと、パン屋さんで働いている時で、そうしている間に資金が溜まって、フランスに行きたい!とかいよいよ開業になるんだと思う。 だから、彼は端から順序が少しおかしい。 そしてそんなことを全く気に

          私たちの好きなパンを形にする