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CD③ CDを作ろうと思った日

何をきっかけに CDを作ろうと 心に決めたのかというと
昨年5月の連休に行った 伊豆へのツアーで私の歌を聞いてくださった方が

ライブの後に 「あさがおのたね」が入っているCDはどれですか?
と聞いてくださったことが 最初のきっかけだった。

ライブで歌った「あさがおのたね」は
その日 歌詞を忘れてしまって 途中からこの日限りのオリジナルになったのだけど。

そんなんで 歌ってる私自身はしどろもどろだったんだけど
それでも
もう一度CDで「あさがおのたね」を聴きたいと思ってくださる方がいるということは
本当にうれしくて びっくりした。

わたし いい歌を唄えているのかな。
歌えているのかもしれない。
どなたかの心の中に残る歌が歌えている ということはよろこびだった。

伊豆のツアーには
「弥勒のCD」と「花子Baby`s」のCDを持参していた。
肉体を持たないパートナーたちは 音を奏でることはできないので
もう CDの音源のような表現は ライブでは再現できない。

これらは たいせつな私の音の歴史。

でも 普段のライブの時にCDを並べることを 今はほとんどしていない。

紛れもない私だけど これは今の私ではない という思いがあって並べることができずにいるからだ。

伊豆のツアーでは、私の今までのライフイストリーを語りながら 歌を歌うという形式でライブをした。
そのなかに「弥勒」と「花子Baby`s」も自然に登場するので
私自身も過去のCDを並べて買っていただくことに なんの不自然も感じることがなかった。

「また 伊豆に歌いにきてね」と言ってくださる方に
また必ず会いましょうね〜と手を振りながら

次は まったく同じライブはできないな 
まったく同じ歌は歌えないな 
まったく同じ話はできないな

もう一度会う約束をするということは
私が 前に進んでいくということなんだなと思った。
次に会うときは 今の私のCDを持って会いにきたいと思った。

とはいえ
すぐにCDを作る準備を始めたわけではなかった。
少し意識して 
いろいろなCDを 「1曲の歌」ではなくて 「CDアルバム」として聴いてみた。

う〜〜〜〜〜〜ん。
まとまりがあるなぁ。

私は あれもこれもあれもこれも私なんだけど どうやったらまとまるんだろう。

どんなCDにしようかという具体的なアイディアも浮かばないまま夏が過ぎて秋になって冬になった。


12月 「てるみんのお誕生日をお祝いしてくださいソロライブ」

12月になって
西舞子のこずみっくで 「てるみんのお誕生日をお祝いしてください ソロライブ」をするときに
好きなことを ぜ〜ん〜んぶやってみようと思った。

好きなことやってみたいことは 前日になってひっくり返ったり当日思いついちゃったり大忙しだったけれど ずーっと血が騒いで面白かった。

予定通りの調和というより、 予定外に調和しちゃう感じだった。
そんな私の様子をあいこさんが「てるみん劇場」と呼んでくれた。

CDもそれでいこう。 ストンとハラに落ちた。

今回のソロアルバムは 過去を生きて 今を生きて 未来へ歩いている
今の「わたし」をテーマにしている。

収録曲の種類としては3種類に絞った。
・私の音楽活動の原点になっている 「八重山民謡、沖縄民謡」
・保育園で子どもたちと歌ったり 各地のライブでみなさんと歌った 「童謡唱歌わらべ唄」
・てるみん作詩作曲、はるちゃん作詞、まこりん作詩作曲、テルさん作詩作曲の「オリジナル曲」

絞ったとはいえ、統一感があるのかないのかと言ったら 全くないだろう。

でも 私が主役になって歌うことで ひとつにまとまる。

生きるっていうのはそういうことなのかもしれない。

突然 思いつきで作り始めたみたいに見えたかもしれないけど
けっこう 考えていたってことが 今 こんなふうに書いてみて分かりました。

てるみん 結構しっかりしてました。



長年書き綴ってきたブログがあります
いろいろ考えて
今後は noteに移行していこうかなと思って試行錯誤中です。


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