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「子ども 風邪 何日くらい 治る」

朝起きて「まま 目玉焼き食べたい」と言うので作った。
発熱して5日目の朝。 低めの微熱。
高めの平熱と言えなくもない。まぁまぁの咳と鼻水。
昨夜は、ほとんど夜中に起きることなく眠れた。

外せない用事があったら、学校行かせちゃおうかなと迷う体調。
勤めていたら、迷わず学校に行かせる体調。

5日目になっちゃった。
私 間違ってるのかな。
不安になって、検索しちゃう。
「子ども 風邪 何日くらい 治る」

 病院に連れて行って薬を飲ませたほうがやっぱりいいのかな。
風邪がからだの中を、今ふさわしい風になって通過していくのを、水分や安静や体温調節に気をつけながら、体をさすったり抱いたり輸氣したりしながら味わうにしても、不安になってしまった。

 娘も体がすっきりしないストレスで、時折イライラぶつかってくる。
私も、我慢したりなだめたりなだめたり、飲み込んだり、かわしたりするものの、しきれなくなる瞬間があって、ゴミ袋を思わず床に投げてしまった。
はっとして。謝った。
 ごめん。

 ゴミ袋を投げてしまったキッカケは、カリンの蜂蜜漬けが咳を鎮めたり免疫力を上げるのにいいから、ちょっと飲んでねと水割りにして出したことだった。
「いらない」
でも、お薬になるよ
「いや。嫌い」そんなやりとりがしばらく続いて、

わかったよ。
じゃぁもう言わないよ。 
と、私は言葉では引き下がったのだけど。
せっかく作ってあるのに、せっかく飲みやすいようにしたのに、せっかく…、せっかく…と言う気持ちが膨らんでしまって、しばらくしてから、引き下がらない私の想いが出てしまった。

 わたしが子どもの頃は、カリンの蜂蜜漬けじゃなくて、カリン酒をゲホゲホ言いながら飲まされた。喉が熱くなって、いつもとても嫌だった。
でも、具合が悪い時に飲みなさいって言われたものを飲まないなんてあり得なかった。
と思ったら、そのまま口から出てしまった。

ままが子どもの頃は、具合が悪い時に、バァバに飲みなさいって言われたものを飲まないなんてあり得なかった。

「風邪の時かりん飲んでる友達いないもん。それにさっき、もう言わないよって言ったじゃん」

それで。
手に持っていたゴミ袋を床に投げてしまった。斜め前方とかじゃなくて、自分の足元の真下に。
それで、はっとして。
ごめん、と謝った。

私が謝った後、娘はひと口カリンの蜂蜜漬けをストレートで口にして
「うわっ 甘いっ」と言って水をがぶ飲みした。

そんなやりとりをして、顕れた私と向き合って。
あぁあ 私もおかーさんにそう言うふうに、真っ直ぐ正直に言えたらよかったのにな、と思った。
そしたら、今日のようなやりとりは、もう少し違ってたように思う。
嫌だったけど、とても・・・おかーさんに向かって嫌って言えなかった。
でもこれで。一つコマを前に進められたかな。
娘と向き合う時も、結局は、自分。
私なんだなぁ。

カリンの蜂蜜漬け。種が特に薬効があるんだって。

4歳くらいまで、娘はよく風邪をひいていた。
そのころは風邪をひく気配を感じたら即小児科に連れて行って薬持参で保育園に通わせて、私は勤めに行った。
勤めを休むほどにならないまま過ごせるように細心の注意をしていた。
でも、すっきりとしない風邪気味期間は長かった。
それは、普通の、当たり前のことで、そのことに対してなんとも思っていなかった。

小学校に入ってからほとんど風邪をひかなくなった。

 そう思うと、こんなにまっすぐ娘の風邪に向き合ったことはなかったかもしれない。
少なくても、今回のように「娘が真ん中」にいる風邪の暮らしをしてこなかった。いつも私の都合。
今後も、私の都合になることはあるかもしれない。
だから今回、ほんとうに有難い時間を過ごしているんだなと思う。

低めの微熱は、お日様が高く昇るとともに同じように上がって、高めの微熱になった。
しょうがないね〜と言いながら面白がって、発熱した日からの朝昼晩の体温表を記憶を辿って作って、娘が学校から持ち帰っているタブレットのPagesで折れ線グラフにした。
グラフにしたら朝晩の熱の差がだんだん小さくなってきていて、なんとなく体調が整ってきているように見えた。

食欲はいつもの半分以下くらい。
でも夜ご飯にリクエストされたのは 「ウィンナー」
美味しい美味しいと言いながらウィンナーを食べた。

私のバイブル。好きなものが詰まってる愛読書

 夜は久しぶりに楽健法をして、背中に輸氣をしてスヤスヤ眠りに入ったところ。

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