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番号札は1。

地域のコミュニティセンターが会場になっている集団検診に行った。
私が時間を間違えて開場より30分早く着いてしまって、つまり一番乗り。番号札は1。
一番というのは、結構うれしいもので、なんだかにやけちゃう。

レントゲン車の更衣室で モゾモゾっと着替えてる時のこと。

「あらっ もしかして あなた歌う人じゃなぁい?  あら やっぱり。」
と声をかけられた。
「この前の農業公園にも聞きに行ったのよ〜〜〜 とてもよかったわぁ〜」

ありがとうございます〜
来てくださっていたんですね〜
うれしい
明日は新長田の鉄人広場で歌うんです
また 明石で歌える機会があったらうれしいんですけど

「そしたらまた行くわねぇ〜〜〜」

ありがとうございます〜

モゾモゾと着替えをしながらおしゃべり。
びっくり。うれしい。ちょっと恥ずかしい。 

集団検診は年配の方がたくさんお手伝いに来られていて、検診が終わったらお茶を出してくれたりお菓子をくれたりした。
近所のおばさんのお家に遊びに来たみたいで、なんだか子どもになったみたいだった。
大切にされている感じがした。とてもうれしかった。

あっこさんを待ってるとこ

10月15日(日)新長田での琉球祭を前に、
ポーポー本番前の海練。やっといい季節になった。
三線と笛の練習は海がいい〜。
暑くもなく寒くもなく。海を見ながら気持ちがいい。

ポーポーの練習を大蔵海岸でしていると必ず見つけて聞きに来てくれるおじさんがいる。
いつもいつも、どこから見つけてきてくれるのか分からないけど、必ず来てくれる。
今日はどうかなぁと思っていたら、やっぱりおじさんが現れて、リハーサルのお客さんになってくれた。

練習とはいえ、誰か聞いてくれる人が目の前にいるのといないのとではだいぶ違う。
ありがたいなぁ。


帆船が見えた

明石海峡をみながらあっこさんの笛と合わせて歌っていたら 普段は見ない帆船が見えた。
帆船を見ると
漕ぎ出す 出発するという感じがする。

さぁ漕ぎ出そう と準備を段取りして進めて 準備万端自信を持って漕ぎ出したことが今まであったかな。。。とふと考えた。

準備は気づかないうちに無意識に 
でも本能的に進めていることが多くて、後になって意味がわかったり、あの行動はそういうことだったのか、あのように思ったのはこういうことだったのかと気づく時、
あまりに自然で完璧な流れに言葉もでないことも多かったように思う。
気づいた時には漕ぎ出していることが多かったように思う。

そういう時は いつも帆船で 
その帆をいつどのように下ろすのか 考える間も無く完璧にできることが多い気がする。
海も空も風も大自然の全てが私とひとつになるからかもしれない。

そんなことをふと思った。

家に戻り車を降りて 三線を背負って歩いていると ふんわりと懐かしい香りがした。
今年初めて風が わたしたちに運んでくれた香り。
金木犀だった。
キョロキョロと見回して 一体どこから香るのだろうと探した。

あぁ また会えたね。
ありがとう。
とてもうれしいね。

季節は巡っているんだな。
どうもありがと。




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