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レシピ通り作りたい母VS芸術が爆発した娘

こんにちは、HaruKasuです。先日、3歳9ヶ月の娘と図書館に行きました。「ママー、これも借りたい」と何気なく持ってきた動物パンの本。我が家にはホームベーカリーがいます。その名も「パン子」です。主人との会話の中でホームベーカリーと何度も単語を発することが面倒になり、我が家では「パン子」と呼ぶことにしています。

パン子の稼働率は月に4〜5回。多い時は7〜8回働いてもらっています。こういう便利家電って、はじめは珍しくて使うけど、いずれ使わなくなる率が高いですよね。しかし、我が家は割と使ってる方なのかなと思います。離乳食期にほとんどご飯もおかずも食べてくれなかった長女。パンなら食べてくれて、野菜入りのパンやひじき入りのパンなど試行錯誤しながら作りました。パン子と一緒に娘の偏食期を乗り越えたと言っても過言ではないです。

話はそれましたが、この動物パンの本。色々な動物の成形の仕方が書いてあり、娘と一緒に見ながらわくわくしました。まずは簡単そうなネコから作ってみようと思い、娘と一緒にチャレンジ。

インスタ映えを目指したい私。作り方を頭に叩き込み、いざ娘と実践。本のようにかわいいネコだと娘も喜ぶかな。目は娘の好きなレーズンを付けようかななど、わくわくしながら段取りバッチリで挑みました。子供との料理って段取りが重要ですよね。もたもたしてると大惨事になることも……スムーズに私も娘も楽しめるようにシュミレーションもばっちりでした。

手取り足取り細かく成型の仕方を娘にレクチャーし、娘もしっかり聞いてくれ輪郭を一緒に作れました。あまりにもうまく成型できたので私もうれしくなり、「上手じゃーん!!」と褒めちぎりました。娘も自信がついたのかぶつぶつと独り言を鼻歌まじりに言いながら、なにやら余った生地をこねこねし始めました。なんともかわいい姿にほっこりしつつ……

余った生地はネコには使わないので、適当に丸めて一緒に焼こうと思っていました。何度か娘に「次はお目目つけるよー、こねこねはおしまいで良いよー」と声をかけて気を引こうと思いましたが、娘の芸術が爆発したようで、一切聞こえていない様子。「本の通りに作らなきゃ、本みたいなネコちゃんじゃなくなるよ!」と言っても無駄でした。「ママ!できたー!」と。

顔から手足の生えたネコでした。大きさが変わると焼き時間が……とか5匹のネコの形をそろえてインスタ映えするネコを作りたいと思ってましたが、とりあえず2次発酵させ、焼いてみる事に。

完成したのはどう見ても「タコ」でした。生地は膨らみ、耳がなくなり、肥大した手足。体は作っていないのでこうなるよね……(笑)と思いましたが、「ネコ」を作ろうと思ったら「タコ」ができるなんて、娘は天才なんじゃないかと思いました。どう見てもタコにしか見えないパンですが、焼きあがったパンを見て、娘も予想とは違った様子。「パンって焼いたら膨らむんだよ」とフォローしましたが、しばらく沈黙してパンを眺める娘。心なしか、少し悲しそうな顔……もっとレクチャーしてあげた方が娘が納得したパンができたのかな、と私も反省しかけていた時。娘は「明日の朝ご飯はネコのパンたべる!」とにっこり。娘がネコというならこれはネコなんだ!と思い、私も「明日の朝はネコのパンね!」と自信満々に復唱しました。

本の通りにはできませんでしたが、とても楽しいパン作りでした。レシピ通りではなかったですが、私が作ったものよりも、娘が成型した手足付きのネコがダントツで一番かわいかったです。




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