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男性保育士が日本版DBSに思うところ

日本版DBSが国会に追う案提出されたとのニュースを聞いて、
男性保育士である僕がどう感じたかを記事にしたいと思います。


1.日本版DBSのニュースを聞いて感じたこと

このニュースを聞いて、
こどもの安全に期待できるとともに、
これで少しは安心して働けるかもしれない、
この制度には賛成
と感じました。

これまで子どもに対する性犯罪のニュース、
特に男性保育士による性犯罪が世の中を賑わしたときには、
保護者など周りからの目を必要以上に意識して保育をしていきました。

特に

できるだけ女児と2人きりにならない
プライベートゾーンに関わるときには、女性の保育士と交代するか一緒にいてもらう

世の中が騒いでいるからというわけでなく、
普段から意識していることだけど、
こういう時にはあえて周りにアピールするような関わりをしてきました。

変に疑いをかけられたくないですから。

日本版DBSができたからと言って、こういう関わりを変えるつもりはないですが、精神的には少し楽になるかなと感じています。

どうしても男性保育士で括られることが多いですから。

日本版DBSが導入されることによって
上記の二つの関わりを後ろ向きの意識(自己防衛のため)ではなく、
こどもの人権を意識した関わりとして
もっと前向きに取り組んでいきたい。

2.日本版DBSにさらに望むこと

ニュースの中にもあるけれど、制度上の抜け穴があるらしい。

こうした罪でも示談が成立するなどして、不起訴処分になった場合は対象から外れる。衣類に体液をかけるなどの器物損壊罪や暴行罪、下着を盗む窃盗罪も照会の対象外になっている。「まずは一刻も早くスタートすることが重要だが、抜け穴は残っている。

上記の中日新聞のニュースより

「こうした罪」というのは、痴漢や盗撮のこと。

子どもに関わる犯罪だけでなく、こういう犯罪も対象にしてほしいと思う。

もし自分の子どもが、痴漢をした人に担任してもらっているかもと思ったら、
いやじゃないですか?

小学生くらいになれば、子ども自身も嫌だと思うし…

ということで、対象の犯罪を広げてほしいと思う。

記事では、20年は短いのでは…と言っている方もいます。
僕はとりあえず20年で運用してみて、
20年後にもう一度検討すればいいのではないかと思います。
そこを論点にして、他のところを骨抜きにされたり、開始時期が遅くなったりするほうが、子どもの安全が脅かされると感じています。

あと、記事にある「おそれ」のある人への「判断」については、
別のところでもっと検討してほしいです。
「おそれ」ということは、
まだ起こっていないことに対することなので、
どうにでも判断できてしまいます。

ということは、
「あの人、嫌い」
と誰かが思ってデマを拡散したら、子どもに関する職に就けなくなる恐れがあります。
流石にそれは困ります。

前科がない人から、子どもを守る手立ては、
日本版DBSに求めるのではなくて、
別の手段を考えてほしいです。

3.日本版DBSに期待すること

日本版DBSの導入によって
子どもの安全が守られてほしいとともに、
男性保育士への偏見!?も軽減してほしいと思います。



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