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全く人の役に立たないことを書き続ける決意のようなもの。石を書く。

うまく言えないのだが、他のクリエイターさんのように、人の役に立つことがどうも書けない。
好きな漫画につげ義春の「無能の人」があり、そこに<石を売る>がある。その精神で行こう。

犬が食事を要求する時は、スリッパを咥えて激しく振る。
スリッパは何度殺されたか分からない。不死身だ。いずれにしても合図として高い効果を備えている。
食事が出される間は、黙って小躍りして、人間の足に沿って小走りする。注がれる間ボウルの横に立っている。食べるときは時折、耳を倒してこちらを見る。謝意として。
食べ終わると、両前足の爪と爪を合わせて小さく△を作り、鼻先はちょっと外れたところに置いてこちらを上目づかいで見る。この△の形にすっぽりと鼻先も収まっていると「あたり」をもらった気になる。

今日も営業についてアドバイスを乞うべく、某社CEOに電話。
結論から言うと実行あるのみ。
途中から夫がAIの話で加わり、そのCEOと話が弾みだす。そちらは、金融・証券業界の話だ。

一昨日、同業の友人らと4人でZoom飲み会をした際に、ご主人を紹介してくださった方がおられた。
そのご主人が熱をこめてマレーシアでのご自分の仕事の成功について話される間、彼女は最初「女子会なのに困った」風な顔を横でされていたが、私たちが本当に面白がって話を聞いていたので、途中からご自分もその話を喜んで聞いておられる風が伝わってきた。

夫が話し出すと(止まらないのが怖く)遮るエネルギーを送る自らを反省した。それで今日の電話は1時間半になったが、社長さんは喜んで聞いてくださる風だった。

マレーシアでは、デパートに入る際も自分の個人情報と連絡先を、店頭のシステムに入力しないといけないそうだ。国民の自粛努力にのみ頼っている日本政府とは偉い違いだ。確かにQRコードを読み込んでデータを入れるシステムはあるのだが、分散化しすぎで、どこかでデータを一元化しないと…。

イタリア人のご主人と結婚し、自粛直前に滑り込みでイタリア入国した友人が男性名詞女性名詞複数単数すべて変化する名詞について話す。ブラジルで幼少期を過ごした別の友人はポルトガル語の名詞変化は2つだけだという。変わって、と意味の分からない会話が交わされる。

この文を打っている間、犬はU字を逆さにした形で伏せをしてこちらを向き、後ろ足はペタリとオームを逆さにした形になっている。

亡くなった俳優のことを思う。その美しい肉体と絶望…。だがApple Musicでカーステレオから流れるイルマを聴きながら渋谷から首都高に乗った時、心を寄せたその俳優の魂が近くを通ったような気がした。

いやそれが、とても平安なんです。

と語っておられるような気がした。

昼:コンビニ弁当
夕食:カレイの煮つけ、大根の煮物、トマトと胡瓜