先生、変われますか? #センセイを捨ててみる。
すべての教師に起業を勧めているわけではありませんが、私自身は起業する予定でいます。また、起業という手段は「主体的なキャリアを歩む」という点で有効ですし、やりがいも高いと感じます。
そのうえで思うのは、
「セカンドキャリアとして起業を考える教師は、少ないだろうな」
というもの。
なぜなら、上記①から⑦の項目の多くが、教師の持つ特性に該当していると思うからです。
①「失敗=悪」という価値観
学校は、失敗を許容してくれる場として機能していません。できる限り、「失敗しないようにしないように」と、生徒を誘います。
②指示待ち体質
多くの教師の行動規範は、「同僚の動き」です。「空気」と言えば、言い過ぎでしょうか。一見すると主体的に動いているように見える人もいますが、内実は「空気」です。
そして、「教師の仕事は生徒に”適切な”指示を与えることだ」と思っている教師も多くいます。指示を与える側が指示待ちになるのは必然です。
③安定志向(挑戦を避ける)
言わずもがなです。
④コミットが弱い
その対象にも拠りますが、この記事の趣旨としては、「自己実現に向けた関わり方」と考えるといいでしょう。「教師の自己実現」とは「生徒の育成」ですが、未来の動向や教育の本質を正しく踏まえているかどうかがカギになります。
⑤分業制が染みついている
このケースはあまりなさそうですね。いい意味で「一国一城の主」という自覚があれば、起業へのアドバンテージになりそうです。事業が軌道に乗るまでは、あらゆることを一人で推し進めていく必要があるからです。
⑥他責思考
これも問題ありません。適度な自責思考があれば、責任をもって仕事に取り組めそうです。
⑦「収入=労働の対価」という価値観
教師はサラリーマンです。雇われていて、組織に属しています。
サラリーマンは、時間を売ることで対価としての収入を得ています。この点は教師も同じですね。
ただ、教師はいくら働いても収入は増えません。一般的には、勤続年数に応じて収入が上がります。
よって、あなたが多くの収入を得たいのなら、教師を離れるしかありません。その後、起業するのであれば、まずは夜昼なく働くことになるでしょう。
ただし、どんなに時間を、エネルギーを投入しても、その労働に見合った集が得られるとは限りません。起業後の収入の多寡は、あなたが提供した価値の大きさに比例するからです。
よってあなたに求められるのは、「価値提供」という概念です。
見たところ、起業を目指す教師のアドバンテージは、
”自分の力で最後まで責任をもって新たな領域に臨み、うまくいかなくても人のせいにしない”
という点でした。
でも、この程度のアドバンテージではちょっと苦しい。
それは、教師という職業の特性である「主体性の弱さ」や「チャレンジ精神の希薄さ」をカバーしきれないと思うからです。
教師というのは、因果な商売です。
主体的な次世代育成を目指しながら、その主体性を奪うようなシステムに加担している。
誰かのコミットを抑制している人が、
人生にコミットできるわけがありません。
だから、まずあなたがすべきことは、
✔誰かのコミットを阻害することをやめ、
✔可能ならその「誰か」のコミットをサポートし、
✔同時進行で、あなた自身が欲望や志に向けてコミットすることです。
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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!